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令和3年10月
令和3年10月31日 日頃の成果を披露 市文化祭が各地区で開催
市と市教育委員会は10月下旬から11月上旬にかけ、各地区で文化祭を開催しました。
市民の皆さんが日頃の活動の成果を披露する場として例年開催している文化祭ですが、今年は10月31日に全体のオープニングセレモニーを文化会館前広場で行いました。大町会場である文化会館やサン・アルプス大町では、手芸・書道・水墨画・絵画・生け花・木彫・陶芸・編み籠・写真・絵はがきなどさまざまな作品が会場を彩りました。昨年は新型コロナウイルスの影響で各団体の活動がままならない状況でしたが、今年は昨年より200点ほど出展数が増加しました。
生花アレンジメントの体験ブースを出展したサークル「花祭り」は「プレゼントや自宅用などで毎年参加してくれる人もいてうれしい。自分で作ったものを飾って、花を楽しんでほしい」と話しました。
同日開催の菊花展表彰式には、長雨や猛暑に負けず見事に咲き誇った菊が並びました。長野県知事賞を受賞した小日向由利子さんは「菊作り講座の受講生から始めて今年で6年目。初めての受賞で感激。奥深さが魅力で、毎年1年生の気持ち。これからも菊作りを続けていきたい」と喜びました。
社地区では、10月30日~11月3日に、社公民館(民俗資料館)で個人・サークル・団体のほか、どんぐり保育園の園児や東小学校の児童が作った作品を展示しました。書道・写真・手芸などのほか、子どもたちによる植物を使った壁飾りや折り紙などが並びました。11月1日にはどんぐり保育園の園児たちが社公民館を訪れ、作品を鑑賞しました。園児たちは自分たちの作品について「作るのが難しかったけど楽しかった」などと振り返り、ほかの作品にも興味津々な様子を見せました。
令和3年10月29日 次期五輪へ向け気持ちを新たに 奥原希望さんが表敬訪問
東京五輪に出場した大町市出身のバドミントン選手奥原希望さんが10月29日、牛越市長を表敬訪問しました。
五輪後初めて帰郷した奥原さんは市役所を訪れ、近況を報告し「奥原希望さんを応援する会」の皆さんと懇談しました。
奥原さんは「東京五輪では目指していたところにたどり着けなかったが全力を尽くしてここまでやってきた」と東京五輪を振り返り、「自分の可能性を信じ、あきらめずに次のパリを目指して頑張っていきたい」と次期五輪を目標に、今後の活動について力強く意気込みを語りました。
奥原さんの母校の南小学校を代表して南沢泰志君が「奥原選手が五輪で戦う姿を見て、自分自身が納得するまで努力する大切さや夢をかなえようとする強い気持ちに感動した」と伝え、川上蓮香さんは「奥原選手のように粘り強く、あきらめずに最後まで全力を出せる人になりたい」と先輩の活躍を喜び、2人で花束を贈りました。
牛越市長は「希望さん大変お疲れ様でした」と労をねぎらい「希望さんのひたむきにいつもと変わらぬ笑顔で戦い抜いたことは地域にとって大きな誉れ。3年後のパリを目指すという決意を聞き、これからも活躍し、ぜひ頑張ってもらえるよう私たちも引き続き応援していきます」と期待を寄せました。
令和3年10月26日 八坂診療所の戸部先生がへき地医療貢献者表彰を受賞
この表彰は15年以上にわたって山村・離島などの医療確保に尽力した医師に対して、全国自治体病院開設者協議会会長および(公社)全国自治体病院協議会会長が毎年1回実施しており、今年度は18人が受賞しています。
戸部先生は平成14年10月に国民健康保険八坂村診療所所長に就任、平成18年1月に1市2村が合併した後は大町市国民健康保険八坂診療所所長として通算19年にわたり、地域医療の確保に貢献されてきました。交通手段を持たない高齢者などのため訪問診療や送迎診療を行い、患者に寄り添う医療を心掛け、地域住民の生活支援にも取り組んでいます。医学的な診療にとどまらず、乳児医療、予防接種、学校医などの保健活動まで幅広く活動、地域住民が安心して暮らせる医療の提供に多大なる尽力をされています。
戸部先生は「医療と教育はどこでも平等に受けられるものでなくてはならないという思いでやってきた。これほど長い間できたのは支えてくれた皆さんのおかげ」と感謝しました。
令和3年10月24日 不用食器の回収とリユース市を開催
市は10月24日、市女性団体連絡協議会所属の市民団体「スリーアールの会」と協働で、不用となった食器の回収とリユース市を大町リサイクルパークで行いました。
ご家庭で不用となった陶磁器をリサイクルやリユースする恒例の催しで、当日は多くの市民の皆さんが皿、カップ、小鉢、茶わん、急須などを持ち込みました。未使用のものや状態の良いものは来場者が自由に持ち帰ることができるよう当日のリユース市で配布し、余ったものはごみにならないようリサイクル事業者へ引き渡しました。スタッフにはボランティアを含めた約30人が駆け付け、受け付けのほか食器の水洗い、リサイクルする食器の破砕などの作業に当たりました。
スリーアールの会の興国和美会長は「ごみの埋め立て量を減らすため、陶磁器の原料枯渇改善に少しでも貢献するために始めた。最近はSDGs(持続可能な開発目標)の学習会も行っており、この機会に市民の皆さんにも環境問題に関心を持ってもらえたら」と話しました。
令和3年10月22日~24日 中心市街地のにぎわい創出のため官民連携事業を実施
地域資源を活用しながらまちなかの回遊性を高め、目的があってもなくても歩いて楽しい市街地を演出するため、市街地各所にさまざまな仕掛けを設けました。
中心市街地の空き店舗や空き地では、シャッターオープンプロジェクトを行いました。事業者の皆さんによる期間限定の出店や、ベンチで休める憩いの場などを10箇所で展開しました。このプロジェクトは3月以来2回目の開催で、前回の5箇所より多くの場所で実施できました。引き続き「空き資源」の掘り起こし・活用促進に取り組んでいきます。
このほか駅前広場公園に飲食の露店が集まった「駅前マルシェ」などが行われ、開催中の北アルプス国際芸術祭の来場者も加わり、市街地がにぎわいました。
シャッターオープンプロジェクトで出店した木工ヤマニの内山翔平さんは「市街地でシャッターが下りている店舗が目立って気になっていた。市街地活性化に少しでも力になれれば」と話しました。
令和3年10月17日 2年ぶりの開催 大町アルプスマラソン
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりましたが、今年は種目をフルマラソン、ハーフマラソン、3kmの3つの種目に限り、参加者の定員を例年の半分以下に減らすとともに、手指消毒や検温の実施、健康チェックシートの提出、スタートの分散など、感染症対策を徹底しての開催となりました。
当日はスタート直前まで雨が降るあいにくの悪天候となりましたが、コロナ禍で各地のマラソン大会が中止となっている中、2年ぶりに開催された大会に参加したランナーたちは、寒さと強風に苦労しながらもマラソンを走る喜びを感じて、稲刈りの終わった田園や木崎湖湖畔など、紅葉が始まりかけた大町の風景を楽しみながら思い思いのペースで走りました。
男子のフルマラソンは、地元ランナーの西澤紀元さん(平・借馬)が2時間33分16秒で優勝しました。
令和3年10月15日 香港で大町のコメと水を使ったおにぎり専門店が誕生
市では人口減少などによる農産物の需要低下に対応するため、輸出に関心のある事業者と共に研修を重ねてきました。その中で、海外で日本産米専門店を運営しているWakka Japanと縁が生まれ、さまざまな輸出事業について相互に連携していくこととなりました。
直近の取り組みとしては、12月にWakka Japanの日本産米専門店ブランド「三代目 俵屋玄兵衛」から、香港島東側最大のオフィス街クォーリーベイに「the rice stand 信濃大町産米おにぎり店」が出店される予定です。試算によると1日300個のおにぎり販売、年間2トンのコメ消費を見込んでおり、売り上げ状況により多店舗化も検討しているとのことです。販売されるおにぎりには、大町の水で炊いた大町産のコメが使用されます。
協定書に署名した牛越市長は「海外での出店を契機に当市自慢の農産物・加工品の輸出拡大、またブランド化を図りたい。さらに観光インバウンドへもつなげていきたい」と展望を語りました。
Wakka Japanの出口友洋代表取締役は「自治体とのこういった連携協定は初めて。珍しい形だが、高規格のおにぎりを提供でき可能性を感じる。世界に通じるブランドを目指したい」と話しました。
令和3年10月13日 健康増進に向け 大塚製薬と連携協定を締結
市は10月13日、市民が健康で安心して暮らせるまちづくりの実現に向け、大塚製薬株式会社と連携協定を締結しました。
市と同社の双方が持つ情報やネットワークなどの知的・人的資源を活用し、地域の活性化と市民サービスの向上を図るため「①健康増進②熱中症対策③スポーツ振興④災害対策⑤その他、地方創生に資する取組」の5つの項目について連携協定を締結し、市が行う健康推進事業への健康情報やツールの提供、イベントへの協賛、同社製品の提供支援などにより、市民の主体的な健康づくりの取り組みや、社会全体で健康づくりを支援する環境づくりの更なる推進を目指します。
当日は同社の北関東信越ブロックを統括する大宮支店の平内秀司支店長と同社職員が市役所を訪れ、牛越市長と平内支店長が協定書に調印しました。
牛越市長は「少子高齢化が進む一方で人生100年時代と言われる中、健康の維持・増進は極めて重要な課題です。大塚製薬の持つ健康に関する深い見識とノウハウを生かしていただき、市民の皆さまの健康増進につなげていきたい」と話し、期待を寄せました。
令和3年10月5日 ブロック塀の安全点検を実施
市は10月5日、県と県建築士会との3者合同により、市内にあるブロック塀の安全点検を実施しました。
2018年に発生した大阪北部地震では、ブロック塀の倒壊により小学生が犠牲となった痛ましい事故が発生するなど、古いブロック塀や現行基準に適合していないブロック塀等の倒壊による事故が絶えないことから、市内の道路に面する危険性の高い塀を把握し、所有者による補修や撤去に繋げていく取り組みとして今年度から安全点検を始めました。
安全点検は市内の人口集中地区内の道路沿いにある塀について、塀の高さ、基礎の有無、傾きやひび割れなどを確認する外観点検と、鉄筋探査機による鉄筋の有無、鉄筋の間隔などを確認する内部点検を行い、危険性の高い塀を把握することで、今後発生が予想される地震や災害に備え、安全な地域づくりへの取り組みとして行います。
安全点検を受けた所有者の女性は「以前の地震により塀の一部が壊れたことがあり不安を感じていた。人や自転車、車の通りが多く心配していたが、点検をしてもらい安心した。補修などに使える補助金があれば」と話しました。
令和3年10月2日 人権教育講演会を開催
この講演会は人権問題に対する正しい理解と社会を取り巻く現状を学び、人権意識を高めることを目的に毎年開催しています。
講師の牧美花さんは、生まれた時から左手が動かないハンディを持っていましたが、絶え間ない努力により通常とは逆の右手にバイオリンを持つ演奏方法によりハンディを克服し、各地で演奏と講演の活動をしています。
講演は「音楽と人との出会いに支えられて」と題し、牧さんがバイオリンを習い始めてからの体験談や、子どもの頃にいじめにあった経験などを話し、話の合間にバイオリンでさまざまな曲を演奏しながら人権の大切さについて理解を深めました。
参加者から「バイオリンを思うように弾けなかったとき、どう乗り越えたのか」と聞かれ「何度も辞めたいと思ったが、演奏を聞いて喜んでくれる人がいて励みになった」と話し、「小学生の時に課題ができずいじめられ死を考えたこともあったが、姉に説得され生きる力、勇気をもらった。その時の印象が強く心に残っている」と、お姉さんとのエピソードを話しました。
令和3年10月2日 市内にある美術作品を集めた美術展を開催
北アルプス国際芸術祭のパートナーシップ事業で、地域に根差す文化事業として、現在活躍している地元作家の作品や市内に所蔵されている秀作を展示し、市民の美術への関心を高め、芸術文化によるまちづくりにつなげるため企画しました。
今回は「山を想へば」をテーマに、山を描いた作品など58点を展示しました。会場では、従来作品や今回の美術展に合わせた新作のほか、大町市出身の岳人・文人である百瀬慎太郎に焦点を合わせた特集展示などを設け、来場者の皆さんがじっくりと鑑賞していました。
陶芸作品『翔風』を出展した相澤正樹さんは「初めて北アルプスを見た時の感動や、山の美しさを表現した作品。朝か、夕方か、もやが掛かっているのか、見る人それぞれ感じ方が違うと思うが、山の柔らかいイメージで心を和ませてもらえれば」と話しました。
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