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キライなものほど気になります。 心待ちにしていた桜の花もあっという間に散り、新緑が眩しい季節になってきました。連休中、付属園でのイベントに参加してくださった皆さん、ありがとうございました。 さて、本格的に暖かくなったことで、さまざまな動物達が活動を始めました。私はこの季節になると憂鬱なことがあります。それは、苦手な昆虫が大量発生することです…。先日、カモシカに与えるルーサン(干し草の一種)を保管している倉庫に入り天井の隅に目をやると・・・今年も出た!音もなく動き回り、時には天井から落ちてくる…通称『ベンジョコオロギ』正式には『カマドウマ』と呼ばれるコオロギに近い昆虫です。ずんぐりした体には不釣合いな長い後脚、そしてジャンプ力!!子どもの頃に初めて遭遇してから、不気味な存在です。 倉庫にいるカマドウマは幼虫のようで、形こそ成虫と同じですがまだまだ小さいです。それが天井の隅にわらわらと集まっているので、更に気持ち悪さが増しています。以前、飼育舎を掃除していたときに、水道のゴミ受けにカマドウマが潜んでいて、水を流したら驚異的なジャンプ力で跳ね上がり、私の肩にとまったことがありました。その時はパニックになり、一人で大騒ぎしました。特に攻撃してきたりするわけではありませんが、それらの存在を感じながらの作業はまさに戦々恐々。ルーサンの擦れる音にさえビクッとする始末です。付属園で仕事を始めてから、昆虫を食べるモズやツバメに与えるために苦手だったクモやミミズなどにはだいぶ触れるようになりましたが、カマドウマだけはどうしてもダメなようです。出来ることなら倉庫に入りたくない!でもカモシカ達のため!できるだけ視界に入れないように…でもかれらのいる場所は確認しつつ…。季節が進み、成虫になるといつの間にか姿を消しているので、不本意ながら『早く大きくなれ〜。』と見守っている私です。 (H24.5.19 尾関 美穂) |
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ただいま開催中♪ G.Wの前半は、ちょうど博物館下の大町公園の桜が見頃となり博物館も付属園もたくさんのお客様で賑わいました。 付属園では、G.W期間中に開催している「ふぞくえんスタンプラリー」に参加してくださっているお子さんの楽しそうな声でいつもより賑やかになっています。 G.W期間中にはその他にも、飼育員や学芸員による動物たちの解説を聞きながら園内をまわる「動物観察ツアー」や、飼育動物の写真展とクイズ形式のめくりパネルが展示されている「アニマルウォッチング〜もっと近くで見てみよう〜」を博物館講堂にて開催しております。 G.Wも残り僅かですが、予定がまだ決まってない方はぜひ博物館と付属園に足をお運びください。 また、只今付属園ではホンドギツネの「レン」の飼育舎をリフォーム中です。(※通常通りご覧いただけます) 作業を始めた頃は、「何をしてるの!?」とちょっかいをだしていたレンですが、職員が必死にペンキを塗っていてかまってもらえないとわかると、すねたように寝たフリをしていました。 まだリフォームの途中ですが汚れが目立っていた外壁を塗り直しただけでも、見違える程とても明るくなりました。 今からリフォームが完成するのが、とても楽しみになりました。 今月中には、リフォームは完成すると思いますので、乞う御期待下さい。 (H24.5.5 小嶋 健太) |
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トビの恋事情 少し前に、ツバメの姿を目撃しました。そろそろ保護動物の対応に忙しくなる頃です。今年の春の保護動物第1号はニホンリスでした。その次の日に保護されてきたのはアブラコウモリ。どちらも外傷はなく、元気に放獣されました。春から夏は鳥のヒナが多く保護されてきますが、そのほとんどが「巣立ちビナ」です。まだうまく飛べずに地面にいるところを保護されるケースが多いようですが、もし見かけた場合は巣に戻すか、あるいはどこかに親鳥がいて世話をするので安全な場所に置くなどして、あとはできるだけ手を出さずにそっと見守っていてください。 動植物、いろんな生き物が活発になってきて、毎日いろんな「春」を発見します。野鳥は今、繁殖に向けて巣作りの真っ最中です。カモシカの抜けた冬毛を巣材として利用するため、エナガが口いっぱいに毛をくわえて運んでいました。付属園で飼育されているトビのある個体は、舎内にある木の板で作られた一角を「巣」として卵を産み落とします。卵泥棒(飼育員です。)によってすりかえられた擬卵(ニセモノの卵)でも、ときおり転がしたりして一生懸命に温めています。そんな付属園のトビに、どうやら思いを寄せている野生のトビが1羽、毎日付属園に通っています。トビたちの騒ぐ声に目を向けると、決まってトビ舎の側にその野生のトビがいるのです。時には巣材にするためか、枝をくわえて来ることもあります。舎内にあるはずの無い枝が巣にあるのは、野生のトビからの愛のプレゼントでしょうか。しかし愛があっても卵を抱いていても、それは無精卵であり、さらには擬卵(中身はボンド)であり、なんとも複雑な事情と心境であります。 (H24.4.21 戸谷 諭美)
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桜の花が待ち遠しいです。
3月上旬に降った重い雪で、付属園内の桜の木の1本が二度に渡って大きく折れてしまいました。業者の方に見ていただいたところ、この木の他にも園内の木の多くが弱っているため、伐採・枝打ちの必要があるとのことで、先日早速作業をしていただきました。 人間でも、チェンソーの音を間近で聞いたら思わず耳を塞いでしまいますから、人間より耳の良い動物達にはどんなに大きな音に聞こえたことでしょう。音に敏感なキツネの『レン』は、いつも心待ちにしている餌の時間でもアタフタと飼育舎内を走り回り、お気に入りの肉をくわえたままウロウロ。どうするのかと見ていると、柵の隅っこにグイグイと肉を押し付け、どうやら隠そうとしている様子。何度も何度も場所を変えてはグイグイ・・・・・そんな姿を可哀相に思いましたが、全く隠れていない肉を見て、思わず吹き出してしまいました。 折れてしまった桜は根元辺りからバッサリと切られてしまいました。せめて今春だけでも花を咲かせてあげたかったなぁ…と切なく思いましたが、その桜から落ちた枝に付いていた蕾からは花が…とはいかず、青々とした若葉が芽吹くだけでした。かわいい花が開くのを心待ちにしていた飼育員の面々はがっかりしてしまいましたが、生命力を象徴するような鮮やかな緑色の葉は明るい気持ちにさせてくれます。山岳博物館に隣接する大町公園の桜の開花予想は4月20日過ぎのようです。開花と同じ頃に、付属園では『スタンプラリー』『動物観察ツアー』などのイベントを開催いたしますので、お花見がてら是非足をお運びください。 日差しにほっとできる春がやってくることを動物達共々心待ちにしている今日この頃です。 (H24.4.7 尾関 美穂) |
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春に向けて・・・ 最近は、だいぶ暖かくなってきてようやく春の兆しが感じられるような日々が続いていますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか!?
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もうすぐ春 3月に入り、日中はやや暖かくなってきましたが、まだまだ寒さに耐えられるように、動物たちの羽や毛は「冬使用」になっています。だから冬の寒さもへっちゃら!のはずなのですが・・・唯一、冬毛になっても寒くてブルブル震えている動物がいます。それはハクビシン。ハクビシンは外来種と考えられており、日本以外ではわりと暖かいところに生息しているそうです。そのせいか、春から秋にかけては活発に動き回るのですが、冬に入ると一気に活動が低下します。 日差しがポカポカと暖かく、ずいぶんと春めいてきた今日この頃。がんばれ、ブー!春までもう少し。 (H24.3.3 戸谷 諭美)
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散らかし癖は親譲り? 現在、付属園のカモシカ女性陣は、発情期の真っ只中です。発情はおよそ20日周期で訪れ1回の発情は2日ほど、食欲低下・尾を振る・鳴く・落ち着かない…などの特徴が表れます。他にも個体によって特徴があり、私は毎回、面白いなぁと思って様子を見ています。中でも顕著なのが『さつき』で、いつものおてんば振りはどこへやら…「ビ、ビビィ…」と切なく鳴いてみたり、心なしか表情まで乙女チックに瞳が潤んでいるみたいです。『さつき』は人工保育で育てられたため、人間に対してアピールしてしまうそうです…。そんなさつきの母親『峯子』は、発情を迎えると餌を箱から掻き出して散らかしていることがあります。ひどい時には餌箱の留め金が外れて、箱が飼育舎の斜面を転がっていることもあるとか。娘の『さつき』はほぼ毎日餌を掻き出して散らかしています。顔以外、あまり似たところのない親子だと思っていましたが、思わぬ所で血のつながりを感じて微笑ましくなりました。付属園に来たとき、もしも発情しているカモシカを目にすることができたら貴重な体験ですので、観察しつつ静かに見守ってあげてください。 (H24.2.18 尾関 美穂) |
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日々修行 寒い日が続いていますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか!? |
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昨年度と比べて、今年度の積雪はずいぶんと少ない付属園です。かといって数日前に積もった雪がすっかり溶けてしまうわけではなく、日のあたる場所には一度溶けてから凍ったツララや、地面には氷があります。午前中も氷点下という日が続き、溶けずに残った雪はいつまでもスノーパウダーのまま。山の斜面をそのまま利用したカモシカ舎で、スパイク機能のない私の長靴は、本当によく滑ってくれます。 |
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雪の日の楽しみ 新年、明けましておめでとうございます。本年も、大町山岳博物館ならびに、付属園をよろしくお願い致します。 1月4日、付属園は雪景色で新年本格始動を迎えました。動物達も、雪の冷たさなんてへっちゃらで雪を蹴散らして走り回る子、寒さにブルブル震えながらも餌を食べる子、なぜか自ら雪の積もる場所で丸くなり、さながら大福のようになっている子など、思い思いに冬を過ごしています。 雪が降ると、飼育員はほぼ一日雪かきに追われます。かいては積もるの繰り返し、気を抜けば滑って転びそうになるのでうんざりしてしまうのですが…私は動物達への給餌の時間が少し楽しみになります。それは、山で生活している野生の動物の足跡を見つけられる事があるからです。付属園は山に隣接しているので、夜になると山に住む動物達がやってくるようです。なかなかくっきりとした足跡を見つけられることは少ないのですが、先日は爪の跡や肉球の形までわかるようなかわいらしい足跡を発見しました。園内の動物達でも、まじまじと足の裏を観察することは難しいのでワクワクしてしまいました。その足跡をたどっていけば、足跡の主に会えるかもしれませんが…仕事を投げ出すわけにはいきません。「タヌキかな?キツネかな?でも、あの肉球はちょっと違うな…」何の動物の足跡だったのかは、未だにわかりません。知りたいような、謎のままにしておきたいような複雑な気持ちです。 皆さんの家の周りでも、雪に残った犬や猫、鳥などの足跡を見つけることがあると思います。寒いけれど、少し外に出て観察してみてはいかがでしょう。歩き方や形の違いに気づくと、動物の習性がわかって面白いと思います。雪が降るこの地域だからこそできる、季節限定の課外授業と言ったところでしょうか。 (H24.1.7 尾関 美穂) |