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ホーム 山とスキーの夕べにて(平成19年3月)

山とスキーの夕べにて(平成19年3月)

2月25日の夕、大町温泉郷のホテルで、楽しいひとときを過ごしました。「柳澤昭夫氏と沢渡智吉氏を囲む会」と名うって、お二人の対談で、山登りとスキーをテーマにお話をいただいたのです。会場には、山岳界、スキー界の著名人が集い、和やかな雰囲気に包まれていました。

 柳澤さんは、文部省登山研修所長から、請われて大町山岳博物館館長に就任され、また長野県山岳協会長を務めている、山岳界の第1人者です。もちろん数多くの海外遠征も経験され、世界の名峰を制覇されています。また、沢渡さんは、一昨年まで、全日本スキー連盟クロスカントリーナショナルチームのコーチとして、今井博幸選手とともに世界の舞台を転戦されました。
 国際的に活躍されてきた、この旧知の仲のお二人が、情熱を傾けてきたそれぞれの道を振り返ってしみじみと語られる姿に、私も、また多くの参加者の皆さんも山とスキーの世界に引き込まれていました。
 
 柳澤さんは、日本の、とりわけ後立山連峰の黎明期から発展期の登山史を、数多くのエピソードを添えてお話されました。昔、針の木の大雪渓で夏のスキー大会が開かれ、「ワイルドな」競技が繰り広げられたこととか、その第1回の大会の優勝者がなんと私の父であったこととか。この話は私も父から1度も聞いたことはなく、ただ驚くばかりでした。無酸素でのエベレスト登山の話題から、地球環境保全の話まで、幅広いお話でした。

 沢渡さんからは、コーチとして選手を鍛える中、身体能力を最大限に引き出す高地トレーニング、低酸素の環境の下での練習のお話があり、マラソンの中山竹通選手や、高橋尚子選手の卓越した身体能力に話が及びました。沢渡さんは、逆に、今井選手から学ぶことも多かったと述懐していました。

 お話を伺いながら、お二人を「本当にすごい!」と改めて感じたのは、このような国際舞台で活躍されたお二人が、この大町でも地域のためにも頑張っているということです。柳澤さんは、この8月に大町で開かれる「第8回ライチョウ会議」の開催準備に奔走され、沢渡さんは、大町アルプスマラソンの実行委員長として尽力されているのです。

 こうした、「身近な国際人」のお話を伺う機会は、私にとっても貴重な体験でした。そして、この企画を続けて下さっている黒部観光ホテルの中村総支配人さんに感謝しながら、会場を後にしたのでした。
  2月28日 市長室にて

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