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ホーム 市長の部屋 市長と語ろう!まちづくり懇談会 新日本婦人の会大町支部(平成30年11月)

新日本婦人の会大町支部(平成30年11月)

新日本婦人の会大町支部とのまちづくり行政懇談会の概要です。
 
日 時 平成30年11月6日 午後1時30分から午後3時
場 所 東大会議室
懇談した団体等名 新日本婦人の会大町支部
出席者 新日本婦人の会大町支部 17名
市 側 市 長  牛越 徹
(記録)
情報交通課広聴広報係長 渡辺卓也

 

1.開会

2.あいさつ

  牛越市長
  新日本婦人の会大町支部

3.懇談事項
  新日本婦人の会大町支部からの質問・要望事項について

○牛越市長
 暫く進行させていただく。本日は予めテーマは設定せずに、率直なご意見やご質問をお願いしたい。一つずつ意見交換していきたい。

○新日本婦人の会大町支部
 14年前に京都から移住した。現在は社地区で素晴らしい景色に抱かれて生活しており、この景観は素晴らしいと感じている。移住当時は自転車などで移動していたが最近はバスを利用しているが、1時間に1本は運行してほしい。近所には自宅の前でバスの乗降ができない高齢者が不安を抱えており、便利なバスの運行をお願いしたい。

○牛越市長
 関連してご意見などがあればお願いしたい。

○新日本婦人の会大町支部
 私も社に住んで9年になり、運転免許はないがバス停が近くにあるので時々利用しているが、本数が少ない。また、デマンド交通について検討しているか。

○新日本婦人の会大町支部
 大町病院から市民バスに乗ったが、フレスポ大町ではバス停が遠く荷物を持って行くのが大変だという話が出た。店舗の目の前でバスに乗れるようにできないか。

○牛越市長
 大町市の市民バスの運行体系は、大町病院や大町駅を中心に通院や買い物を目的として放射状に運行している。5年程前に市内を循環する循環線を運行する路線を追加した。バスを利用しない方からは乗車人数が少ないため「空気を運んでいる」と言われるが、やめるべきということではなく、効果的な方法はないかということで議会からもご指摘いただいている。
 その中で、社地区における課題は県道と市道があり、どちらを通してもどちらかが不便になる。ジグザグに運行するとより時間もかかる。また、池田町営バスとのアクセスも重要な課題。大町の市民バスを安曇病院に乗り入れたかったが調整できなかった。池田町営バスはJR松川駅での接続が重要なため、なかなかアクセスの調整は難しいが、今後も時刻改正の折には検討していきたい。
 次に、現在の運行本数はおよそ1日4往復を基本としているため1時間半から2時間に1本になる。通院や買い物の時間を考えて設定しているが、全ての皆さんのご要望に応えるのは難しい。市民バスの運営には年間1億円近く要している。実人数は少ないが生活の足として利用しているので、何とか改善していきたい。
 デマンドバスについては効果的な方法ではあるが仕組みが難しい。大町市でも以前、小型タクシーで上原の湯行きの運行を行ったが利用者の減少から市民バスの運行に戻した経過がある。最近、駒ケ根市がデマンドに切り替えたため職員が視察に行った。駒ケ根市に聞いたところでは、住民との合意形成は比較的難しくなかったようだ。通勤利用者はほとんどいないため街なかの通院や買い物に特化したとのこと。使い勝手は良いが時間的制約もあるように聞いているので、デマンドバスが大町市の路線に適しているのか、なお詳細な分析は必要だが検討している。駒ケ根市では費用が3分の1になったと聞いている。私は地域の足を守ることは地域社会を守ることに直結すると考えているが、国も県も地域交通に課題があることは認識しているものの支援策はない。運賃収入は1千万円ほどあるが、その他は市の一般財源で賄っていることから、廃止ではなく、デマンドバスの活用も含めて効果的な方策に切り替えていくことが必要であると考えている。
 フレスポ大町のバス停については計画当初から承知していた。店舗が東西に長いため中間あたりに持ってきたらどうかという意見をしたことを覚えているが、バス停などのスペースをとると駐車場の一部を潰さなければならない。店舗の大きさから計算上必要となる駐車台数を算出して申請した後だったので難しかった。ビッグや西友の敷地にバス停を設置した時にも7~8台分ほどの駐車スペースを調整していただいた。フレスポのバス停があの場所に決まったときに、北西にはアルプスの山がとてもきれいに見えるので、待合所を設置し展望台をつけてほしいとお願いした。展望台に上っている方も多いが、坂を上るということが難しい方がいるということも認識している。
 バス停の問題ではないが、北アルプス広域連合が高齢者の買い物支援として、買い物した荷物をお店と郵便局のご協力で自宅まで運ぶ事業を開始した。そのような配送サービスも活用いただけるよう周知していきたい。
 市民バスについては、これからも使いやすい運行を検討していきたい。

○新日本婦人の会大町支部
 新潟県朝日町のコミュニティバスは全国的にも優れたシステムを採用しており全国から見学にきていると聞いた。今後検討する際の参考にしたらどうか。東京都羽村市では市民の代表者と年に何回も検討し、継続して運行経路や時刻などを細かく検討している。全国的にも成功しているところを研究してほしい。どこも赤字運営しているが、良くするためには住民の意見を聞くことも重要。

○牛越市長
 先進地についてご紹介いただいたので情報収集したい。地理的環境と交通の利便性は関連があり、これをやればどこでも通用するというものはなく、その地域に合ったシステムをつくることが重要。朝日町は平地で小さいので路線数が少ないと思うのでコンパクトに運行できるのではと思う。大町市では路線数もある程度あり、運転手の確保や車両配備などにも苦労している。路線バスは必ず運輸局の許認可が必要で、改正には時間もかかる。沿線や地元自治会の代表者の皆さんにもご意見を聞いているが、意見が出てこないこともある。これは、身近に感じていない場合もあれば、利用者の利用パターンが広範なため、地域として絞り切れない場合もある。また、JRの時刻改正が影響したり、今まで利用していた方が全く利用しなくなったりする影響もあり、苦労しながら見直し等を行っている。大町市では情報交通課に担当を置き常時ご意見を聞いており、市長への手紙やメールでも市民バス運行についてご意見をいただいている。いただいたご意見は次の改正にできる限り反映するよう努めている。

○新日本婦人の会大町支部
 本数が増えないと利用者は増えないと思う。大町市は高齢化が進んでいるので、どうしたら便利になるのかを考えてほしい。住民の意見をもっと取り入れてほしい。

○牛越市長
 本数が増えれば利用者が増える、利用者が増えれば好循環になると思うが、現在は逆。今まで利便性は落としていないが、向上できるかというとそれも難しい。1路線増やすと1千万~2千万はかかる。一方で、苦しいが1億の財源を確保して現在頑張っている。その中で皆さんのご要望を反映するのは年1回の改正の時。ご意見は通年お寄せいただいている。市長への手紙やメールでは、これまでの13年間に1,500件を超える様々なご意見をいただき、市民バスについても相当数いただいている。

○新日本婦人の会大町支部
 市民バスを良くするため、常に意見を聞いて検討する委員会などを作るのはどうか。

○牛越市長
 本当に交通の足が必要な方にご意見をいただくために会議に出席いただくのは難しいのではと思う。市政懇談会は、自治会ごとにいつでも呼んでいただく方法で、これまでに150回ほど実施しているので、そのような場に私を呼んでいただきたい。市長への手紙やメールは必ず私が目を通し、担当課と同時に私自身も考え、回答の作成には私の意見や考えを入れて何回も修正し、最後に私が内容を確認して手紙ではお送りし、メールでは返信している。必ず私が対応し、絶えずご意見などをお寄せいただく道は開いているので遠慮なくご意見をいただきたい。

○新日本婦人の会大町支部
 常盤の西山地区にサントリーの工場が建設されることになった。住民として心配なことは、大町の素晴らしい水が担保されるか、地下水の汲み上げてしまって大丈夫なのか、基準はどうなっているのか、下流への影響はどうかなど、資料を見てもなかなかわからないので教えてほしい。また、従業員の雇用についても地元採用者の割合が100人のうち10人程度というのは少ないと思う。企業側にこのような要望はできないか。
 今回は土地開発公社が敷地を購入し企業へ売却すると思うが、市としてのプラスマイナスはどうなるのか教えてほしい。

○牛越市長
 まず、誤解されている部分もあるので一つずつお答えする。
 地下水がどのくらいあってどのように利用されるか、地域の資源に関することですが、東洋紡があった頃は1日2万トンの水を使っていた。なぜ紡績で必要だったか、それは冷却水と湿度維持のためだったが、今は閉鎖したため汲み上げていない。他にはAWウォーターが立地し1日400トン程度。2万トンの水を汲み上げていた時も水枯れしなかったし、下流に影響があったという記録も残っていない。よって1日2万トンの水を使っても問題は生じないということだが、無尽蔵に使って良いということではない。
 二ツ屋にあるトーエルの工場は13年前に創業したが、当初は10人の雇用で始めた。元々プロパンガスを製造していた会社が、サイドビジネスとして大町で水工場をスタートしたが当初から雇用されたのは大町の人。本社には知識を持った方がいなかった。その後、3回工場を増設し、現在は70人ほどになっており、ほとんどが大町の人。今回のサントリーは全国に既に大きな飲料水の工場を3つ所有しており、既にノウハウを持った経験者を多く配置することで100人規模の大きな工場をフル稼働させる中で、そのうち10人~20人を地元採用としている。しかし、転勤してきた人が移り住んだり、他の工場へ転勤になればその補充で地元や近隣から雇用することにもつながると思う。今後、会社側としても考慮していただけるものと考えている。また、生産ラインが増えることで雇用規模も多くなる場合もあるので期待している。
 水の問題としては、1系列で1日2,000トンを使う。水が足りなくなるという心配については、4年前から詳細な調査を行っている。この水源は乳川水系で地下水は1日3万8千トン余の水量があり、他の水工場の水脈とは異なる。その中で、観測用の井戸を含め4本の井戸を掘り、年間水位の調査と、1日約2,000トン汲み上げてその変化を調査したところ、800メートルほど離れた場所で7センチメートルの変化で、一番近い場所でも多くて19センチメートルだった。年間の自然水位では約3メートルの変化がある一方で既存の井戸への影響がないことから、この工場の汲み上げによる影響は少ないという結論になった。これは、議会の全員協議会にもご報告し、松川村議会でもご説明した。今のところは大きな影響はなさそうだということでご理解いただきたい。
 次に、土地開発公社については非常に大きな役割がある。メリットとしては、企業の事業化を進める上では、地元に馴染んだ主体が土地を取得させていただく。土地開発公社は公益的な団体で理事長は副市長が務めているため、行政がしっかりと段取りしますという安心感をもって進めていくことができる。ほとんどの方が特に問題もなく譲っていただくことができた。価格も公正公平な価格で提案させていただいた。デメリットとしては、どのような事業者が立地するのか最後まで発表できなかったことには不安を抱いたことと思う。しかし、それは決して秘密主義ではなく、私どもは、地域の働く場として名の通った、中央でも若者が集まるような企業に来ていただきたいと考えていた。みすずコーポレーションでも今年採用された人の中に大町出身者がいると聞いた。今までは大町に帰ってくる手掛かりさえなかったが、学生が希望するような職場が大町に立地するのはメリットが大きい。
 メリットとデメリットは共にあるが、メリットを活かしていきたい。

○新日本婦人の会大町支部
 正規雇用が10人~20人ということか。

○牛越市長
 正規雇用が10人~20人、その他に梱包輸送に当たる会社でも大町の人が雇用される可能性はある。

○新日本婦人の会大町支部
 会社からは税金や水道料金などは得られるのか。

○牛越市長
 サントリーからは通常工場を運営するための水道料金は市に入るが、自ら汲み上げる飲料水の原料となる地下水については、井戸を掘った者の権利となるため市には料金として入らない。しかし、二ツ屋に立地した工場は、大町市が水利権を持っている矢沢水源から、市民の飲料水として取水したもののうち余って川に戻したものを工場に引き込んで原料としているため、水道料金としていただいている例もある。水利権があるかないかで異なる。なお、工場などの固定資産税は課税し市の収入となっている。また、働いている皆さんの所得からは市民税をいただくことになるので、経済的な効果は極めて大きい。
 県にも支援いただいているが、県は法人事業税が入るし、国にも所得税が入る。

○新日本婦人の会大町支部
 エア・ウォーターの水はどうなっているのか。

○牛越市長
 エア・ウォーターは東洋紡から購入した土地で、その土地にあった井戸と、自ら新しく掘った井戸を使っているので、その水については水道料としていただくことはできない。ただし、工場を運営するための水道や下水道料金は市に入る。
 経済は回っている。そこで得られた所得には税金として市に入ったり、街なかで買い物などをすれば消費が増えるなど、一つの工場ができることでいろんな方面にプラスの効果があると考えている。

○新日本婦人の会大町支部
 女性の地位向上について、日本は非常に意識が低い。世界的にみても136カ国中105位で、先進国でも最低。女性差別撤廃条約が制定され来年で40年になる。安倍内閣は国の最重要課題として男女共同参画を進めるとともに女性の地位向上を掲げているが、実態は組閣でも1人しか大臣に選ばれてない。大町市の第3次男女共同参画計画を見たが、大町市職員の女性の係長以上の登用率は、29年度の目標15.7%を達成していない。平成34年度の目標は20%の計画となっているので、率先して女性の地位向上のため係長以上の女性登用を検討いただきたい。議会でも残念ながら現在は女性が16人中2人。長野県は女性の登用が低い県。女性が働きやすい環境の整備や女性の力を行政に活かしていく視点を広げていただきたい。

○牛越市長
 男女共同参画は極めて重要なテーマ。これは講演会などで話を聞くだけでは意識は絶対に広がらず、実践からしか解決できない。そのためには粘り強い取組みが必要である。行政が男女共同参画の理念を広げようとすると、つい講座的になってしまう。
 市職員の女性の登用については積極的に取り組んでいこうと思う。今まで部長級での登用は、私になってから2人いたが見事に仕事をこなしてくれた。現在、女性のトップは課長職。最近は次の課長候補にと考えていた人が家庭の事情などで退職されることが少なくない。同じ課長職に仲間がいるような登用を考えたい。これからも男性女性関係なく能力を見極めて職に就いていただく。
 男女共同参画は人権に関わる問題、人権の尊重に関わる問題であると思っており、男女を問わず持っている能力を発揮できないのは地域社会や組織にとってマイナス。本人にとってもっとマイナスになる。もっともっと自分をアピールしてきてほしいし、そのような風通しの良い組織にしていきたい。
 週刊朝日の誌面に、長野県は65歳以上で仕事に就いている人の割合が全国1位だが、民間を含めた女性の管理職の登用率は全国最下位との統計が掲載されていた。しかし、男性の育休取得率は長野県がダントツという統計もあることから、若い世代では少し意識が変化してきているのではないかと感じている。
 まだまだ粘り強い努力が必要。行政として一生懸命取り組んでいく。

○新日本婦人の会大町支部
 市職員の給与などのデータを見たことはあるが、男女別役職構成などのデータはないか。

○牛越市長
 広報おおまちでは、予算や財政状況の説明で求められているものや法で定められているものはお知らせしているが、男女別に分けること自体適切ではないと思う。

○新日本婦人の会大町支部
 どのくらい女性が活躍しているのか関心がある。

○牛越市長
 広報おおまちなどには掲載していないが、お問い合わせいただければ数値はあると思う。男女共同参画の審議会などには報告しているかもしれないので、ご照会いただきたい。

○新日本婦人の会大町支部
 女性が働く機会が多くなれば、保育園、高齢者福祉では介護施設などが関係してくると思う。そのような施設の充実は最優先されるべき。

○牛越市長
 長野県では初めて松本市で待機児童が出た。大町市は待機児童0人。幼稚園3園と保育園7園があり様々な保育あるいは幼児教育を提供している。大町市では3歳未満児の入所が増えており、背景には両親が働かなければならない家庭が増えていることが考えられる。施設の水準も、のびのびと保育園での生活が送れるよう保育室や廊下なども広めに整備している。
 松本市の待機児童発生には、大型店の開店があり、特に女性の雇用が多く生まれたことも要因となった。やがて長野県においては、都市部ではこういった傾向は多く出るかもしれない。大町市では巨大な企業ができない限り十分預かる余裕はある。
 介護関係では、高齢化が進むなかで、当面は団塊の世代の皆さんが75歳を超えるまで、おそらく1年以内に入所ができる傾向にある。しかし、10年経過したときに介護施設に空きができてしまい、施設として立ち行かなくなってしまうこともあり得る。中長期的にみればそのような大きな課題もある。今年、リーベおおまちが東洋紡社宅跡地に50人程度の特別養護老人ホームがで、満室のようだ。受皿はしっかりしていなければならない。今、一生懸命働いている人が、介護のために働くことを辞めざるを得ないということは不幸なこと。社会全体で支えあうような両立できる仕組みが極めて大事。大北地域では5つの市町村が共同して広域連合というしくみで介護保険を運営し、当面は連携しながら過不足がないようにしていきたい。

○新日本婦人の会大町支部
 市の霊園について、駐車場の東から上へ行ける道路があり、その途中の脇に水を汲める水槽があるが、水が出ない時期があるので考慮してほしい。また、霊園中央には著名な方のための区画があると聞いた。他の区画と比べたらはるかに広い。他の区画と同じ広さにすべきと思う。
 自宅の横に保育園があった。跡地は砂利敷のため降雨時は市道の雨水が市道脇の跡地に溜まるので、整地をお願いしたい。

○牛越市長
 霊園について、水道の開栓は担当課に伝える。また、著名な方の区画というのは聞いたことがないので調べる。保育園跡地と市道の脇の整地については職員に現地を確認させて対応する。

【その後の対応等】
①霊園の水道について
・生活環境課に内容を伝達
 平成30年10月~11月にかけて修繕工事中で、貯水できなかった時期があった。冬期間以外は貯水について確認しているが、今後もご不便をおかけしないよう注意する。
②霊園の区画について
・生活環境課に著名な方の区画について確認
 著名な方のための特別な区画は存在しない。懇談会後ご質問いただいた方が2度来庁され、窓口にて説明。後日(来春)現地確認をすることとなった。
③保育園跡地の整地について
・子育て支援課に保育園跡地の整地対応について伝達
 子育て支援課長が現地を確認。ご要望いただいた方と現地でお会いして状況をお聞きし、建設課と協議。1週間以内に建設課が整地した。

○新日本婦人の会大町支部
 鷹狩山は非常に良い山で、多くの皆さんに来ていただきたいと思っているが、他の山に登ったときに3人もの人から、鷹狩山は良い山だが山頂までの道が分かりにくいと言われた。私も最初は分からなくて車道を登って行ったが、登山道があると聞いて、それから登山道を登るようになった。だいぶ整備していただいているがまだ車道を渡るところでわかりにくい場所があるので、表示を多く配置してもっと登りやすい山にしていただきたい。また、駅からも鷹狩山へ案内する表示があれば良いと思う。また、青木村ではとても分かりやすいトレッキングマップを作っている。鷹狩山ももっと売り出してほしい。よく見ると看板はあるが、もっと分かりやすくしてほしい。

○牛越市長
 私も年間に何回も登るが、アルプスの展望台としてあれほど理想的な場所はない。土日に行くと大体5~6台車が停まっており、半分以上が県外車。どうしてここに来たのか尋ねると、県外のサービスエリアで、大町に行くなら鷹狩山に登れば良いと言われたとのことで、まさに遠くの人ほど価値を分かっていただいている。そのためにも看板は必要だと思う。最近は改善されてきているが、山に入って道に迷うのは残念なことだと思うので、引き続き看板は設置していきたい。

○新日本婦人の会大町支部
 大町に来て40年近くなるが、常盤地区には子どもを遊ばせるような公園がない。ウォーキングなどをしている人もいるが、遊具があって、小さな子どもたちとシニア世代の人が憩えるような公園がほしい。

○牛越市長
 私も常盤に住んでいて、そうした要望もいただいている。今まで市内でも都市公園を整備してきたが、整備する背景や財源があった。しかし、常盤地区では大規模な事業も無かったのでなかなか整備ができなかった。最近は、入場料はかかるが若いお母さん方が子どもさんと一日遊べるということで、国営アルプスあづみの公園をご案内している。また、今回立地するサントリーは敷地の3分の2の森林をできる限り残し、近隣の方や市外からお越しのお客様が遊べる憩いの場を作り、無料で入場できるので、完成後にはご案内できると思う。
 今では、都市公園などにはブランコなどの遊具は設置しないことが多い。子どもが自ら遊びを考えたり、芝生に寝転んだりしているようだ。設備の内容について工夫が必要だが、何とか常盤の南部に作りたいがなかなか難しい。
 これまで公園で整備したのは西公園で、暑い夏に水で遊べるようにしたが、大町の短い夏に子どもたちがずぶぬれになって遊んでいる。ニーズに合った整備をしたいが財源がない状況。

○新日本婦人の会大町支部
 大きな公園でなくても良い。近所の人たちが散歩しながらでも憩えるような、ちょっとした東屋や椅子があるもので良いので上一地区にほしい。上一住宅の改築で公園ができるようだが、国道を渡るのは危険なので安全な場所にほしい。

○牛越市長
 例えば、社地区にはし尿処理施設やごみ焼却施設、下水道終末処理施設などを建設した関係でいくつかの公園がある。芝生の広場では、若いお母さん方が何人かで集まっている姿を見る。今は車で好きなところを選んで行けるのでそうしたお母さんが多い。しかし、身近にあるということも大事だと思うのでテーマにさせていただきたい。

○新日本婦人の会大町支部
 今年の3月末に大町に転居してきたが、大町にはたくさん良いところがある。自然豊かで食べ物もおいしい大変魅力あるまちだと思うが、現在、あやめの会のお手伝いをしている。ひとが輝くまちづくり事業の補助や花づくり補助金があるからやるのではなく、地域が自主的に行っていることに市が支援し、それを大きな観光につなげていくようなことを考えていただければと思う。
 商店街ではお店が閉店していったり、温泉郷のお客様が減ったりという状況だが、良いところもたくさんあるので、市が大きくバックアップしてお客様がリピーターになってもらえるような総合的な対策をお願いしたい。

○牛越市長
 第5次総合計画では、まず住み続けることが大事と考え、そして市民の皆さんが輝いている姿を見て他からも移り住んでいただくことがテーマ。それには働く場があるだけではダメだし、介護保険が充実しているだけでもダメ。総合的に組み合わさり安心して暮らせるまちにならなければいけない。観光の面では観光協会に毎年6千万円ほど観光事業に負担し事業を行っており、市民の皆さんの様々な地域づくりの活動で観光にもプラスになる事業には、ひとが輝くまちづくり事業として3年間の期限はあるが補助している。なお、花づくり事業分野には継続して補助している。このように市民の皆さんの力をお借りしてやっていきたのでご理解とご協力をお願いしたい

○新日本婦人の会大町支部
 ボランティアが多くなって、それらの活動が広がっていくことが重要だと思う。

○牛越市長
 ざっくばらんな人間関係を広げてボランティアのネットワークが広がっていくことを期待している。

○新日本婦人の会大町支部
 以上で懇談会を終了する。

○牛越市長
 本日は、いろんな観点からご質問やご提言をいただいた。いただいたご意見を市政に活かしていきたい。こうした機会を設けているので、是非お声がけいただきたい。

4.閉会 午後3時

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