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日本空手道剛柔流剛誠館(平成27年6月)

日本空手道剛柔流剛誠館の皆さんとのまちづくり行政懇談会の概要です。

日 時 平成27年6月22日 午後7時から午後8時
場 所 大町市役所 庁議室
懇談した団体等名 日本空手道剛柔流剛誠館
出席者 日本空手道剛柔流剛誠館6名
市 側 市 長  牛越 徹
教育次長兼体育課長 縣 和彦
体育課長補佐 長澤 奨
(進行・記録)
情報交通課広聴広報係長 北澤 好泰

 1.開会

○北澤広聴広報係長
 これより日本空手道剛柔流剛誠館の皆さまとのまちづくり行政懇談会を開催します。市長よりごあいさつを申し上げます。

2.あいさつ
○牛越市長 

3.出席者自己紹介 

4.懇談事項
      剛誠館からの要望事項について

○北澤広聴広報係長
 あらかじめ要望事項をいただいておりますが、まず、各事項についての要望の背景や主旨等について、剛誠館の皆さまからご説明をお願いします。 

○剛誠館
 この剛誠館が大町に設立されてから36年になる。大町市には、市民スポーツ祭やB&Gの大会があるが、一時期より空手を習う子どもも半分くらいになり、大会も開催できなくなっている現状がある。市としては、このまま衰退してしまっていいのか、市長もスポーツに力を入れて行くと話しているので、話し合いをしたらどうだろうかという経緯で今回の懇談会をお願いした。
 
質問事項1 空手道大町市長杯の開催について
質問事項2長野県小学生選抜大会の開催について

 ○剛誠館
 要望事項1の大町市長杯の開催については、他の地域では須坂市長杯や諏訪湖大会がある。大会参加者は、家族を含めて3~400人規模になる。大町市長杯の大会を開催することにより、宿泊や弁当の購入など経済効果があると思う。また、富山など強化練習にこちらから出掛けることもあるので、大町にこうした道場の方々を呼びたい。
 また、要望事項2の長野県小学生選抜大会の開催は、剛誠館からこの大会を経て全国大会へ6人出場しており、数年前までは、この大会を大町で開催していたが、駒ケ根での開催に変わってしまった。長野県空手道連盟は、日本空手道連盟に公式に加盟している団体で、県連が開催する公式な大会が5月と9月にある。この大会を大町で開催していた時は、総合体育館は、駐車場も近くにあり体育館の規模も大きく好評であった。県連が総合体育館に大会の申し込みをしたが、日曜日は予約で埋まっていてなかなか予約が取れないため、しかたなく駒ケ根の武道館で開催している。駒ケ根の武道館は駐車場がなく不便、松本市の総合体育館もなかなか予約が取れないので、なんとか大町市で大会をやりたいというのが県連の希望。
 市民スポーツ祭も、過去には空手は市内に3団体あり大会ができたが現在、1団体のみとなってしまい大会ができない状況で、他の地域も同じ状況なので県下から参加を募り、県外からも参加がある。4月の須坂市長杯や5月の諏訪湖大会はローカル大会だが県下の強豪団体が出場してくる。6月にある県小学生選抜大会は全国選抜も兼ねて行うが、全国大会に行くため、この2つの大会に出場すると自分の位置付けや足りないものが分かる有意義な大会となる。
 県小学生選抜大会を開催することにより、県内や新潟、山梨から選手を呼ぶことができる。
 空手は、形と組手と2種目あり、参加費は1種目1000円で2000円となり、ほぼ200人が参加し約40万円の収入となるが、選手のメダルやスタッフにかかる費用など収入だけでは賄いきれないこともあり今回相談した。 

○牛越市長
 大町市長杯と県小学生選抜大会の開催については、準備運営には時間もお金もかかり、団体の皆さんは大変だと思う。市とすれば、こうした企画が進み大会が開催されることは大歓迎。市内の競技施設も整っており、さまざまな宿泊施設が市内にあるので、ゆっくり宿泊していただくことが可能だと思う。その中で、大町市長杯は市内だけでなく県内外から選手を呼ぶことをお考えだと思うが、他にも市長杯と冠がついた大会を開催している競技団体もある。市長杯と冠がなくても私も参加している弓道の大会などは、大町市制がスタートした年から8月に市制記念弓道大会として毎年やっている。この大会は、20人程度の大町弓道会のメンバーが大会を運営している。また、市長杯という冠を付けなくても県内外から参加する大会もある。毎年恒常的に開催されているものや、何年かに1回、中部日本ブロック大会とか全国大会として開催されるものがあるが、やはり、競技団体の方々が開催する仕組みを作れるか、また、会場を押さえることができるかがまずポイントとなる。
 市長杯と冠を付ける場合や市との共催・後援が必要な場合は、教育委員会に相談していただき手続きをしていただければ可能。
 次に、経費の援助については、一般的には県内の大会では特別の補助金を市が支出し援助する例はなく、全国大会クラスでは、毎年のことではないので特別の予算を組んで援助することもある。財政的な支援が必要な場合、県大会クラスであれば県の元気づくり支援金という制度があり、最長で連続すれば3年間支援金を受けることができる。また、市のきらり輝く協働のまちづくり事業助成金の制度もあり、公開審査でプレゼンテーションをしていただき、市民審査員の皆さんから採択を受けることができれば、市から補助金を交付することができる。これらの制度を利用していただき財源を確保することを考えていただきたいと思う。
 会場の問題については、県大会クラスであれば一般の登録団体の使用抽選前に申し込みは可能だと思う。 

○長澤体育課長補佐
 大会の場合、一般の登録団体より優先して予約を入れており、さきほどなかなか予約がとれなかったとお聞きしたが、他の大会と日程が重なってしまい調整がつかなければ、そうなってしまう可能性がある。
 事前に相談をいただき調整ができれば大丈夫だと思う。 

○牛越市長
 登録団体の皆さんは、半年ごとに予約をしていただき、日程が重なれば抽選になる。全国大会などは、日程案が固まった段階で体育館に申し込みをいただき、同様のレベルの大会と重なっていなければ調整がつくので、ご相談して欲しい。
 大会を開催していただければ、市内の消費喚起など経済面でのプラスや大町の良い思い出を持ち帰っていただくのも大会開催の効果の一つだと思う。
 この問題は、個別案件として持ち帰り私どもも対応を考えたい。 

○縣教育次長
 要望事項の1、2の大会開催については、私どもとしても歓迎したいと考えている。体育課や長野県連とも相談いただき、土・日などを使って前日受付のレセプションをやり、翌日大会を行うなどしていただければ地域経済効果が上がると思う。マレットやソフトボール、バレーなどの競技では既に行っているので、空手道の皆さんが行うことはできる。 

○牛越市長
 県大会クラスでは、年に10競技くらいが開催される。また、市内の大会では、例えば弓道では、大町弓道会が毎月、月例会をやっている。人数が少なくても市内の競技人数を増やすため市の施設を使うのは可能。弓道は、競技者を増やすため6~9月に市民を対象に弓道教室を開き、初心者から教えている。弓道は大人になってから競技を始めるのは難しいが、教室を開くことにより毎年10~20人の方が習い始め、教室後に弓道会に入って競技を続けられる方もいる。大人になっても続けられる、大人になっても競技を始められる環境づくりも研究、検討して欲しい。 

○剛誠館
 剛誠館から県大会を経て全国大会に行く選手も多く、宇海さんなどオリンピックに近い選手がかなりいる。大町市を売り込む一つとしても使える。

○牛越市長
 いろいろな機会をとらえてPRをしたり身近な大会を開催したりして生徒増に向け努力をお願いしたい。
 
質問事項3大会開催時に早朝からの市の体育施設の使用について

 ○長澤体育課長補佐
 基本的には開館時間は8時30分からだが、大会などにより早くから使用したいという要望がある場合には、要望の時間に応じて開館している。 

○剛誠館
 午前7時からでも大丈夫なのか。空手道の大会ではウォーミングアップの時間が必要なので、大会開始の2時間前くらいから選手は準備をする。過去に大町で大会を開催していた頃には、断られた経過がある。 

○牛越市長
 当時の対応がまずかったことはお詫び申し上げる。
 大町アルプスマラソンでは、午前5時頃から使用いただいており、公共施設は市民の皆さんに利用していただいてはじめて施設の役割を果たせるので、ぜひ、相談してほしい。

質問事項4公式空手用マットの購入について

 ○剛誠館
 空手の大会を開催するにはマットが必要。大会は6コートくらいで試合を行うとスムーズに進行できる。県連でもマットを持っているので、足りない分の2~3コート分を市で購入してほしい。 

○牛越市長
 1つ購入するのにどのくらいかかるか

○剛誠館
 80~100万円かかる。選手は動きも早くケガ防止のために必ずマットを使用している。 

○牛越市長
 県の元気づくり支援金で、大町を空手のまちとして毎年県大会や市長杯をやるというような態勢を位置付けていただき、大町市で毎年大会が開かれるとなれば、市の備品として整備することが合理的な考え方になる。ただし、予算措置が必要になるので平成28年度予算に位置付けできるか検討したいと思う。
 
質問事項5遠征時における市所有のマイクロバス等の利用について

 ○剛誠館
 遠征の際には、3~4台の乗用車に分乗して行くことになる。事故の危険性も増えるので燃料代などはもちろん負担するので、市のバスを使わせてほしい。
 また、大会には出場費もかかり交通費もかかるので出費が多く大変。そうした費用を軽減し、できるだけ多くの選手に出場する機会を増やしたいという意味もあり要望に入れた。 

○縣教育次長
 大町市が主催する事業への参加や、国・県レベルの事業に市が率先して参加する場合は市のバスが使える。スポーツ団体や文化団体などの皆さんの活動にバスを提供することには一線を引いている。あくまでも自分達の活動の一環として参加されるものなので、自己負担でお願いしている。また、ガソリンや交通費を負担いただき利用いただくことは、いわゆる白バス営業にもなるため、そのような運用はしておらず、ご理解をいただきたいと思う。
 
質問事項6全国大会などの遠征にかかる費用に対する市の助成         

 ○牛越市長
 県予選を経て大きな大会に出場される場合には、激励金を一人5,000円というルールでお渡ししており、また、海外遠征などの場合は、特例を設けている。 

○剛誠館
 市ではその激励金は年間どのくらい支出しているのか 

○牛越市長
 昨年度は、54人に対し、27万円を支出している。

○剛誠館
 全国的な傾向で、経済的に余裕がある家でないとオリンピックに出場できないのはおかしいと思う。ぜひ、市で率先して支援をしてほしい。 

○牛越市長
 大町市の課題だけではないと思うが、オリンピックに行くとなると、優秀な選手が優秀な指導者のもとで努力し、海外遠征などの経験を積みようやく日本代表になれるかどうかという現状で、選手養成の底辺の大町市がそうした選手を養成していくのは難しいと思う。仮に小~中学まではこの地域で養成できても、高校、大学はもっともっと競争の激しいところで挑んでいかなければいけないという仕組みがある以上、市が小さい時からオリンピック選手を養成していくのは難しい課題があると思う。私も弓道で国体選手に選ばれた以降の合宿は、県や県体育協会から支援が出た。このように県レベルで支援できる仕組みができていれば、そこから上はなんとかなると思う。 

○剛誠館
 剛誠館では、優秀な選手が育ちやすい環境だと思う。36年の実績があり優秀になる選手は見ればわかる。また、指導者の育成も大切。36年続いている伝統を守りつつ空手を通じて大町市の活性化につなげることができると思う。 空手でオリンピック選手に近い選手がいるので、大町市が特徴的な取り組みをしているというようなことが言えるようにしてほしい。
 
◎質問事項7 市主催による立川市の空手道団体との交流について

 ○剛誠館
 20年ほど前に、立川市の空手連盟を呼び交流会をやった。翌年、こちらから立川に出向き交流した。武道が衰退している中、市は武道の今後についてどのように考えているのか、過去市内に3団体あったが1団体となり選手20人ほどで活動している。いろいろな大会に出場し、なんとか全国大会に出場できる選手の育成に取り組んでいる。他の市で取り組んでいるように他県から選手を呼んで大会ができればと思っている。大会費用が出場費だけでは賄えない状況にある。市としてこれからも維持や活性化していくような意見をもらえればうれしい。 

○牛越市長
 立川市とは、様々な分野で交流を行っている。ひとつには市議会がお互いに1泊2日で交流しており、大町市制60周年の記念式典にも立川市長さんをはじめ多くの方からお越しいただいた。また、式典で立川市のブラスバンドの皆さんから演奏をいただき、その3年ほど前には大町市のブラスバンドが立川市に出向いて演奏を行っている。
 そのほか、軟式野球は相互に行き来して試合をしており、これは市の財政支援がなく、自分達で負担しながら行っている。この他、鷹狩山の斜面に立川市民の森があり、巣箱をかけたり下草刈りをしたりしている。今年は新しく中学生による交流サミットを木崎の夏期大学を使い、子どもたちの意見交換会を行う。こうした自発的な交流会を支援していきたいが、市から財政的な支援をする仕組みがないので、できる範囲から交流を行っていただければと思う。 

○縣教育次長
 立川市と姉妹都市交流を始めて、市民レベルの交流は何ができるかと考えたときに、スポーツ交流がまず上がった。市から体育協会に補助金を出して、体育協会がそれぞれの団体に1回だけという約束で補助金を出して、立川市へ行くか、立川市から呼ぶかして交流をしてほしいとお願いして、両市に組織があるスポーツ団体同士が交流を行った。その中で軟式野球だけが交流が続いている。
 スポーツ少年団では、氷見市と島田市、大町市が順番で当番をきめ交流を行い、それぞれの団員が参加している。
 立川市の皆さんが涼しい大町市で合宿をして、合宿交流をしていただいても結構だし、大きな大会なども積極的に呼び掛けていただきたい。
 大きな大会で費用が掛かる場合、新聞社にメダルやトロフィーの提供を依頼したこともあり、お互いに知恵を絞ればスポンサーから応援をいただくこともできるかもしれない。 

○剛誠館
 八坂の山村留学に来ていた人と東京でたまたま知り合いになり、大町はいい所で子どもを住ませたいと大町に下見に来たが、移住を思い留まった原因は就職先が無かったことだった。都会から田舎へ来たいという人は多い。こうした交流会もそうした移住促進を担うと思う。 

○牛越市長
 実際に大町に移り住んだ人は、最初は観光がきっかけという人がけっこういるが。大町の情報を発信したり、大町に足を運んでいただいたりすることが移住への要素となるので、移住対策としてもスポーツの交流を考えていきたいと思う。
 
◎質問事項8  他の日本古来の武道も含めた武道全般の普及に関わる市の支援について

 ○牛越市長
 日本古来の武道全般を含めスポーツ全般を、子ども達が健全に育つ手がかりにすることが大事。子どもが面白くて取り組み、努力しただけ上達していくというのがスポーツの大きな役割だと思う。スポーツを通じて得た経験はどんな分野にも役立つ。まして日本古来の武道は、礼儀作法から始まると言われ子どもの成長にも役立つと思う。競技団体の競技力向上ということで言えば、市の施設をご利用いただき間接的に応援していきたいと思う。
 親御さんや指導者の方々が、子ども達のために一生懸命取り組んでいらっしゃることに敬意を表したい。 

○剛誠館
 さきほど話をした大町での大会開催は、何月頃、体育館を借りるようお願いをしたらよいか。 

○縣教育次長
 会場の予約は、全国的に来年の開催市が大町市や長野県と決まっている団体で開催の歴史がある場合には、あらかじめわかっているのですんなりいく。今回の場合、長野県連の意向と一致して大町で開催すると決まった時点で、相談して欲しい。 

○牛越市長
 県連が来年1年間の日程を組むのは、1年前だと思うので、大町市が開催地の候補にあがったら、その時点で体育課と相談していただければ施設の予約が可能だと思う。

○長澤体育課長補佐
 大会は優先して予約を入れるので、日程が分かった時点で相談していただければ早めに押さえることができる。 

○剛誠館
 5月にある長野県小学生選抜大会はぜひ大町市で開催したい。9月にも長野県ジュニアという小・中学生の大会があるのでどちらかをぜひ開催できるようにしてほしい 

○縣教育次長
 5月は、囲碁大会や大北陸上、草競馬があり、9月にも各種大会がある。
 毎年開催している大会がある場合は、キャパシティーもあるが駐車場などやりくりをして、体育課で調整しながら開催する週をずらしていただくなどして予約を入れる。

○牛越市長
 武道に対しては、私も、以前は高校・大学、また、県庁に入っても仕事が忙しくなる10年目くらいまでは弓道の国体候補選手として稽古していた。けっきょく仕事が忙しくなり、一旦弓道から離れたが、大町に帰ってきたら目と鼻の先に弓道場があるので、年に4回くらいは足を運んでいる。武道は自分の内面と向かい合うすばらしい競技だと思う。空手は組手と形があるが、形の方は自らと戦う姿、一生懸命取り組んでいる姿は演武を通じて強く感じ取ることができる。日本の武道は、今日まで伝わったところにも大きい意味があり、真剣に取り組む分野だと思う。競技から離れても、その人の生き方や行動に表れると考えており、私自身、武道について畏敬と尊敬の念を抱いている。 

○剛誠館
 5年くらい先には、東京オリンピックがやってくる。その時には、宇海水稀選手が形の1番手の候補に上がってくる。その時には、大町が大きくクローズアップされてくるので、その時には、市からもバックアップをしてほしい。

◎懇談のお礼の言葉

 ○牛越市長
 空手は、大がかりな道具などがなくても入っていける。しかし、そこに指導者の方がいて始めて習い始めることができる。また、習い始めても家族のバックアップがなければ続けることができず、剛誠館の皆さんには、大町市を代表する選手を、全国大会、国際大会まで送っていただき、新聞紙面や報道を飾っていただく大きな役割を果たしていただいている。これからも、さまざまな課題があると思うがどうか乗り越えていただき、より多くの子ども達の成長のために力添えをいただきたいと思う。市もルールや制約があるができる限りの応援をさせていただきたい。ぜひ、子ども達を健やかに強く育てていただくことを重ねてお願いして、お礼の言葉としたい。
 本日は誠にありがとうございました。 

4.閉会 午後8時15分