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黒部ダムからのうれしいプレゼント

 新年早々1月16日、うれしいプレゼントが市役所に届きました。黒部ダムからの贈り物です。実は、大町市扇沢と富山県にある黒部ダムを結ぶ関電トンネルトロリーバスの黒部ダム駅の待合室に設置してあるダムの模型のダム湖に昨シーズンに観光客の皆さんが投げ入れた硬貨のうち半分を大町市にご寄付いただいたのです。その額は、なんと、18万6,616円。市の財政環境の厳しい中、福祉の向上のために、大切に使わせていただきたいと思います。

 ところで、このミニダムは昭和47年に作られ、高さはちょうど1メートル。実物のダムは高さ186メートルの優美な姿のアーチ式ダムですから、186分の1のスケールということになります。黒部ダム駅はダムサイトの北アルプスの岩盤を貫く大町トンネル出口の洞窟内にあって、有名な破砕帯から湧き出る清らかな水がミニダムに注がれています。この水は真夏でも手が切れるほどの冷たさです。

 ミニダムの設置当初に、観光客のどなたかがローマの「トレビの泉」をまね、再来を願ってコインを投げ入れたのが始まりといわれます。その後、次々に観光客の皆さんが投げ込むようになり、いまやダムサイトの一つの名所となっています。ここに投げ込まれたお金は、関西電力のご厚志によって、社会福祉や立山黒部周辺の環境保全に役立てられるよう、半分ずつをそれぞれ大町市と富山県に寄付いただいています。昭和47年から続いていて、36回までの累計で、大町市が頂いた金額はなんと495万円にも上ります。

 大勢の夢が詰った寄付を携えて市役所を訪れてくださった関西電力黒四管理事務所の村上正育所長さんは、「観光客の皆さんの温かい気持ちを大切にしてください。」とおっしゃいました。

 国内有数の山岳観光のメッカ、立山黒部アルペンルートは、国内外から毎年大勢の観光客が訪れます。海外からのお客様も多く、昨年は12万人にも上っています。しかし、全体で見ますと、昨年は40年ぶりに年間の観光客数が100万人を割り込んでしまいました。40年間もの間、毎年毎年100万人以上のお客様がやって来ていたこと自体すごいことなのですが、やはり、わずかであっても大台に届かなかったことは、地元の私たちにしても、とても残念なことでした。そこで、大台達成が困難な見通しとなった夏以降、関係の皆さんが一致協力して、さまざまなアイデアを出し合い、「秋の味覚まつり」、「長野県感謝民デー」などのキャンペーンにつなげました。この危機感の共有は、きっと今シーズンの集客にその効果が現れてくれるものと期待しています。

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庶務課秘書係 内線 507
E-mail: hisyo@city.omachi.nagano.jp

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