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黒部ダムカレーとは?
黒部ダムカレーとは
黒部ダムカレーは、日本一の大きさを誇る黒部ダムをモチーフに作られた長野県大町市のご当地カレーです。
立山黒部アルペンルートの長野県側の拠点である扇沢駅「扇沢レストハウス」で昭和40年代から提供されていた「アーチカレー」がその元祖となっています。
ご飯を堰堤(えんてい)、ルーをダム湖に見立てたその見た目は迫力満点!
現在、大町市内16の店舗と黒部ダムレストハウス、梓川サービスエリア(下り線)、長野県内3店舗のCoCo壱番屋で提供されています。
それぞれのお店の思いが込められた黒部ダムカレーをぜひご賞味ください。
黒部ダムカレー5つの掟(おきて)
- その壱
- お米をダムの堰堤の形にするべし
- その弐
- カレーのルーは必ず堰堤の外側(円弧の外側)に流し込むべし
- その参
- カレーのルーの上にガルベ(黒部ダムの観光遊覧船)に見立てた“トッピング”を乗せるべし
- その肆
- 料金は700円以上とするべし
(良質なカレーを提供するため) - その伍
- 必ず水をつけるべし
(北アルプスの麓、大町の水をご堪能いただくため)
黒部ダムカレー物語
昭和32年5月、黒部ダムへ通じる大町トンネル(現:関電トンネル)工事も佳境に入ったまさにその時、工事現場は大破砕帯にぶつかり毎分40トンもの出水にみまわれてしまいました。水温はなんと4℃。そのような厳しい環境のなかでも工事は24時間休みなく行われました。
あまりの寒さに唇を紫色に腫らし震えながら戻ってきた作業員達が何よりも楽しみにしていたのが、当時は珍しかった“飯場”のカレーライスでした。
週に1回程度の割合で出されたカレーライスのひと口ひと口が胃の中で燃え上がり、冷え切った体を温めてくれたそうです。
黒部ダムの建設現場において作業員の心の拠り所でもあったカレーは、ダム完成後は日向山高原にあった大町クラブハウスで「アーチカレー」となって提供が始まり、昭和40年代初頭には、扇沢駅大食堂(現:扇沢レストハウス)で本格的に提供が開始され、今日に至っています。
そして、極寒の黒部で働いた作業員の皆様や、観光に来られた皆様に愛されたカレーライスは、平成21年7月に大町市内の15店舗がそれぞれのお店の思いを込めて、現代版“黒部ダムカレー”として販売されることになりました。
黒部ダムの建設、そして観光と共に歴史を刻んだカレーをぜひご賞味ください。
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