高瀬渓谷の噴湯丘は貴重な文化財です ~天然記念物の保護にご協力を~

2025.7.11

高瀬渓谷の上流部、温泉が噴出して湯けむりが立つ「湯俣地獄」。この場所にある独特な形状をした「噴湯丘」は、学術上貴重な自然現象であるとして、今から100年以上前の大正11(1922)年に、一帯が国の天然記念物に指定されています。
中部山岳国立公園内にある高瀬渓谷の噴湯丘は自然が造り出した貴重な文化財であり、国民全体の財産です。貴重な天然記念物を後世にも伝えていくため、その保護にご協力をお願いします。

※噴湯丘は自然現象として形成されたもので、自然の摂理の中で崩れていくことはやむを得ません。しかし、来訪者が写真撮影等で噴湯丘に登るなど、意図的に文化財をき損する行為は文化財保護法等に基づく処罰の対象となり得ます。また、噴湯丘以外にも「野湯」や「天然露天風呂」などとして周辺の土地の現状を変更することは、同様に同法等により禁止されています。噴湯丘の見学時には、くれぐれもご注意いただき、素晴らしい景色をお楽しみください。

国天然記念物「高瀬渓谷の噴湯丘と球状石灰石」

 大正11(1922)年10月12日指定  長野県大町市平湯俣

高瀬渓谷の湯俣川下流付近で、炭酸カルシウムを主成分とする温泉沈殿物が河床に堆積して小さな火山のような形の「噴湯丘」になり、その中央の湧き口に白い小豆粒大の霰石(あられいし)と呼ばれる「球状石灰石」(球状方解石)ができる現象が珍しいものです。


高瀬渓谷の噴湯丘


球状石灰石(市立大町山岳博物館蔵)

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