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鷹狩山から(平成20年9月)

 9月のある日曜日、鷹狩山に行ってきました。ここはビューポイントの多いこの大町でも、特に私のお気に入りの場所です。山頂の展望公園には、県外ナンバーを中心に、多くの車が来ていました。頂上の芝生広場では、眼下に広がる大町の市街地を眺めながら、思い思いにベンチに腰を下ろし寛いでいます。中には、折りたたみチェアを木陰に置き、本を手にしているお洒落な方もいて、心地よい風に誘われ気持ち良さそうにお昼寝をしていました。この頂上の芝生広場は、「鷹狩山に展望公園をつくる会」の皆さんが何年もかけて園地を整備されてきたものです。

 お昼の時間は少し過ぎていましたが、食事をとりに山頂の「レストランたかがり」を覗くと、大勢のお客さん。私は飼い犬を連れていたこともあって、室内は遠慮して庭先のベンチに冷やしうどんとサラダうどんを運んでいただき、木の下で食べました。ここのうどんは、手打ちのためでしょうか、腰がしっかりしていて通の方にもお勧めです。ベンチの周りを見回しますと、四照花(山ぼうし)の実が赤くなり始め、マツムシソウが当たり一面に清楚な水色の花を咲かせています。気の早いどうだんつつじも色づき始めていました。

 鷹狩山へは、街から山岳博物館の前を通り一気に400mを上り詰めて頂上に到りますが、車でわずか10分ほどで至上の展望が得られます。この道のほかにも、県道大町麻績インター線の相川トンネルを通って、八坂地区から山沿いに辿るルートもあります。この山は、里山ながら標高が1,164mもあり、文字通り北アルプスの展望台です。市街地の上に高く聳える後立山連峰の山々、北葛、蓮華、爺、鹿島槍、五竜、そして少し離れて白馬三山と、列をなして並んでいます。 

 目を下に転じますと、アルプスの山際まで続く水田地帯に囲まれて市街地が広がっています。今は、黄金色に染まる豊作の稲の輝きの中で、色とりどりの屋根の下では私たちの日常の暮らしが営まれています。地域経済が厳しい中、何とか元気の出る町にしなければと改めて思うのでした。

 やわらかい日差しの中、少し早い秋の気配を満喫して帰って来ました。

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