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大町市総合福祉センター



市民参加の福祉への道
大町市は北アルプス地域の中心都市。「福祉のまち大町」のキャッチフレーズのもとに、数多くの福祉事業が行われてきました。「ハートピア仁科の里」は、行政が一方的に提供する福祉施設ではなく、市民ひとりひとりの福祉への声が反映された、「活用されるための施設」を創ることを掲げました。その一環として試みた市民参加の意見交流会は、設計段階から施工に至るまで12回にもおよぶ白熱ぶりとなり、そこであげられた多くの要望が、設計に取り入れられました。
市全体が福祉を受け止め、安心して住める心豊かな地域造りのために、誰でもが積極的に参加できること。また参加しやすいユニバーサルな環境を提供することが、大町市総合福祉センター「ハートピア仁科の里」の基本理念です。

名称とシンボルマークの説明
「ハートピア」はハート(心)とユートピア(理想郷)を合わせた造語です。ハートが集まるという意味もあり、人々の心の参加も意図しています。「仁科の里」は仁科神明宮のある大町市の古代名称。歴史と神聖な想いを感じさせます。名称を囲む半円のラインは、「包み込む、受け入れる」を意味し、ハートのデザインは「心が集まる」ことを表現しています。コーポレートカラーに選ばれた「茜色と桜色」は、大町の朝焼けとオオマチザクラの花の色。福祉に対する熱意と優しさを表しています。
フロアマップ
1階


●デイサービスセンター「こすもす」
交差した梁とピンク色のロッドがリズムを造る吹き抜け。天窓から降り注ぐ柔らかな光、ふと空を仰ぐ楽しさを与えてくれる優しい空間です。

●止まり木タイプの椅子と畳敷きのこあがりがある喫茶コーナー

●タイプ別手洗いコーナー
車いすの方・歩行訓練中の方・どなたにも利用しやすい洗面台

●鷹狩りの湯(こすもす)
デイサービスセンターには、一般浴はもとより、機械浴として車いす方式と担架式2機を設備しており、いずれも入浴を楽しむことができます。デイサービスの楽しみが増えました。

●ヘルパーステーションカウンター
管理事務室では高齢者に関わる相談だけでなく、保険福祉全般にわたる相談窓口、住民票の発行などを年中無休で行っています。

●障害者デイサービスセンター「たんぽぽ」
個人入浴施設も整えられ、主に重度の知的障害者の日常生活訓練の場として利用されています。

●障害者共同作業所「ひまわりの家」
障害者の皆さんの社会参加を促す作業訓練の家です。明るく広々とした内部、食堂や更衣室も完備され指導員の数も充実しました。自主制作品は本館喫茶コーナーで直営販売いたします。
2階


3階



白熱灯の柔らかな光が心地よい大広間は、持ち込み自由。自販機もあり貸し切り使用も可能です。

公衆浴場は午前10時から午後9時まで開業。
入浴料は、一般400円(高校生~64歳まで)、高齢者200円(65歳以上)、小・中学生200円、障がい者200円、回数券もあります。

鹿島の湯に設置されたサウナは、木の香りも心地よい本格派。美容と健康増進にどうぞ。
ユニバーサルデザイン
冬季の降雪を考慮した設備、車いす対応の段差のない導入、安心・安全がすべての基本です。
歩きやすく滑りにくく、水はけのよい通路は緩勾配仕上げ、段差のない進入路と、風除室のある玄関。
手すりの付いた下駄箱。
介助の必要な方はいつでもスタッフに声をお掛けください。

●駐車場から傘をささずに入館できる「雁木(軒)」を設置。

●玄関の靴入れには手すりとステンレス皿が敷かれ、雪靴での来場にも配慮。

●歩道にも段差をつけず、進入路もすべてフラット仕上げ。




●あらゆる入り口部分に視覚障害者対応の突起タイルを設置。
●車椅子対応のエレベーターはガラス窓付き。内部の様子がわかります。

ささいなことですが
ドアノブにもユニバーサルデザインを
取り入れました。
車椅子の方にも使いやすい大きなレバーハンドルを設置したり、
直感的に操作方法がわかるデザインのドアノブを取り入れ
入室時のストレスを少なくしました。
アクセス

この記事へのお問い合わせ
大町市総合福祉センター
住所:大町市大町1129
TEL: 0261-22-1501
FAX: 0261-22-7071
E-mail: heartpia-n@city.omachi.nagano.jp
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