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夏期食中毒注意報
夏期食中毒注意報が8月26日から28日までの3日間、全県に発出されました。
現在、気温・湿度ともに高い気象条件が続いており、食中毒の原因になる細菌が非常に増えやすくなっています。
細菌による食中毒を防ぐためには、原因菌を「つけない・増やさない・やっつける」ことが重要です。以下のことに注意して、食中毒を予防しましょう。
食中毒予防の3つのポイント
1.細菌をつけない ~原因菌を食品につけないために適切な手洗いをしましょう~
- 手には様々な雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食品につけないように、次のようなときは必ず手を洗いましょう。
■料理の盛り付け前 ■トイレ後・鼻をかんだ後 ■ペットなど動物に触った後
- 清潔なまな板・包丁・ふきん等を使用しましょう。生の肉・魚・卵の調理で使用した調理器具もしっかりと洗い、熱湯消毒なども有効です。
- ゴミや不要なものは片付けておきましょう。
2.細菌を増やさない
- 加熱した料理は熱いうちに、冷たい料理は冷たいうちに、出来るだけ早く食べましょう。
- 食品は冷蔵庫で保管しましょう。食品を室温で放置すると、細菌を増殖させる危険性があります。
- 生肉・生魚やドリップが、果物やサラダなど生で食べる物・調理の済んだ料理に触れないようにしましょう。
3.細菌をやっつける
- 加熱調理する時や温め直す時は、中まで十分に火を通しましょう。
- 生肉には、腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラなど様々な細菌が付着していることがあります。少量の菌でも食中毒の原因になることがあるため、新鮮なお肉であっても十分に加熱して食べましょう。
- 調理器具も使用後はしっかりと洗浄し、乾燥させて保管します。ふきんやスポンジも煮沸するか、台所用漂白剤に一晩漬けると効果的です。
衛生的な手洗いの手順
- 流水で手を洗う
- 洗浄剤を手に取る
- 手のひら、指の腹面を洗う
- 手の甲、指の背を洗う
- 指の間(側面)、股(付け根)を洗う
- 親指と親指の付け根のふくらんだ部分を洗う
- 指先を洗う
- 手首を洗う(内側・側面・外側)
- 洗浄剤を十分な流水でよく洗い流す ※②~⑨までの手順をくり返す2度洗いが効果的です。
- 手をふき乾燥させる
- アルコールによる消毒をする
家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
(厚生労働省リーフレット)キャンプやバーベキューなど野外で調理する時の注意点
◇手を洗いましょう。様々な場所を触る手には、多くの細菌やウイルスが付着しています。
調理前、生の肉や魚介類を扱った後、盛り付け前、食べる前などのタイミングで手を洗いましょう。
◇お肉は十分加熱してから食べましょう。
・肉の焼け具合を確認できるように、明るいところで調理をしましょう。
・生肉に接触した野菜類も十分に加熱しましょう。
・食べるときの箸と、焼く時の箸やトングを使い分けましょう。
◇食品の温度管理に注意しましょう。
・食品の保管は保冷剤やクーラーボックスを活用しましょう。
・肉や魚介類はビニール袋に入れるなどして肉汁(ドリップ)等が他の食材に付着しないようにしましょう。
◇野外で見つけたきのこや山菜を安易に食べないでください。
7月26日に『有毒きのこ食中毒注意報』が発出されました。有毒植物やきのこの誤食による食中毒は、全国で起きています。
知らない植物やきのこは「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」を徹底しましょう。
冷蔵庫は正しく使いましょう
〇冷蔵庫に物を詰めすぎない・冷蔵庫は冷気を循環させることで庫内を低温に保ちます。収納量の目安は7割程度。
・物を詰めすぎると冷気の吹き出し口を塞いでしまい、うまく冷えないことがあります。
〇食材によって置き場所を変える
・生肉や生魚にはサルモネラ属菌や腸炎ビブリオ等の食中毒菌が付着していることがあります。
ビニール袋に入れるなどして、庫内で肉汁(ドリップ)が他の食材に付着しないようにしましょう。
・サラダなどそのまま食べる食品と生肉・生魚が接触しないように離して保管しましょう。
〇冷蔵庫の開閉は必要最小限に
・冷蔵庫は扉を開けると庫内温度が上昇し、元の温度に冷えるまでには時間がかかります。開閉は最小限にしましょう。
〇冷蔵庫を過信しない
・冷蔵庫内は無菌状態ではありません。冷蔵庫内で増殖する食中毒菌もいます。
・長期間の保存は避け、できるだけ早めに食べるようにしましょう。
食事をする際の注意点
特に食事をする際に注意したいのは、①手洗い、②調理後すぐに食べる、③残った食品や料理は冷蔵庫で保存する ことです。【気を付けたい食品】
○煮物(カレー等)
残った煮物などを保存する場合は、早く冷えるように小分けして冷蔵庫内で保存しましょう。鍋のまま室温で放置すると、細菌が増殖し毒素を産生する危険性があります。
○浅漬け
必ず冷蔵庫内で保存し、できるだけ早く食べましょう。作る時に、野菜をよく洗いましょう。
関連リンク
- 家庭でできる食中毒予防の6つのポイント (厚生労働省ホームページ)
- テイクアウトやデリバリーをする場合の注意事項(長野県ホームページ)
- お肉の食中毒を避けるにはどうしたらいいの(厚生労働省ホームページ)
- お肉はよく焼いて食べよう(厚生労働省ホームページ)
- できていますか衛生的な手洗い(厚生労働省リーフレット)
- 食中毒予防の原則と6つのポイント(政府広報オンライン暮らしに役立つ情報)
- ご注意ください!お肉の生食・加熱不足による食中毒(政府広報オンライン暮らしに役立つ情報)
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