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令和2年11月
令和2年11月29日 地域の子育ての力を向上させるため各地区でセミナーを開催
大町地区では11月29日にサン・アルプス大町で「子どものサインが見えますか?」と題して、講演会を行いました。講師に信州大学教育学部心理支援教育コース准教授の茅野理恵さんを迎え、ストレスへの反応が起きる仕組みや子どもとの適切な関わり方などについて、具体的な事例を交えながらお話しいただきました。参加した約50人の保護者の皆さんは、メモを取りながら熱心に話を聞いていました。
茅野さんは「コロナ禍により、普段なら問題ない出来事でも心に余裕がなくなってしまう恐れがある。今ストレス反応が出ていなくても注意が必要だ」と現在の特殊な状況を強調し「怒りや悲しみなどネガティブな感情は誰もが持つもので、悪者ではない。無くすのではなく、安心・安全感で包むことが重要だ」と講演しました。
4歳と1歳の子どもを持つ立山映子さん(神栄町)は「講師の先生自身の実例を出して話してくれたので、分かりやすかった。子育ての悩みの解決の糸口になりそう。大人にもストレス反応が出るのは自然なことだと言われ、気持ちが軽くなった」と話しました。
令和2年11月28日 避難所開設・運営訓練を実施 大町市自主防災会連絡会
災害時の避難所運営は住民が主体となることから、市自主防災会連絡会では毎年防災訓練を実施しています。今年は常盤地区を重点地区に定め、自主防災会と常盤地区の住民約50人が参加して避難所の開設や運営について机上訓練を行いました。
訓練では、はじめに市の防災士から避難所の開設や運営について説明を聞いた後、体育館の見取り図が書かれたボードを使用して避難所の設営、運営スタッフの役割分担や人員配置、避難してきた人をどのように配置するかなど、班ごとに分かれて確認作業を行いました。その後、避難所運営の疑似体験を通して知識をつけるために作られた避難所運営ゲーム(仮想体験)を行いました。ゲームでは、避難者家族の状況と「ペットを連れてきた」「車で生活したい」などの想定が書かれているカードを読み、避難所で発生するさまざまな課題を解決するため、班で話し合いながら対応を決めました。
机上訓練終了後には、円滑に避難所運営ができるよう資機材の取扱いを体験しました。実際に避難所で使用するパーテンションや簡易ベッド・トイレを組み立てて会場へ設置したほか、非常用食料品を箱から出して袋詰めする配布訓練を行いました。
令和2年11月17日 優良に建設工事を実施した事業者と技術者を表彰
工事の適正な施工体制の確保や施工技術の向上を図るため、前年度に完成した市発注建設工事の中で、特に優良な成績で完成したものを表彰しました。受賞の工事名・施工者・担当技術者は次のとおりです(敬称略)。
工事名 | 施工者名 | 担当技術者名 |
平成30年度 公共土木施設災害復旧事業道路災害復旧工事 | 北陽建設(株) 代表取締役 原滋俊 |
中村敏幸 |
令和元年度 温泉供給事業大町温泉郷配湯管布設替工事 5工区 | (株)傳刀組 代表取締役 傳刀宗久 |
藤根汰一 安藤茂智 |
令和元年度 雨水対策整備受託事業雨水管渠(バイパス管)工事(3工区) | (株)峯村組 代表取締役 峯村浩文 |
土屋勝正 |
令和元年度 仁科三湖周辺整備事業道路改良工事 | (有)上手屋建設 代表取締役 西澤清 |
春日弘二 |
令和2年11月17日 冬季観光振興への支援を要望
冬季観光シーズンを前に、大町市観光協会と市内にある鹿島槍、爺ガ岳両スキー場の運営会社は11月17日、冬期観光振興への支援を市に要望しました。
当日は市観光協会の降籏和幸副会長と鹿島槍スキー場を運営する㈱鹿島槍の西沢勇人社長、爺ガ岳スキー場を運営する大町温泉観光㈱の屋田翔太社長の3人が市役所を訪れ、代表して降籏副会長が「コロナ禍により観光産業が大きな打撃を受けている。そうした中、市内2スキー場は連携して多くの皆さまをお迎えするべく準備を進めている。観光産業にとどまらず、市内経済の下支えや雇用環境の確保に向け、さらなる支援強化をお願いしたい」と要望書を牛越市長に手渡しました。
要望の具体的な事項は、▽第2弾満喫宿泊キャンペーンの効果的な運用▽コロナ感染症対策への支援▽スキー場と連携した満喫クーポンの活用▽スキー場の運営整備、アクセス環境改善等の支援▽滞在型イベント実施等への協力の5つの項目で、説明と併せて現状や今後の取り組みについても意見交換を行いました。
牛越市長は「取り組みを応援するようしっかり支援していく。冬の観光に大勢のお客様に来ていただくことが、市の冬の経済を支えていただくことになりますので、市も一生懸命皆さまとともに、力を尽くしてまいります」と答えました。
令和2年11月16日 白寿に出版 竹村翠苑さんが句集を寄贈
大原町の竹村いし子(俳号・翠苑)さん(98)が自身2作目となる句集「豊かなる人生」を11月16日、市役所を訪れ牛越市長に寄贈しました。
竹村さんは75歳の時に市の公民館が行った俳句講座を受講したことがきっかけで俳句を始め、98歳になられた現在でも日常の体験や移りゆく季節を俳句にしたため、月に20句創作しています。
今回、白寿を迎えるに当たり、今まで創作してきた句の中から約400句を収めた自身2作目となる句集を出版しました。
竹村さんは「俳句を始めた時は空がパッと晴れた感じがした。思ったことが表せて面白い」と俳句を始めた時の思い出を語り、「自分が日常の中で感じたことだけを詠んだ句。2作目は俳句の技術が分かり意識した」と句集への思いを話し牛越市長に手渡しました。
牛越市長は「白寿で句集を作られたことはすばらしい。これまでの思い出話を伺い、若い時からいろいろなことに取り組まれてこられたご様子が伝わりました」と話しました。
句集は大町図書館に置かれます。
令和2年11月14日 「奇跡の1台」トロバスが扇沢に戻る
トロバスは、立山黒部アルペンルート内の扇沢駅~黒部ダム駅を走っていた車両で、平成30年に役目を終えた後、全車両が解体される予定でした。しかし、富山県の解体事業者に1台のみ残っていることが分かり、市がクラウドファンディングを活用しての保存を目指したところ485人の皆さんから646.5万円が集まり、記念館のオープンにつながりました。記念館には、黒部ダムの歴史を紹介するパネルや映像、残されたトロバスの部品などを展示しており、来年4月に本格オープンの予定です。
当日のオープニングセレモニーで、トロバス保存に尽力された善光孝さん=富山県高岡市=は「解体はとても残念なことで、保存してくれる場所を探して十数カ所に問い合わせた。市に話したところクラウドファンディングの募集が始まり、当初の目標額180万円の達成は厳しいのではないかと思っていたが、かなり早くに突破し全国の皆さんの熱意をうれしく思う」とあいさつしました。
プレオープンに駆け付けた、30年以上トロバスを運転していた田邊一弘さん(71)=平・花見=は「久しぶりで懐かしいし、誰もが見学できる場所にあるのがうれしい。トロバス引退には寂しい思いをしたが、これから時々来ることになりそうだ」と笑顔で話しました。
令和2年11月1日 移住体験会で大町の魅力をPR
移住を考えている皆さんに実際に大町市にお越しいただき、大町の魅力、特に山の近さや自然の美しさを中心に体感してもらう企画で、今回は東京都・埼玉県・愛知県・大阪府から9組15人の皆さんが参加しました。
鷹狩山でのトレッキングや山岳博物館見学、リンゴの収穫体験、商店街散策などのほか、既に大町市で生活を始めている先輩移住者の皆さんにご協力いただき、自分たちが移住したときのことを話してもらいました。参加者の皆さんは「家賃はどのくらいなのか」「暖房はどの程度必要か」「移住前にどのような準備をしたか」など熱心に質問していました。
大阪府から来た遠近さんご夫婦は「美麻の温泉や市内の飲食店に行ったことはあり、この地域にはなじみがある。生活に良さそうなイメージができたので、大町市を第1候補として移住先探しを進めていきたい」と話しました。
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