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ホーム 市長の部屋 市長と語ろう!まちづくり懇談会 平成26年度 安曇養護学校大町地区PTA(平成26年12月)

安曇養護学校大町地区PTA(平成26年12月)

安曇養護学校大町地区PTAとのまちづくり行政懇談会の概要です。

日 時 平成26年12月17日 午後1時00分から午後2時55分
場 所 東中議室
懇談した団体等名 安曇養護学校大町地区PTA
出席者 安曇養護学校大町地区PTA7名
市 側 市 長  牛越徹
福祉課長 塚田茂
学校教育課長 勝野太彦
消防防災課長 飯澤義昭
子育て支援課長 勝野礼二
(進行・記録)
情報交通課広聴広報係長 北澤 好泰

1.開会

○北澤広聴広報係長
 これより安曇養護学校大町地区PTAの皆様とのまちづくり行政懇談会を開催します。市長よりご挨拶を申し上げます。

2.あいさつ

○牛越市長

3.出席者自己紹介

4.懇談事項

安曇養護学校大町地区PTAからの質問・要望事項について

○北澤広聴広報係長
 あらかじめ安曇養護学校大町地区PTAより要望事項をいただいておりますので、順次担当課長よりご回答いたします。 

質問事項1

「福祉サービスの情報を具体的に分かりやすくした資料を提供してほしい。」

○塚田福祉課長
 昨年度の行政懇談会でご要望をいただき、昨年11月に「障がい者福祉制度のあらまし」を作成しました。その後の制度改正や事業所の新規開設に合わせ、適宜更新を行っており、現在は平成26年8月改訂が最新版となっております。また大町市のホームページで最新版が閲覧できるようになっております。

○安曇養護学校大町地区PTA
 「障がい者福祉制度のあらまし」は市役所でもらえますか。

○塚田福祉課長
 窓口に準備してあります。申請の際にもお渡ししています。

○安曇養護学校大町地区PTA
 制度改正により内容が変わる。「障がい者福祉制度のあらまし」を作り変える予定はありますか。

○塚田福祉課長
 制度改正の都度、その部分を差し替えて作製します。市ホームページでも改正部分のお知らせをして掲載します。

○安曇養護学校大町地区PTA
 若い人は、ホームページなどで確認できますが、高齢者に向けた資料提供の方法も考えてほしいです。

○牛越市長
 ご指摘のとおり、世代により情報へのアクセス方法がちがうので、国の制度改正などは確実にお知らせが皆さんに届く必要があり、改正を資料に反映することが大切です。資料の前文に変更日や改定日を入れて、資料の本文のどこが変わったか記載するなど工夫してみてください。

質問事項2

「休日の日中一時支援をしてくれる所を増やしてほしい。」 

○塚田福祉課長
 大町市内で日中一時支援事業を実施している事業者は、がんばりやさん、キッズウィル、えべや大町、大町社協、みとろクリエイトの5事業所がありますが、そのほとんどが月曜日から金曜日までの平日の開所になっております。土曜・日曜は支援員の確保が難しく、休日は開所できないとお聞きしております。
 事業者には、今回、保護者の皆さんからこのようなご要望をいただいたことをお伝えします。 

○牛越市長
 あらましの15ページに日中一時支援のことが記載されていますが、支援の内容や事業者の一覧を入れるなど工夫をしてみてください。

○塚田福祉課長
 皆さんに理解していただけるよう配慮します。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 日中や土曜日にがんばりやさんで子どもを見てくれるけれど、午後5時半までなので、その後が困るので時間の延長を希望したいです。

○塚田福祉課長
 安曇養護学校大町地区PTAの皆さんから要望があったことを伝えます。

○安曇養護学校大町地区PTA
 あらまし15ページの短期入所とタイムケア、日中一時支援の違いが分かりにくいです。44ページに短期入所施設一覧がありますが、一番近いところで池田町にしかないですが、大町市には施設がないのですか。

○塚田福祉課長
 はい。大町市にはありません。

○安曇養護学校大町地区PTA
 さきほどの3つの制度のちがいや施設の場所などは、福祉課の窓口に行けば細かく説明してくれますか。

○塚田福祉課長
 このあらましは、制度の概要をお知らせしているものなので、個別相談など窓口で細かく説明させていただきます。
 短期入所施設一覧は何ページ参照というように、見やすいページになるようにさせていただきます。

○安曇養護学校大町地区PTA
 PTAの役員会などでは、子どもを預けてこなければ会議に出席できないというお母さんがけっこういます。面倒を見てくれる人材や場所が大町市にはありますか。

○塚田福祉課長
 そのような利用をする場合は、日中一時支援になりますが平日しかありません。役員をやられる場合、負担となるのでこのような需要もあることを事業者につなげるようにします。

○牛越市長
 PTAの会合は平日と休日のどちら開催が多いですか。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 学校の会合は、月と金曜日です。

○牛越市長
 平日は、市内の事業者をご利用いただくとしても問題は休日や夜間ということですね。安曇野市にもそうした人材や場所は少ないですか。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 そうです。

○牛越市長
 これは、地域だけでなく県全体で、日中だけでなく支援を広げていけるよう要望を上げていきます。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 社協の制度で、個人の方を日中の支援として派遣してくれるサポートもあります。こういった制度を活用している方もいます。

○牛越市長
 事業者より、コンパクトに動かすこともできますし、このようなサポーターの仕組みも利用できますね。
 こういった制度も、日中一時支援としてあらましに掲載するようにします。

質問事項3

「災害に対する台帳作成が始まり、民生委員の方の訪問もあったが、より安心を高めるため障がい者の方の避難訓練を実施してほしい。」

○飯沢消防防災課長
 市では、防災の日(9月1日)の直近の土曜日に、防災関係機関、企業、市民、その他関係団体の協力を得て、平、大町、常盤、社地区を巡回して総合防災訓練を実施しています。訓練方法や種目、内容等については、毎年作成する大規模地震等を想定した実施要綱により決定しており、ご質問にあります要配慮者(高齢者、障がい者、児童、傷病者、外国人籍市民、外国人旅行者、乳幼児、妊産婦等災害対応能力の弱い者)を対象とした避難訓練につきましては、今後、関係者の皆さんから意見をいただき、実施に向けて取り組んでいきたいと思います。
 また、市では、災害対策基本法の改正により、新たに指定緊急避難場所(災害が差し迫った状況や災害発生時に緊急避難し、身の安全を確保する場所)及び指定避難所(災害発生時に被災者が一定期間滞在することのできる施設)の見直しを行っております。市内6地区での説明会が終了し、これから各自治会や自主防災会からの要望を取りまとめて調整した後、今年度末を目途に指定することとしています。新たな指定緊急避難場所及び指定避難所が指定になった時点で、市民の皆さんに広報おおまちや市のホームページでお知らせいたします。
 来年度は、平地区での訓練を予定しています。障がい者を対象とした訓練はいままで実施したことがありませんので、まずは始めてみることが大切だと考えています。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 3年前に、自治会の自主防災会長をやったが、災害時の支援者台帳作りに個人情報の保護から協力してもらえず一市民でだけでは難しかったです。市から協力の要請をして台帳整備の依頼をしてほしいです。 

○飯沢消防防災課長
 法改正により、名簿作成が義務付けられましたので各自治会に説明し名簿作成を行っています。自治会の皆さんの意識改革を進めていきます。 

○塚田福祉課長
 要介護者基本データは民生委員へ調査を依頼しています。高齢者と障がい者のデータを合わせたものを要配慮者データとしてひとつにし、情報修正をして同意を得られた方のデータを完成させ消防防災課にデータをあげる予定です。 

○牛越市長
 まず、社協で進めた地域で手づくりで作成する助け合いマップ支援者台帳は、公的な背景がなかったために、何年も前から取り組みましたが、市内では17カ所のみ完成しました。これは地域の合意があり完成することができました。
 一方、東日本大震災の反省にたち法改正により名簿作成が義務付けられました。しかし、個人情報保護の制約がありますので合意をいただいた方の情報のみ行政機関として責任がある消防署などで使用することになります。神城断層地震でもそうでしたが、近所の絆が命を救う手掛かりになるということが分かりましたので、皆さんにご理解をいただき、みんなが個人情報を大事にしながら何かあったときには使っていける仕組み作りに取り組みたいと思います。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 県外の防災訓練で障がい者を対象とした訓練をやっていたのを見たので質問しました。民生委員が作成する名簿に掲載されると障がいがあることが回りの人も一目で分かるカードを配布するなど、利点が出ることなどを検討してみてはどうですか。 

○牛越市長
 民生委員が集約したデータを使用した具体的な取り扱いの検討は進んでいますか。 

○塚田福祉課長
 介護保険の部署と取り扱いの検討を行っています。 

○牛越市長
 指定避難所と緊急避難所のほかに福祉避難所の制度があるので、福祉避難所の開設訓練もやってみてはどうでしょう。関係する方々に避難してもらい課題・問題点を探る機会としてみてもいいと思います。

○安曇養護学校大町地区PTA
 実際に子どもを参加させるのは難しいかもしれないので、保護者だけでいいので訓練してもらえるといいと思います。

○牛越市長
 避難所運営マニュアルを整備し完成したら、マニュアルの検証も含めて福祉避難所を開設し、検討を行いましょう。
 実際に具体的な訓練の実施検討を行う段になりましたら、皆さんもご相談にのっていただきたいと思います。

質問事項4

「安曇養護学校では、生徒・児童が年々増えています。それに伴い、スクールバスが小谷、白馬、大町で1台のためバスによる通学ができない生徒・児童が出てきています。自力通学・送迎となると負担が大きくなるので、大町市でバスの運行の援 助・支援はしてもらえるのでしょうか。」
(備考:平成26年度大町市小・中特別支援学級在籍者数 計88名)

○勝野学校教育課長
 安曇養護学校では昨年度・本年度は、希望される児童・生徒については全員スクールバスへの乗車ができている状況とお聞きをしています。
 今後、児童・生徒が増えスクールバス利用希望者が増加する場合は、現在4台あるスクーバスの路線を見直し、近隣(安曇野市)の児童・生徒については通学方法を再検討していきたい、とのことでした。 

○牛越市長
 ご質問に対し、学校側の回答は認識にずれがあるのでしょうか。実際にはどのような状況なのでしょうか。

○安曇養護学校大町地区PTA
 スクールバスには、大北地区の生徒は乗れています。しかし、バスが満員の状態では子どもが落ち着きません。今年は乗れていますが来年は分からないというのが現状です。 

○牛越市長
 学校側からも、他の手段を使用して登校するよう言われているのですか。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 そうです。低学年の子どもが優先されるので高等部の子どもなどは乗れなくなる可能性があります。安曇市の方では乗れない子どもがいます。

○牛越市長
 大北地区は、乗車時間も長いので改善の要求を県教育委員会へ上げたことがありましたね。

○勝野学校教育課長
 はい、県教育委員会へ要望を上げ添乗員の方を1名つけていただきました。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 その添乗員も、乗車を止める話しがありました。ただし、今年は乗っていただけています。 

○牛越市長
 市の教育委員会から県の教育委員会へ要望を上げる機会がありますよね。
 この要望を県へ上げてください。

○安曇養護学校大町地区PTA
 スクールバスでの登校は閉鎖された世界なので、飛び出したい希望をもつ人もいます。電車で通学し駅を降りてから学校まで距離があるので公共機関がスムースに繋がればそうした希望にも沿うことができます。

○牛越市長
 大型のバスでなく小型のバスで駅からピストン輸送すれば事業もコンパクトになります。社会的な体験をするということが子どもの成長にも大事だと思います。通学バスでの登校と自分でチャレンジしたい子どもは電車での通学と組み合わせて行うことが大事だと思います。 

質問事項5

「大町市の中学校を卒業後、一般受験が難しい生徒は選択肢がほとんどなく安曇養護学校に進むことになる。安曇養護学校では、人数が多くなってきているので、大町市にも勉強のできる所を作ってほしい。」

○勝野学校教育課長
 現在、安曇養護学校では高等部を希望される生徒の増加に伴って、平成22年度から高等部分教室として南安曇農業高校内にあづみ野分教室を開室し、電車での通学を希望する生徒が通学しています。
 また、卒業生の中には、一般受験で公立や私立の高校へ進学しているケースがあるなど、以前に比べ選択肢が広がっています。保護者等の方には、今後も、各小中学校や教育委員会にご相談いただければと思います。
 なお、現在、長野県内では、特別支援学校の高等部の設置は、県立学校として県が直接行っておりますことをご理解いただきたいと思います。(県内唯一の市立の特別支援学校である須坂市立 小・中学校・特別支援学校別支援学校は義務教育が対象)

○安曇養護学校大町地区PTA
 分教室があるところは、駅からも近く立地はいいです。ただし、医務室がなく分教室なので1学年1教室で3教室のみです。生徒がクールダウンする場所がなく分教室は場所を提供されただけで学校ではないと考えています。大町北高の後利用も検討してほしいと思います。

○牛越市長
 市としても、大町北高の利用の要望を上げますが、皆さんからも県へ要望を上げてほしいです。 

質問事項6

「安曇養護学校では、池田小学校・高瀬中学校との交流を年4回実施している。児童、生徒が姉妹ペアを組みよい経験を積んでおり、両者にとってよい人間形成にもつながるいい機会となっている。大町市の小・中学生の児童・生徒とも実施してほしい。」

○勝野学校教育課長
 安曇養護学校との交流は、ともすると地元児童生徒との繋がりが薄くなりがちな現状を見るとき、そのきっかけづくりともなる良い機会であり、加えまして、障がいをもつ子どもの事実を知り、互いを認め合いながら楽しく関わり合う体験を通して、障がい者への偏見等を改善したり望ましい係り方を学びとったりなど、通常学級の子どもにとっても大変意義ある場であると考えます。
 しかしながら、安曇養護学校の児童・生徒にとりましては、市内の小中学校との交流を含め既に幾つかの交流を行っているため、交流相手が増えることについてはそれだけの時間や負担が増すことになり、教育課程編成上の問題も予想されます。このため、実施にあたっては安曇養護学校と市内の小中学校の間で、具体的に協議することが必要です。
 なお、昨年、同様の趣旨の要望をいただきましたので、本年1月に教育委員会で安曇養護学校を訪問した際、要望の趣旨を学校長にお伝えしましたところ、年度当初に保護者等と相談して居住地学校との交流計画を立てる際に、遠慮せず、ご意見をいただきたいとのことでした。養護学校としては、保護者の皆さんの意見を調整し、可能な範囲で、居住地学校との交流を進めて参りたいとのことでした。教育委員会では、こうした要望に可能な限り対応していただくよう市内校長会を通じて小中学校にお願いして参ります。

○安曇養護学校大町地区PTA
 地域の学校に席を置き、クラスの名簿にも名前が載っており、養護学校に通いながら自分の好きな時に地域の学校の音楽会などにも参加できるという副学籍制度は大町市にはありますか 

○勝野学校教育課長
 その制度は承知していません。 

○牛越市長
 正確な情報がありましたら、学校教育課長にいただけますか。どのような仕組みなのか情報収集してみましょう。

○安曇養護学校大町地区PTA
 交流も、学校に戻りたい希望のある人と重度で戻れないのが分かっている人と2パターンあります。交流の内容によっても参加できない場合があります。 

○牛越市長
 市教育委員会でも、学校の考え方もあると思うので意見交換してみてください。

質問事項7

「療育手帳の更新には、昨年まで学校に松本児童相談所の方が来てくれたが本年度から個々に松本まで行かなくてはならなくなった。負担が大きく困っているので、大町市で年2~3回松本児童相談所の方を呼んで判定をしてほしい。」

○塚田福祉課長
 療育手帳の再判定については、再判定の件数が減少傾向にあることから、県内の児童相談所5ケ所すべてにおいて、養護学校への訪問による判定を取りやめるという方針とお聞きしております。しかし、ご要望にありましたとおり、療育手帳所持者が再判定の度に松本児童相談所まで出向くことは、保護者の皆さんも含め、ご負担が大きくなりますことから、大町市での再判定の実施について、児童相談所に要望して参ります。 

○牛越市長
 再判定はどのくらいの頻度で行うことが必要ですか。

○安曇養護学校大町地区PTA
 個人でちがいますが、2~4年に1度くらいです。慣れない場所へ子どもを連れだすのが大変です。 

○牛越市長
 再開するなら、学校で行うほうが再判定を受ける人数もあり、よいと思うので県へ要望を上げてみましょう。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 過去には、保育園を巡回してくれたこともあります。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 やはり、子どものことを考えると慣れた所で市内であれば学校などで判定をやってほしいです。 

○牛越市長
 慣れた身近な所がいいですね。

質問事項8

「市内の学校では、支援に差があり満足している保護者と不安を抱える保護者がいる。学校別で支援に差が出ないようにしてほしい。」

○勝野学校教育課長
 各学校の特別支援教育の支援内容等の差につきましては、具体的には把握しておりませんが、そうした事実があるとすれば改善努力に取り組んでいきたいと考えております。
 今後、各学校現場の状況や保護者や児童・生徒からの声を把握する調査を検討するとともに、保護者の皆さん方も、学校評価等の機会はもとより、日常の中での支援の様子から不安や不足を感じ取ったような場合には、直接、担任の教員や校長・教頭に伝えていただき、場合によっては教育委員会に連絡をいただくなど、遠慮なくご意見を出していただきたいと思います。
 ご指摘の「支援の差、」につきましては、学校や教員は、対象となる児童・生徒の将来を見据え、自立に向けた取り組みや社会生活への適応力向上など、個々に応じた指導・支援計画により支援を行っておりますことから、一人一人への支援に差が生じることも事実です。このため、子ども一人ひとりの状況や違いに応じた対応がなされ、結果として、どの子どもに対しても、同じ形で支援や対応が行われるわけではないことをご理解いただきたいと存じます。
 教育委員会としても、特別支援教育への取り組みは大切に考えており、各学校教職員は文科省等や県教委が開催する特別支援教育に係る研修会等への参加や安曇養護学校から専門の教職員をお招きし、実習などを積極的に行い、支援・指導力の向上に努めて参ります。

○安曇養護学校大町地区PTA
 この質問は、安曇養護学校保護者と地域の小中PTAの方との懇談会で地域のPTAの方から出されたものです。学校の先生が変わればすべてが変わり、また子どもたちを理解してもらい1からのスタートになります。これは仕方がないこととしても、お母さん方の話しを聞いていると、学校ごとの対応のちがいが感じられます。
 市の教育委員会では学校の訪問はどのくらいの頻度で実施していますか。

○勝野学校教育課長
 すべての学校で定期的に訪問を実施しています。学校により違いはありますが月1回程度実施しています。

○安曇養護学校大町地区PTA
 市の訪問ではどうゆうところを見てくるのですか。 

○勝野学校教育課長
 授業での児童・生徒の様子や教え方などを見ます。 

○牛越市長
 教科の教え方には差があります。それは、差というより違いと言えると思います。スキルの違いが差になると思います。 

○勝野学校教育課長
 12月議会の一般質問でも特別支援教育についてのご質問をいただきましたが、全ての教員が特別支援教育の視点を備え、専門性の高い最新の知識や情報を共有できますように努め、スキルアップを図ってまいりたいという趣旨の答弁をさせていただきました。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 安曇養護学校保護者と地域の小中PTAの方との懇談会で小学校での支援に満足しているお母さんが、中学校の支援は学校ごとのカラーが出てくるので小学校では通った意見が通らないことも出てきます。そういったお母さん方の子どもが中学校に上がってからが心配です。 

○牛越市長
 市教育委員会では小学校の教頭先生との勉強会をやりますね。支援学級同じように勉強会をやると思いますので、検討課題として市教育委員会から出してください。

質問事項9

「小学校卒業後、中学校生活にとても不安がある。中学校の支援学級では、生徒10人以下とはいえ偏りのある生徒を担任1名で指導するのはとても大変で個々にあった支援は望めない。先生や指導員を増員してほしい。」

○勝野学校教育課長
 まず、ご質問にございます特別支援学級は、小・中ともに8人までが1クラス、8人を超えれば2クラス編制となることをご理解いただきたいと存じます。特別支援学級における指導につきましては、必ずしもクラス生徒全員が常に一緒に学んであるわけではなく、その子(生徒)の実態に合った時間割を組み、原級の生徒とともに学習する教科があるため、実際の指導におきましては、クラスの人数よりも少ない人数で、可能な限り個に応じた指導に努めるなど、学校毎に工夫や努力をしてきております。
 また、特別支援学級の担任だけで指導にあたるのでなく、担任以外の教員を年度当初から時間割に組み込んで配置し、複数指導やグループ分けを行うなどの指導なども行っています。
 このほか、集団学習が困難な場合には、別室で他の教員が個別の対応や「心の教室相談員」に相談したりなど、個別の状況に応じた対応に努めているところです。
 入学にあたってのご心配は当然多くの保護者の方がお感じのことと思われますので、ぜひ、該当される特別支援学級を見学し(事前に直接電話申し込みで可能、保護者だけでも子どもさん同伴でもかまいません。)、担当の教員等からも具体的に聞いていただくことがよいと思われます。入学式への不安等についても、学校に申し入れ、事前に会場に行って場の経験や対応の確認なども可能であります。この子にとってどうかという視点で、遠慮なく問い合わせや対応のご希望を伝えていただき、学校とともによりよいあり方を考え合っていくことがよいと考えております。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 この質問は、安曇養護学校保護者と地域の小中PTAの方との懇談会で地域のPTAの方から出されたものです。

○牛越市長
 今後、要望があれば保護者の不安を理解し、さきほどと同じように検討課題として市教育委員会から出してください。

質問事項10

「市から保育園、小・中学校の入園、入学前の障がい者支援の情報が少なく、親は心配の中で入園、入学をしている。もっと積極的に、どのような形で、どのような支援があるのか説明会をしてほしい。学校・担任単位ではなく市での対策を示してほしい。」

○勝野子育て支援課長
 障がいのあるお子さんにとって、ご家庭や通所施設等で行われている個別的な支援が、就園、就学後も途切れず引き継がれていくことは、その後の社会生活に続く重要な基礎づくりになります。
 特に、所属場所が変わる、入園時、小学校・中学校・高等学校入学時には、お子さんの支援に当たる担当者が保護者やお子さんとの相互理解を深め、担当者間の支援の重なり部分を設け、ステップアップ後の姿を保護者が具体的に描けることは非常に重要です。
 市の、発達支援事業の説明は、子育て支援課担当者が保育園の保護者講座で実施しているのみのため、今後は教育委員会とも連携し全市的な説明を行いたいと考えています。 

○勝野学校教育課長
 教育委員会でも、先ほどの子育て支援課の回答のとおり、障がいのあるお子さんにとって、ご家庭や通所施設等で行われている個別的な支援が、就園、就学後も途切れず引き継がれていくことは、その後の社会生活に続く重要な 基礎づくりになるもの考えています。
 ご要望の障がいを持つお子さんへの支援に関する説明会につきましては、子育て支援課、福祉課等関係機関とも連携を図り、検討を進めて参ります。

○安曇養護学校大町地区PTA
 自分の子どもが保育園を卒園するとき、小中学校の子どもの進路について悩みました。市の職員や保健師さんなど一歩踏み込んだ相談相手が欲しかったので、市で相談の手を差し伸べてほしいです。 

○勝野子育て支援課長
 今年度4月から子育て支援課が3階の教育委員会の隣に引っ越した狙いのひとつとして、子育て支援課には家庭児童相談員や女性相談員、療育事業を担当します主任保健師がおり様々なご相談に応じていますが、学校教育課の就学相談の先生と連携した相談事業の実施があります。また、新年度の4月から新しい子ども子育ての制度がスタートします。それに向けアンケートを行いました。その中でご要望が多かったのが、どのように相談していいのか分からないというものでした。相談事業をもっとPR・充実していきたいと思います。 

○牛越市長
 市ではこの2~3年で相談から療育までメニューを整えさせていただいています。せっかく制度があってもよく知ってもらわなければ活用の道も閉ざされてしまいます。あらましの37ページの相談に、発達障がいのケア情報をくわしくしてみてはどうでしょう。また、保健センターで3歳児検診などでお母さんが集まった際に情報交換の機会となることもお知らせしていく必要があると思います。SANBAの会の活動もおもしろい、お母さん同士の仲間づくりの機会も活かしたいです。

○安曇養護学校大町地区PTA
 自分は子どもがほかより小さいと思い子育てしていても、回りのお母さんや保健師さんに相談し様子を見ましょうと判断される時代で、なかなか気づいてもらえなかったです。広報などでもPRしてほしいです。

○牛越市長
 保育園と学校の連携はどうなっていますか。 

○勝野子育て支援課長
 保育園では、5歳児相談行っています。また、巡回相談を相談員や病院の専門員、スクラムネットが定期的に行っています。

○勝野学校教育課長
 学校では、5歳児相談から学校教育指導主事がいっしょに相談を行っています。また、就学については10年前ですと就学指導委員会と呼んでいましたが、平成22年度から制度が変わり相談委員会に変わりました。委員は学校の先生、特別支援学校の先生や保育園・幼稚園の園長さん、臨床心理士の方、医師などで組織されています。そして、可能なかぎり保護者の意向に添うような形で就学相談をお受けしています。 

質問事項11

「市でおこなっている園児対象のSST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング 社会生活技能訓練)「スーパー あずさ」 を小学生対象でも行ってほしい。」

○勝野子育て支援課長
 SST教室に関しては、年中・年長児を対象としたSST教室(「スーパーあずさ」を半年を1コースとして前後半の年2コースを実施しています。
 また、継続的な教室を希望される場合には児童福祉法に基づく児童発達支援事業をご利用いただいております。
 小学生のSST教室については、市内小学校を通じご家庭にSST教室の参加希望調査を行い6月から3月にかけて18回程度のSST教室を実施しています。実施方法と致しましては、発達障がい関連の診療を受けているお子さんは児童通所サービスで実施し、それ以外のお子さんは市内事業所に委託し、児童通所サービスを利用するお子さんと共にご参加頂いています。今年度は約40名のお子さんが18回コースの教室に参加中です。
 なお、このSST教室は、言葉によるやりとりを中心としておりますが、別の方法がわかりやすいお子さんについては是非ご相談ください。
 中学生につきましては、今年度試行的に2年生を対象に学校に出向きSST教室を実施しております。今後、中学1,2年生の希望者に対し通所型のSST教室を行う計画です。 

○安曇養護学校大町地区PTA
 中学生のSSTには、だれが子どもの対応をしてくれるのですか。 

○勝野子育て支援課長
 キッズウィルと病院の発達支援室の臨床心理士などの専門員が行っています。

○安曇養護学校大町地区PTA
 小学生のSSTには、支援学級の子どもも通常学級の子どももいっしょに受けているのですか。 

○勝野子育て支援課長
 参加を希望する子どもさん全てが対象です。

○安曇養護学校大町地区PTA
昨年度まで、社協で介護のつどいを開催していました。療育手帳Aの人と高齢者の方が対象でした。年2回くらい行われて楽しかったのですが、今年度から違うものに変わったと知らされ残念に思いました。 

○塚田福祉課長
今年度から介護により理解を深めてもらうため、介護者のリフレッシュの会に変更させていただいております。
こうしたご要望があったことを社協にも伝えておきます。 

○牛越市長
さまざまなご要望や活発なご意見をいただきありがとうございました。
解決できたことと、できなかったことがあります。
また、即答ができず県へ要望を上げたり相談してみる事項もありました。
私達は、それぞれ所管し直接指揮をとる課長が直接ご要望などを伺いました。私自身も、皆さんの持っている悩みとか喜びを聞かせていただきました。
これも、これからの市政の中に活かしていきますのでよろしくお願いします。本日は誠にありがとうございました。

5.閉会 14:55

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