当市の水道事業におきましては、水道の基幹管路となる送配水管の耐震化に伴う布設替工事等について、これまで、優れた耐震性能を有する特殊な継手構造の耐震管の採用とともに、これらの施工に精通した技術者の育成と品質の確保を図る目的から、平成２７年度より工事に必要な技能資格要件について、特記仕様書並びに施工条件へ明示しております。
　しかし、近年、各地で大規模な災害等が発生し、管路が破損した場合の迅速かつ効率的な復旧対応が求められるところであり、これらを可能とする技能者の育成や人員の確保、施工現場における適正な配置に加え、元請け業者においても、適切な判断や指示等を可能とする取り組みが必要であると考えます。
　これらを踏まえ、工事における適正な品質の確保と、施工管理体制の充実・強化を目的として、元請け業者の施工管理を担う主任技術者についても、工事の内容に応じ、必要な技能資格を有していることを義務付けることといたしました。
　今後、一定期間の経過措置を設け、令和４年４月１日以降入札する工事において、下記のとおり、水道施設工事の入札参加資格要件を付することになります。
　登録業者の代表者様におかれましては、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の受注者の責務として公共工事の適切な実施のために必要な技術力の向上並びに技術者、技能労働者の育成確保に努めなければならないとされていることを踏まえ、技術者の資格取得等、育成にご配慮いただきますようお願いいたします。

１、導入する資格要件（令和4年4月1日以降入札する工事）

２、導入における経過措置

３、資格要件義務化適用年月日

４、大町市水道事業者主催の講習会について（開催済み）