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ホーム 市長の部屋 市長と語ろう!まちづくり懇談会 大町市女性団体連絡協議会(令和3年3月)

大町市女性団体連絡協議会(令和3年3月)

大町市女性団体連絡協議会とのまちづくり行政懇談会の概要です。
 
日 時 令和3年3月1日 午前10時から午前11時35分
場 所 東中会議室
懇談した団体等名 大町市女性団体連絡協議会
出席者 大町市女性団体連絡協議会 15名
市 側 市 長  牛越 徹
(記録)
情報交通課広聴広報係 田中秀樹
1.開会
 
2.あいさつ
 牛越市長
 大町市女性団体連絡協議会
 
3.懇談事項
 大町市女性団体連絡協議会からの質問・要望事項について
 
○牛越市長
 本日は、特にテーマを決めていない。ご出席の皆様からご発言いただきながら進める。
 どなたかご発言をお願いしたい。

○大町市女性団体連絡協議会
 男女共同参画推進条例が15年ほど前にできたが、その条例の中に拠点施設の整備に努めることがうたわれている。しかし、市ではここ数年来、男女共同参画推進担当係を兼務としたり課を異動させたりと落ち着いた体制ではなかった。1つの拠点を作ってそこで集中的に業務に当たれるとよい。また、大町公民館分室の中に「男女共同参画プラザ」というのがある。当初は私たち女性団体連絡協議会が優先的に利用していいという話であったが、職員が変わるとともに話が変わってきて、今や利用するのに申し込みが必要となっている。少しでも申し込みが遅れると、一から申し込みのやり直しになり大変不便である。
 また、安曇野市の女性室のように集中して業務を行える体制作りはできないか。託児室があり、職員もいて、DVの相談もできるような相談体制があるといいと思う。

○牛越市長
 居場所の確保とそれを応援するための組織についてお話をいただいた。男女共同参画プラザは、大町公民館分室2階の南西の角の部屋を充てており、皆さんの備品や書籍なども並べていただいていたが、3年ほど前に片づけていただいた。その背景には、専用の部屋の利用が大変少ないことがあった。この部屋は10人程度の会議をするのにちょうどいい規模で、他の団体からも利用希望があった。当初は備品書籍などそのままにして共同利用という形にしたが、あまり適切ではないということで現在のような形になってしまい申し訳なく思っている。女性団体連絡協議会関係での利用は月に数回と聞いている。この件については、持ち帰り、利用状況などを踏まえて検討させていただく。
 また、相談室は多くの人の目に触れない場所のほうがよいと考えている。市はあまり周知をしていないが西庁舎に設置してあり、これは相談員の先生方と検討した結果である。組織について、安曇野市との比較では職員数は3倍も違い、合併後徐々に職員数を減らしてきてはいるが、未だ余力があり様々なサービスに充てていると思われる。大町市は平成18年に合併した際には、八坂支所と美麻支所に68人の職員がいた。すでに40人以上削減してきており、これ以上減らすことは難しい。減らすことがよいことではなく、減らすことによってより効率的で庁内の組織間の風通しが良くならなければいけない。現在、男女共同参画推進担当という職を置いている。肩書は外れているが、専任で仕事をしている。まちづくり交流課の中で他の事務に追われることもあるが、皆さんの活動の中で不都合があればおっしゃっていただきたい。具体的に対応していきたい。なお、担当職員はしっかりとした意識を持って職務に取り組んでいることはご理解いただきたい。

○大町市女性団体連絡協議会
 除雪について、最近信毎にも記事があったが、大変ありがたい反面、オペレーターによってかき方に違いがある。厚くかかれてしまった場合には、氷状となり、逆に危険な場合がある。オペレーターの技術面の教育をお願いしたい。また、農地が多いところなどはともかく、市街地の民家が多い箇所は出入り口など丁寧にかいてほしい。
 また、除雪路線の雪置き場用空き地の借用はどうなっているか。例えば、空き地があって地主が了解しているような場合は市へ連絡したほうが良いのか。

○牛越市長
 ご心配をおかけして申し訳ない。今年は平年並みの積雪で、昨年や、一昨年に比べれば雪が多く、様々な面でご不便をおかけしている。まず、除雪の厚さについては、路面から2~5センチは残すようにしている。これは全国的に同じで、路面まできれいに出そうとすると、追い越し禁止の黄色のペイントや横断歩道のペイントまではがしてしまうことや、マンホールのふたを削ってしまうことがあるからである。日当たりがよいところでは、残した雪もすぐ解けてしまうが、日当たりが悪い場所ではご迷惑をおかけしてしまう。また、除雪の順番は幹線道路からということになっており、南北の道路から先に除雪を始め、東西の道路はその次となる。何台も車が走った後に除雪するので、路面はすでに圧雪状態で、それが何回か続けば氷状になってしまう。氷状になった箇所や積雪が多い場所などは、状況を見て排雪を行っている。また、オペレーターの技術の問題について、高齢に伴いベテランの皆さんが引退してしまうということも一因である。また、路線の担当をできるだけ変わらないようにお願いしているが、廃業や引退により慣れていないオペレーターが担当することもある。事業者の皆さんも責任を持って除雪に当たっていただいているため、不都合があれば建設課までお知らせいただきたい。
 今年度の除雪費が2億円を超えたということで新聞記事になった。例年当初予算では1億5千万円を計上して準備している。私が市長に就任してから一番多い年では6億円という年があった。補正予算で計上した4億5千万円は財政調整基金を取り崩して充てた。特別交付税ということで総務省から年度末に予定していた以上に様々な経費が掛かった場合には、その一部が上乗せして交付される。今年度の除雪費も1月末で2億5千万円ほどの見込みとなったため、1億円ほど予算を追加したが、これも市民の皆さんの足を確保することが一番大事と考えるからである。昨年のように積雪が少なかった年であっても、気温の低い日が続いたため、凍結防止剤や融雪剤の散布費用がかかり当初予算はほとんど残らなかった。
 市街地での雪の片付けについて、郊外では必ず地主さんの了解を取って雪捨て場にしていただいているが、市街地では苦慮している。本通りについては例年出初式の前頃までに排雪作業を行っている。五日町ではまとまった土地の寄付があり大型バスの駐車場としているが、冬はほとんどバスの利用がないので地域の皆さんと相談して冬の間は雪捨て場として活用している。
 また、空き地の情報提供については、積極的にお願いしたい。建設課に連絡をいただければ、委託業者とも共有したい。

○大町市女性団体連絡協議会
 防災について、今日の信毎に出ていたが、学校の防災授業で指導できる人がいない市町村が多いという。大町市ではどのようになっているか。また、防災士の資格を持っている人は大町市にどれくらいいるか。
 また、ぜひ女性防災士の養成もお願いしたい。

○牛越市長
 新聞で大きく取り上げられていたが、間もなく東日本大震災から10年となる。「災害は忘れた頃にやってくる」と言われていたが、忘れないうちに次から次へやってくるようになった。忘れることは許されないし、想定外を想定することも求められている。市議会総務産業委員会では、4回にわたり本会議の代表質問で防災について取り上げ質問していただいた。そのため私たち行政も意識が高まった。今朝の新聞でも東日本大震災の大川小学校を教訓に浸水区域の見直しや避難体制の点検を行ったかというアンケートに、大町市を始め11市町村が実施したと答えている。こうした点検は絶えず行っていかなければならないが、実効性の高い避難訓練をいかに実施するかがテーマとなっている。
 学校でも毎年避難訓練を行っているが、いかに適切な指導者のもと全国の災害の教訓を生かすような形で実施するかが課題となっている。北アルプス広域消防本部大町消防署の職員に来て指導してもらったり、基礎的な消火訓練などは近隣の消防団にお願いしたりしている。一番身近なのは自主防災会主催の防災訓練である。私自身、普段は消火器を使うことはないが、こうした防災訓練の場に出かければ消火器操作の体験ができる。また、普段よく目にする消火栓も実際にホースをつなぎ筒先をもって水圧を体験できる。こうした体験がいざという時に必ず役に立つと信じて防災訓練に参加している。
また、市内6地区ごとで行う防災訓練でも、特に平地区では、防災士の力を借りながら女性を主体とした避難訓練と避難所運営訓練を図上と実地で行った。女性が参加することにより、男女共同参画を体験する具体的な場となるという発想のもとで実施された。
防災士について、昨年の段階で市内に7人いると聞いている。防災士の資格取得には、専門の講習が必要となり、防災士資格取得にかかる費用については、自主防災会を通じて補助金を出している。毎年3~4人分の予算計上はして、自主防災会と密接に連携できる防災士の養成をしている。防災士の人数がある程度になってきたので、防災士連絡協議会を立ち上げ、さまざまな意見交換ができる仕組み作りも進めている。
 また、女性防災士の養成について、女性は防災面で力を発揮できると考えており、日中家にいることが多い女性の皆さんにぜひ声掛けをしていただくようお願いしたい。

○大町市女性団体連絡協議会
 防災マップについて、10年ほど前に全戸配布されたまま更新されていないが、更新には膨大な作業が必要ですぐにはできず、必要に応じてホームページを見てほしいといわれた。ホームページを見たが複雑でよく分からない。誰が見てもわかりやすいマップを配布していただくことはできないか。

○牛越市長
 議会でも防災マップをもう一度配るべきだという意見をいただいており、防災マップは8年ほど前に全戸配布しているが、紙媒体のため紛失する可能性が高い。また、大きな災害のたびに基準などが更新され、特に浸水想定区域などは100年1度から1000年に1度の確率の洪水に改定されたこともあり、それに伴う避難所の指定や堤防のかさ上げ等々すぐには対応できないことも多い。市ホームページ上で防災マップを公開しているが、当初、情報量を詰め込みすぎ、動作が遅く、使い勝手が悪かったものを改善させた。大事な身近な情報であり、自治会単位でマップを大きく印刷したものをいくつかの公民館から要望があり配置した。しかしながら、洪水の時と地震の時では避難する場所が異なっていたりするため、紙ベースでは、1枚の中で表現するのは限界があり、人の命に関わることであるので、何とか工夫してわかりやすい情報提供に心がけたい。

○大町市女性団体連絡協議会
 私たち食生活改善推進協議会は、「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに「減らそう塩分増やそう野菜」を大切にして調理実習に取り組んできたが、今年はコロナ禍で思うようにいかなかった。それでも健康での食生活、フレイル予防運動などにも取り組み、岳陽高校にも支援講座に行ってきた。おかげさまでこの4月には30年記念誌ができる予定である。そんな中、何年も目標としている県のACEプロジェクトがあるが、知らない人がたくさんいる。そこで、市の広報紙の上の余白に「減らそう塩分増やそう野菜」という文言を入れていただけないか。

○牛越市長
 余白の活用については思いもよらなかった。ちょうど担当係長が出席しているので早速検討する。

○大町市女性団体連絡協議会
 スリーアールの会では、年に4回ほど不要食器の回収を行っている。特に昨年はコロナ禍で多くの方に食器を持ち込んでいただき、会場となった青島では県道まで車があふれるくらい盛況だった。回を重ねてくるうちに、食器の数が増えてしまい、会員がコンテナに入れ自宅で保管しているが限界である。この食器を保管できるような公的施設がどこかにないか探している。他市の例では市役所の一角を借りているケースもある。

○牛越市長
 まず、スリーアールの会の皆様には結成から6年にわたり精力的に活動されていることに感謝申し上げる。不要食器の回収活動はとても大事な活動と思う。
 瀬戸物類は可燃物と違い、最終的な量を減らすことが難しく、埋め立てに頼らざるを得ないので、リユース・リデュースの考え方を広く市民の皆さんにご理解いただく必要がある。今年のようにコロナの制約により、催しができないときには、集まった食器を多くの皆さんに再利用いただく機会が少ないのは非常に残念に思う。食器の置き場所について、市役所庁舎では既に会議室を別用途に変えるほど手狭になっていて難しい。他にどのような方法があるのか持ち帰り検討する。

○大町市女性団体連絡協議会
 ある会員からSDGsの目標12がスリーアールの会とつながっているのではないかという意見がある。廃プラスティックの減量について、大町市の実施計画とすり合わせて協力できることはないか。

○牛越市長
 日曜日の大糸タイムスに用水路にいっぱいのペットボトルの写真が掲載され心を痛めたが、プラスティックは自然に還らず、海に出て魚の中に蓄積され、食物連鎖でそれを人間が食べるという大変深刻な問題である。また、川の上流で刈った草が下流に流れていくと大量になり、下流の地区から苦情が出ることもあり、市内各所の水路でもごみがたまるとボランティアで回収していただいている皆さんがいて頭が下がる。市でも環境衛生指導員を委嘱しているが、ごみが散乱しないような取組みを進めていきたい。先日、下一でゴミ袋を持って散歩している方を偶然2組見かけたが、このような行動は、私自身も見習わなければいけないと思った。一人一人の取組みが地区の環境だけでなく地球環境の改善につながっている。

○大町市女性団体連絡協議会
 信濃大町駅にエレベーターを設置していただきたいという声がある。骨折をしてしまった人が電車を利用した時にとても苦労したという話を聞いた。

○牛越市長
 おっしゃるとおりである。私が市長に就任して以来の懸案事項としており、今年1月にJR東日本長野支社長さんに直接アポを取り伺ってきた。JRの駅なので、市が勝手にエレベーターを設置するわけにはいかず、エレベーターの設置にはJRの基準があり、1日の乗降客が2500人以上というものである。県内には基準を満たしているが、エレベーターが設置されていない駅がまだいくつもあり、毎年数駅ずつに設置されてきているが、まだまだ大町駅の順番にはなりそうもない。エレベーター設置費用は5~10億円と言われているが、私がエレベーター設置に積極的に取り組みたいと思うのは、市民の高齢化が進んでいることと、障がいを持つ人の割合が少なくないことがある。また、大町を訪れる人の中にも少なからず障がいを持つ人がおり、そうした人たちの利便性の向上を図りたいと考えている。もう一つには、大町駅前で外国人観光客の荷物の大きさを見て、訪れる人に優しくない観光地だとして、イメージを損ねないようにしたいという理由からである。
 また、エレベーターが設置された暁には、西側の通路の窓を少し大きくして、そこから北アルプスが眺望できるようにするのも良いと思う。

○大町市女性団体連絡協議会
 今度、男女共同参画推進計画は第4次になるが、第3次の達成状況を必ず記載していただきたい。また、第4次、第5次と行かないで、計画は第4次くらいで終わらせるつもりで頑張っていただきたい。
 また、選択制男女別姓について、大町市では女性の通称使用についてどのようになっているか。

○牛越市長
 各種計画については、その中間年に必ず点検して見直すようにしており、特に10年計画では、前期と後期、5年ずつあるため、世の中の状況が大きく変わる可能性があり、男女共同参画計画についても達成率がどれくらいか検証していきたいと考えている。
男女別姓については、数年前から市役所では取り入れており、結婚しても同じ姓を使っている人が何人かいると聞いている。

○大町市女性団体連絡協議会
 本通りには思ったほど駐車場がない。ポケットパークをつぶして駐車場にしてはどうかと話したこともある。

○牛越市長
 先ほどの五日町の例は、市外在住の方から寄付のお申し出があり、市で取得して大型バスの駐車場として整備したもので、商店街における駐車場不足はご指摘のとおりで、商店街連合会の皆さんも駐車場の確保について様々に検討されている。地主さんもいることからすぐに解決する問題ではないが、市では駅前駐車場を整備し、ゆっくり買い物ができるよう料金は1時間まで無料としている。市がこれ以上まとまった土地を取得して駐車場にすることは経費の問題があって困難だと思う。ポケットパークは、もともと駐車場に整備できにくい比較的狭い土地の活用から始まったもので、他にも何か良い方法があれば今後もご提言いただきたい。

○大町市女性団体連絡協議会
 新型コロナウイルスワクチンの接種が始まったが、重症化を防ぐ効果はあるものの、感染を防ぐ効果はないようだ。ワクチン接種に頼ることなく、医療機関や福祉施設で無症状者を含めて定期的な検査を並行して行うことが必要と考える。大町病院で大変ご苦労されたと思うが、どこにでも火種は残っていると思う。社会的検査を充実させてほしいというのが私たちの願いである。

○牛越市長
 ワクチン接種が今後本格的に進んでいくことになるが、感染予防の取組みは先が長いものとなる。このワクチンについては、重症化を防ぐことと副反応が少ないことは確認されており、感染そのものを防ぐ効果については、ないと言われているのではなく、まだその検証が行われてない段階である。ワクチン接種は強制ではなく、ご心配のある人にはきちんとご理解をいただきながら接種いただくが、副反応など様々な情報については、行政の責務としてきちんとお伝えしなければならないと考えている。
 2点目の無症状の人について、一般質問でもご指摘いただいたが、例えば、市役所を訪れる人に検温に加えて、検査を受けるようしてはどうかにというご意見があったが、しかし、これは人権侵害につながる恐れがある。改正感染症措置法をよく読んでみたが、権限は都道府県知事又は保健所長にあり、実際に感染の可能性が高い症状が表れている人や濃厚接触が疑われる人には、法に基づき職権で行政検査として検査を受けさせることができる。これ以外のケースでは、強制的に検査を受けさせることができず、また、「念のために検査を受けさせる」ことも行政のコストで行うことはできない。ただし、市では補助金制度を設けており、本人の意思で、65歳以上の人は2万円、65歳未満の人は1万円の補助が受けられる。また、定期的に検査を受けることについて、検査を受けて陰性だったとしても翌日感染する可能性もあり、検査を受けているという過信があって、他へ移してしまうという危険性もある。
 東京都の調査によると、感染しても無症状の人は2割と言われており、一方で、感染者が実際に他人へ移す確率が2割と言われている。0.2×0.2=0.04になり、確率的には全体として無症状の人から実際に他の人が移される確率は4%になるのではないかと自身で計算してみた。専門家の皆さんの意見を伺いたいと思う。

○大町市女性団体連絡協議会
 以上で懇談会を終了する。

○牛越市長
 本日は各分野にわたって様々なご提言をいただいた。今後もご理解ご支援をいただくようお願いしたい。

4.閉会 午前11時35分
 

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