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安曇養護学校大町地区PTA(平成27年12月)

安曇養護学校大町地区PTAとのまちづくり行政懇談会の概要です。

日 時 平成27年12月17日 午後1時から午後3時
場 所 東中議室
懇談した団体等名 安曇養護学校大町地区PTA
出席者 安曇養護学校大町地区PTA8名
市 側 市 長  牛越徹
学校教育課長 勝野太彦
情報交通課長 大厩市郎
福祉課長 塚田茂
市民課長 竹村静哉
子育て支援課長 中島喜一
消防防災課長 飯澤義昭
(進行・記録)
情報交通課広聴広報係長 北澤好泰



  1.開会
○北澤広聴広報係長
 
2.あいさつ
○牛越市長

3.出席者自己紹介 

4.懇談事項
 安曇養護学校大町地区PTAからの質問・要望事項について

○北澤広聴広報係長
 あらかじめ安曇養護学校大町地区PTAより要望事項をいただいておりますので、順次担当課長よりご回答いたします。
 
来年統合する大町北高校の校舎を安曇養護学校高等部の校舎として使用するか分校として使うことはできないか。

○勝野学校教育課長
 大町北高校の校舎を安曇養護学校高等部として活用できないかとの質問については、去る11月4日に開催された『地域と共に大町新校を考える懇話会』において県教育委員会から、「大町岳陽高校の開校に伴い、現在の大町北高校については、来年3月をもって閉校となるが、体育館及びグラウンド等は、大町岳陽高校の整備が完了する平成30年度までは、岳陽高校の大体育館建設までの代替施設として活用する方針であり、その後の跡地等の財産処理については、残された校舎の一部では耐震性が不十分で、現状のままでの使用が困難であることなどを考慮し、岳陽高校で利用する部分を確定した後に、未利用部分について、県有財産のファシリティマネジメントの方針に基づき、県としての利活用等について検討し、県内部で活用策がない場合には、地元自治体などによる利活用を打診すると聞いている。
 跡地利用の検討の開始時期については、現在、大町北高に在籍する生徒や保護者の心情等に配慮しながら、岳陽高校の開校後に慎重に検討を進めていきたい。現在のところ跡地利用の検討はまったく白紙の状況と伺っている。
 大町北高校の校舎を県立安曇養護学校高等部にとの提案については、大町市以北から当該校までの遠距離を通学する児童・生徒の方にとって時間的にも、また体力的、精神的にも大変であることは理解できるものであり、無理からぬご要望であると考えるが、県教育委員会としては、全県で児童・生徒数が減少する中にあって、新たな特別支援学校の設置や分校化については当面行わないとの方針と聞いているので、実現については相当難しいと考える。
 当該校は県立学校であるので、今後、県有財産のファシリティマネジメントの中で、県教育委員会としての利活用の段階で検討されるべきものと考える。要望の内容は安曇養護学校と県教育委員会に伝えていく。 

○安曇養護PTA
 市として安曇養護学校の分校を持ってくる考えはないのか。大町市に分校があれば小谷・白馬の子どもたちも通学が楽になる。

○牛越市長
 大町北高は校舎が老朽化しており、耐震補強の必要もあり分校への利用は消極的。毎年の懇談会で子どもたちが通学で苦労しているお話しを聞いている。県ではこれから少子化が進むことを前提としているが、特別支援学校が少なくなっていいということにはならない。大町北高の跡地利用や特別支援学校の配置を判断するのは県になるが、ご要望をいただいているので県教委と安曇養護学校へ要望を伝え、市としても前向きに検討したい。

◎通学のスクールバスの乗車率が90%を超えている。高等部になると乗車できない場合、自力通学か保護者の送迎になる。
 電車通学だけでなく通学時間帯に合った大町市と池田町の路線バス運行について検討してほしい。
 

○大厩情報交通課長
 現在、当市が運行している市民バス「ふれあい号」については、主に市内各地区から大町駅や大町病院など市街地への交通を基本としてダイヤを設定している。池田町との交通確保では市民バスの社コースを正科において、池田町の町営バス「松川線」に9時台、12時台、14時台で接続させ、主に安曇病院への通院などにご利用いただいている。
 市民バスのダイヤ編成については、様々なご要望について可能な限り検討しながら設定しているが、ご要望の通学時間帯には、逆方向へ運行していること、市民バス及び町営バスそれぞれがJRとの接続などを含めたダイヤ設定を行っていることなどから、現段階では難しい状況。 

○安曇養護学校
 東筑摩群朝日村で学校のスクールバスではなく、村営支援バスを普通学校スクールバスとし、その後に松本養護学校へ届けるという支援バスがあると聞いた。市のスクールバスを利用して安曇養護学校まで走らせるのはどうか。 

○勝野学校教育課長
 現在のスクールバスの運行状況等から困難であると考える。 

○牛越市長
 スクールバスを運行している5つの路線(八坂を除く)は朝何時から何時まで運行しているか。

○勝野学校教育課長
 一中と仁科台中は部活動(朝練)に間に合わせるため朝2便とし、概ね7時頃から8時20分頃まで、東小、北小は朝1便で運行終了時間は中学校とほぼ同様、八坂は朝、市民バスを利用しておりスクールバスはない。美麻は7時頃から8時15分頃までとなっている。

○牛越市長
 安曇養護学校に通う生徒さんは何時頃が通学時間帯になるか。 

○安曇養護学校
 文化会館で8時20分、福祉センターで8時30分になる。

○牛越市長
 市民バスの社線の始発の時間は何時か。 

○大厩情報交通課長
 大町駅前発が8時58分。

○牛越市長
 もし、市民バスを設定した場合、何人くらい利用することになるか。

○安曇養護学校
 15人くらいになる。 

○牛越市長
 現在、バスに乗りきれない人が15人くらいということか。
 特別支援学校は、県の唯一の責任で行うもの。ただし、県側でなかなか解決できなければ市でも臨時的に対応する必要がある。通学バスがあり、ある程度利用できての補完として何人分必要かというと大勢ではないと思う。
 5人から10人が乗れないとなれば、県にも要望するが緊急避難的な対応を考えたい。 

○大厩情報交通課長
 市民バスから乗り継ぎしている池田町営バス松川線は、安曇養護学校まで運行されていない。そのため、池田町営バスでも乗り継ぎが必要となり現在の運行では到着が9時30分過ぎとなる。池田町側でのコース設定の変更がなければ実現が難しい。 

○牛越市長
 池田町では、松川駅を主としたコース設定となっている。多角的な検討をしたい。 

○安曇養護学校
 安曇養護学校は、松川駅から離れていて不便で立地が悪い。 

○牛越市長
 安曇養護学校自体のバス増便について要望を上げてみたい。 

○安曇養護学校
 高校生の自力通学は支障が多い。乗車率も90%でほぼ満席状態、高学年なので学校から乗車遠慮してほしいと言われないか不安。

○牛越市長
 乗車率は90%だが、余裕がある訳ではないことがわかった。長野市や松本市など大都市圏では通常の公共交通が発達しており専用のスクールバスなどがなくても他の交通手段がある。ところが、安曇養護学校はJRしかなく路線バスがほとんど走っていないので一律に比較できない部分。
 また、安曇養護学校の立地は、当時は南安曇と北安曇をカバーするという意味ではいい立地だったと思うが、今となれば南安曇では人口も増えオーバーフローするような状況となっている。個人的には適正配置を考えてもいい時期だと思う。課題として安曇養護学校のバスは要請を上げていきたい。 

◎行政では、障がい者への理解を深めるため、どんな取り組みをしているか教えてほしい。
 また、障がい者が共存できるよう更に取り組みを希望したい。
 

○塚田福祉課長
 市民の交流の場を提供することを目的に、大町市社会福祉協議会と共催で毎年「ふれあい広場」を開催している。障がいをお持ちの方も多く参加され、毎年、約50団体の皆様が出展ブースやステージ発表を行い、多くの方々とふれあうことで相互に理解を深める場に定着してきている。
 また、大北障害保健福祉圏域自立支援協議会での勉強会なども開催し、更に障がい者運動会や障がい者を対象とした余暇活動の機会を捉え、ボランティアの募集、育成を図っており、今後も障がい者への理解を深めるため、ボランティアの育成が重要と考える。

○安曇養護学校
 障がい者の家族、母親が一般的には携わること多いが母親のサポートをするよう母親の会のようなものは市にはないのか。 

○塚田福祉課長
 市には障がい者の介護をされている母親のみの会はない。高齢者の介護者が主にはなるが、介護者のレクリエーション事業を行ない、介護者同士がお互いに苦労されている話しや知識を深める場を設けている。

○牛越市長
 市の身体障害者福祉協会は、子どもが障害をもった父母は参加しないのか。 

○塚田福祉課長
 基本的には成人の障がいを持った方の家族の場となっている。

○牛越市長
 さまざまな障がいがある方々の政策的に課題を解決するために、みんなで話し合ったり、行政と意見交換したりする仕組みがあれば私達も積極的に対応したい。現在は、そうした仕組みができていないので、皆さんでそうした声が上がり始めた折りには市も参加させていただく。 

○安曇養護学校
 何年か前まで、介護者のレクリエーション事業で温泉郷へ行っており、子どもも楽しみにしていたが今はどうなっているのか。

○塚田福祉課長
 以前はリフレッシュとして行っていたが、現在はそれだけでは解決できないこともあり、介護の知識を得る機会として勉強会の方向に変更しているので、ご理解いただきたい。 

◎「障がい福祉制度のあらまし」を見て自動車税の減免手続きに地方事務所に行ったら、手続きは市役所へ行き書類を持って再度
  来るように言われた。あらましを見ただけで手続きの方法が分かるようにしてほしい。

  市と県の連携はどうなっているのか。

○塚田福祉課長
 ご要望の事案は、障がい者所有の車両を生計同一者が通院等に使用する場合、市町村で生計同一証明書を入手する必要があることについてのご案内についてであると思う。障がい者福祉制度のあらましについては、皆様のご意見をいただきながら、改善を行ってきたところだが、新たな提案をいただき感謝したい。
 要望にあるとおり、福祉制度を利用する際、市役所以外の担当窓口において手続上必要となる書類について「あらまし」に記載するように改善してく。
 また、手続きの詳細について不明な点があれば福祉課まで事前にご相談してほしい。

○牛越市長
 あらましを活用いただきお礼を申し上げる。毎年拡充しているので、気づいたことがあればいつでも要望など伺いたい。

○安曇養護学校
 今回の要望は、障がい手帳の判定が変わり初めて手続きを行った。制度もよく分からなったので福祉課で、その際に説明あれば良かったと思う。 

○塚田福祉課長
 窓口では、減免申請をされるか分からなかったと思う。 

○牛越市長
 いろいろな所に情報を載せて目にふれるようにしたい。

◎療育手帳を持っている児童・生徒や養護学校に通っている児童・生徒にもインフルエンザの予防接種を一部補助してほしい。

 ○竹村市民課長
 現在、法に基づく市が行っているインフルエンザ予防接種は、高齢者のインフルエンザ定期予防接種であり、その費用については、3割程度を高齢者より自己負担いただき、3割程度が地方交付税措置されている。
 また、市では今年度、新たな道へ歩み出す時期を健康で臨めるよう応援するために、主に中学3年生、高校3年生相当の方に、法に基づかない任意予防接種となるインフルエンザ予防接種費用への一部助成を始めた。
 任意予防接種については、国からの助成制度がなく、今回、ご要望いただいた児童・生徒の方々の任意インフルエンザ予防接種の助成については、財政状況やインフルエンザの有効性等も考慮し、今後、他市の状況等を踏まえ検討していきたい。 

◎中信地方のエリアでもいいので、障がいのある子が参加できる趣味や習い事教室などの情報提供をしてほしい。 

○塚田福祉課長
 現在、これに該当する情報を持っていない。今後、情報収集をしながら、参加可能な教室があれば情報提供させていただく。
 また、スクラムネットでは、外出講座が企画され今年は松本山雅の試合観戦や長野市のアミューズメント施設でのレクリエーションが計画されている。
 大町市手をつなぐ育成会では、会員を対象としたバス旅行を行い、大町市社会福祉協議会では障がい者を対象とした「希望の旅」を実施してる。これらは習い事などの定期的な開催ではないが、外出のよい機会でもあるので、ご活用いただきたい。
 また、ご要望の趣旨とはずれてしまうかもしれないが、市内の地域活動支援センターとしてハーモニールーム、ぽれぽれそよ風、ばいはるちゃにみとろの3か所が活動いるので、活動内容を見学いただけたらと思う。 

◎土曜日、社協が都合が悪く預かってもらえない日がある。対応できるようにしてほしい。 

○塚田福祉課長
 土曜日の一時預かりについては、かねてからご要望いただいており、事業所にも依頼をしているが、事業所の勤務体系や人員の配置が難しいことから実現していない。引き続き事業所にご要望を伝え、実現について依頼していく。 

○安曇養護学校
 子どもが肢体不自由、平日や土曜日に預かってくれる場所を探している。市内では唯一がんばりやさんのみ。社協では人員不足との理由で断られ他に選択肢がないのでなんとかしてほしい。 

○塚田福祉課長
 市としても毎年ご要望をいただいており、社協に話しをしているが難しい。強制的にやるようにとも言えない状況を理解いただきたい。 

○安曇養護学校
 旭町の教員住宅をアーティストに貸し出すと聞いた。がんばりやさんなどに貸してもらえるものはないか。

○牛越市長
 空いている施設があれば検討したい。ただし、使っていない施設は古く改修が必要。事業者でスタッフの確保ができていて、施設のみ確保できれば良い状況になれば市としても検討したい。 

◎肢体不自由・重度障害児の放課後、入浴サービスが使えるようにしてほしい。

○塚田福祉課長
 入浴サービスについては、事業者が入浴設備をご自宅に搬入し入浴サービスを行う「訪問入浴」と、ご自宅の設備を利用して入浴の介助を行う入浴介助サービスがあるが、いずれのサービスも高齢者への対応を行っていることから、夕方の時間帯は希望者が多く、また、事業者の数も限られており、ご希望の時間帯に利用いただけない方がいるのが実情。事業者へこのようなご要望があることはお伝えしていく。 

○安曇養護学校
 入浴サービスは、家の構造上無理なのでヘルパーを派遣してほしいが、夕方の時間帯は職員がいないと断られる。今利用しているがんばりやさんでの子どもの入浴は週2回と決まっている。それ以外は家で入浴しているが、子どもも成長し母親だけでは難しくなっている。社協で訪問入浴の要望をした人が、子どもの経験がなく断られたと聞いた。介護の面では、高齢者も子どもも一緒だと思うので納得できない。職員数の問題だけなら、何時からなら可能なのか知りたい。 

○塚田福祉課長
 社協で、子どもだからという理由のみで断ったとすれば問題。時間帯で相談に乗ることが可能か社協に話しをしたい。

○牛越市長
 介護事業所で、子どもの入浴サービスを行うことが禁止されているのか。 

○塚田福祉課長
 サービスは禁止されていない。

○牛越市長
 事業所でスキルがあれば解決できる。福祉課から相談してみて欲しい。 

○塚田福祉課長
 子どもの入浴の研修の場があれば、検討を依頼する。 

◎入浴をがんばりやさんにお願いしているが、毎日ではない。
 暖家さんは1回1000円、お金が高いので夕方入浴介助してくれる施設がほしい。


○塚田福祉課長
 障害福祉サービスの訪問入浴については、1回の利用料金が12,500円で、利用者が課税世帯であれば1,000円の自己負担をいただく決まりとなっているので、理解をお願いしたい。 

○安曇養護学校
 他の選択肢が増えるまでは、子どもも成長し待てない。このままでは、週2回しか入浴させることができなくなる。入浴サービスなど今後を見据え、場所を作ったりするなど市でも事業所への協力をしてほしい。 

○塚田福祉課長
 事業所自体が投資に限界があるので、ご理解をいただきたい。 

○安曇養護学校
 カトレアなどへ子どもを連れて行くのはどうか。 

○塚田福祉課長
 民間事業者の判断となる。社協との懇談の中で方向性を見いだせればと考える。 

○牛越市長
 高齢者介護事業や受け皿の整備は、民間主導で10~20年たっている。公益性のある事業は公共性のある社協が担うことになるので解決の手がかりがあるか相談してみたい。 

◎医療ケアが受けられる放課後支援や長期休暇利用できる場所がほしい。
 現在、がんばりやさんを使用しているが他にも増やしてほしい。 

○塚田福祉課長
 医療ケアが受けられる施設として、介護保険施設を運営する事業所で、障がい者の日中一時支援事業の登録をしている事業所もあるので、ご相談いただきたい。
 また、事業者には、このようなご要望があることをお伝えしていく。 

○中島子育て支援課長
 市内NPO法人などとも協議し、実施団体への支援も含め検討していきたい。 

◎送迎付きの放課後支援をお願いしたい。 

○中島子育て支援課長
 放課後、児童クラブでは保護者の送迎を原則とし、保護者が迎えに来られない方については、ファミリーサポート事業を利用されている。しかし、障がいをお持ちのお子さんの場合、現在のファミリーサポート事業では対応が困難なことが考えられるため、協力会員の研修や専用車両の配置、利用料の減免なども含めた検討を行っていく。 

◎自分(親)が病気等で子どもを介護できなくなった時、緊急的に支援してくれる所がほしい。 

○塚田福祉課長
 現状では、緊急的な支援が必要になった時は、障がいの程度や特性に応じて、病院のショートステイや日中一時支援、緊急的なグループホームの利用などの調整をしている。
 ご要望のとおり、緊急時に預かってくれる事業所があることがあらかじめわかっていれば保護者の方も安心であり、望ましいと考えている。今後、事業所の皆様とも連携しながら、このような施設を設置するためにどのような方法が可能か協議していく。 

○安曇養護学校
 緊急で介護できない場合、対応してくれる事業所がいくつあり、どの事業所が利用できるか知りたい。 

○塚田福祉課長
 市に相談いただければ、子どもさんの状態に対応できる事業所と連絡をとり調整する。「障がい福祉制度のあらまし」に事業所の一覧は載っている。 

○安曇養護学校
 茅野市では、ヘルパーが食事を作ってくれる所があると聞いた。親が外に出られないといった緊急的な時だけでもそういったヘルパーの人がいると助かる。

○安曇養護学校
 一人親でも両親がいるので病気などでも助かったことがある。しかし、両親も高齢化していくので、ヘルパーがいてくれると助かる。 

○牛越市長
 茅野市の例を調べてみる。ファミリーサポートも昨年スタートし、日が浅いが仕組みが作れれば実現の可能性はある。 

◎肢体不自由の子がいる。避難の際、車イスが使用できない場合どうしたらよいか?
 避難の際、介助してくれる人員の派遣がほしい。また、避難所での生活も障がいがあると難しく周りの人の理解が必要。


 ○飯沢消防防災課長
 東日本大震災の教訓を踏まえ、平成25年6月の災害対策基本法の改正において、避難行動要支援者名簿の作成を市町村に義務付けるとともに、その作成に際し、必要な個人情報を利用できることや避難行動要支援者本人からの同意を得て、平常時から消防機関や避難支援等関係者に情報提供することなどが定められた。
 当市でも、避難行動要支援者として約5千人以上の方に名簿登録していただき、消防署、警察署、社会福祉協議会、自主防災会等の避難支援等関係者に提供している。
 しかし、人口の約20%の方が避難行動要支援者となる現状や、災害が大規模になるほど「公助」と呼ばれている行政だけでは、多くの人を助けることは困難と考えられ、「共助」と呼ばれている自治会・自主防災会など、地域のさまざまな人と人とのつながりが重要になってくる。
 ご質問のように避難の際に手助け必要な場合や、避難所での共同生活が難しい方については、担当の保健師やケースワーカーと相談していただくとともに、日頃から近所の付き合いを大事にしていただき、いざという時には近所の人の支援をいただける体制づくりの構築が大切。
 避難所については、本年、指定緊急避難場所や指定避難所の見直しを行うとともに、高齢者や障害をお持ちの方などに特別な配慮を行う福祉避難所を追加した。
 また、旅館業組合と宿泊施設等の提供に関する協定書の締結を行い、要配慮者の避難先として活用していく。 

○安曇養護学校
 災害の際は、指定の避難所はバイパスを挟んだ所にあり、避難するには地下道を通る必要がるので、車イスでは避難が難しく介助者の派遣をすぐしてほしい。避難所では障がいがあり避難所での生活もきびしいので、福祉避難所へ優先的に早めに入れてほしい。 

○飯沢消防防災課長
 大規模災害の場合、人手が足りない。あらかじめ「支え合いマップ」により介助者を決めておくことが必要。隣近所でお互いに理解を得ておくことをお願いしたい。避難所は、できるだけ近い場所を指定しているが、利用しやすい所に避難してもいい。避難して向かった所を自主防災会なり自治会長に伝えておいてほしい。 

○牛越市長
 大規模災害では行政は機能できない。障がい者リストを作っての対応も難しい。近くの人が頼りになるため自主防災会が組織されているので地域ごとに相談してほしい。

○安曇養護学校
 自治会に入っていなくて、近所付き合いも薄い人もいる。 

○牛越市長
 行政として、そうした支援が得られない場合も想定しておかなくてはいけないが、やはり大規模災害では行政は機能できないので、近所の人との普段のお付き合いを考えてもらうことが、自分達の暮らしや命を守る大事な要素となる。 

◎障がい者台帳を使い2次避難所へ移動できる順番をあらかじめ決めておいてほしい。 

○飯沢消防防災課長
 避難所については、切迫した災害の危険から逃れるための指定緊急避難場所、一定期間滞在し、避難者の生活環境を確保するための指定避難所、高齢の方や障害をお持ちの方など特別な配慮を必要とする方に避難していただく福祉避難所があり、指定緊急避難場所を第1次的な避難所、指定避難所及び福祉避難所を2次的な避難所として位置付けている。
 福祉避難所については、受入れ人数の制約があり、特に大規模災害時には、希望者全員が福祉避難所に収容できないことが予想される。
 また、旅館業組合についても災害救助法の適用になる大規模災害に限定していることや、ホテルや旅館、あるいは従業員が被災したことにより、避難者の受入れができなくなることもあり得るので、あらかじめ順番を決めておくことは困難と考える。
 なお、自宅が安全であることが確認できれば、自宅に留まることも選択肢の一つと考える。 

○安曇養護学校
 順番は決められないとしても、ある程度は障がい者手帳の区分で、市は把握しているのか。

○牛越市長
 援護者台帳に情報はある。最優先で考えなくてはならないのは、自分で移動が困難な高齢者や重度の障がいを持った子どもだなど、○○さんというような固有名詞で順番を付けるのではなく、どうゆう人達を最優先で考えるかという客観的な部分で整理する必要がある。 

○飯沢消防防災課長
 いままで、そういったことはしていなかったので今後、区分分けを考えたい。 

○安曇養護学校
 ある程度は把握しておいてほしい。 

○牛越市長
 消防防災課で福祉課と協力して、区分の整理をしてほしい。 

◎避難先で一目で分かるよう、手帳の区分などで色分けしたバッジなど身に付けるものがあると良いと思う。

○飯沢消防防災課長
 避難先でも一目で分かるよう、手帳の区分などで色分けしたバッジなど身に付けるものがあると良いというご意見については、援助が必要な方が分かるようなヘルプマークなどの導入について、先進地の事例などを参考に今後検討していく。

○安曇養護学校
 手帳の区分で色分けをしてもらえれば見た目で分かり、説明や手帳を見せる必要がなく、行政も分かりやすいと思う。 

○牛越市長
 避難所マニュアルはいつ頃完成するか。 

○飯沢消防防災課長
 学校などとの調整があり、次年度には完成する予定。 

○牛越市長
 災害が起こって一番大事なのが避難所。消防防災課で次年度中頃までには完成させてほしい。
 また、その中にこの色分けも組み入れてほしい。シンプルな3種類くらいに分けるなど先進地の事例も織り込みながら進めてほしい。

○塚田福祉課長
 市外で子どもさんが被災した場合、共通に理解されるか、他の自治体でも通用するかなど難しい面もある。

○牛越市長
 日本中で通用する仕組みができるまで待っていられない。先進事例を参考にしながら大町版の検討を進めてほしい。 

◎防災訓練を市内の保育園・幼稚園・小学校・中学校に通う障がいを持つ子どもさんにも参加できるようにしたら良いと思う。

○飯沢消防防災課長
 今後、子育て支援課や学校教育課と連携を図り、検討していく。 

○安曇養護学校
 安曇養護学校大町地区PTAを対象とした今回の訓練の内容は、大変参考になった。支援学級の保護者も災害時のことを不安に思っていたり、災害時の対応の内容を知らなかったりする可能性があるので対象を広げてほしい。 

○牛越市長
 次回は、こうした訓練を企画した際に、市内の保育園・幼稚園・小学校・中学校の障がいを持つ子どもさんの保護者まで範囲を広げ呼びかけてほしい。 

◎1度だけでなく、定期的に勉強会・意見交換の場があると良いと思う。 

○飯沢消防防災課長
 いざ災害が発生した場合、常日頃行っている防災訓練以上の事は出来ないとよく言われる。
 防災訓練をはじめ、防災についての勉強会や意見交換は災害が発生した時に有効であると思うので、定期的な訓練に加え、勉強会・意見交換の場ができるように、関係団体に協力を呼びかけていく。
 
◎その他
○安曇養護学校
 防災無線で、火災などの放送が流れたあと、有線放送でも放送が流れ何度も同じ放送が流れるのは疑問。 

○飯沢消防防災課長
 防災無線で放送を流しても聞こえない場合があり、市に問い合わせが来る。
 戸別受信機を取り付けて確認していただいている家庭もある。
 また、有線放送でも放送し、災害時に聞き逃すことのないよう、あらゆる手段で確認いただけるように放送を流しているので、ご理解をいただきたい。

5.閉会 午後3時