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安曇養護学校大町地区PTA(平成23年12月)

安曇養護学校大町地区PTAとのまちづくり行政懇談会の概要です。

 

日 時 平成23年12月19日 午後1時から午後2時51分
場 所 大町市役所 庁議室
懇談した団体等名 安曇養護学校大町地区PTA
出席者 安曇養護学校大町地区PTA7名
市 側 市 長  牛越徹
福祉課長 鳥屋寿和
福祉課福祉係長 綿内弘子
学校教育課長 勝野太彦
消防防災課長 飯澤義昭
(進行・記録)
情報交通課広聴広報係長 戸谷靖

○戸谷広聴広報係長
 これより安曇養護学校大町地区PTAの皆様とのまちづくり行政懇談会を開催します。市長よりご挨拶を申し上げます。
 
○牛越市長(あいさつ)
 大町地区PTAの皆さんからは、先に福祉行政、障害者行政についてご質問やご提言をいただいております。
本日は、どのようにすれば大町市が住みやすい地域になり、どの方にもいろいろなチャンスが与えられる取り組みができるかということについて、時間の許す限り意見交換をさせていただきたいと思います。
 
(出席者自己紹介)
 
○戸谷広聴広報係長
 これより懇談に入ります。あらかじめ、ご提出いただきましたご質問、ご要望等に沿って進めさせていただきます。
 
 まず、資料1番目の、就学奨励費に関わる手続きについてです。
ご要望の内容は、平成23年度の就学奨励費に関わる手続きに際し、年度当初に、所得証明書を学校からの依頼で大町市に申請、受領するために各生徒・児童の家庭より委任状を提出しました。しかし、大町市では公用(減免)で所得証明書を出せないという回答があり、急きょ各自が世帯員全員の所得証明書を市役所にとりに行くという事がありました。昨年度は減免していただき、学校には委任状を提出して手続きがスムーズに行われたのですが、今年はどうして減免にならなかったのでしょうか。しかも近隣の市町村では減免になっているのに、大町市だけが減免にならないと聞きました。是非他市町村のように減免していただきたい、というものです。
 
回答につきましては、資料のとおりですが再度復唱いたします。
就学奨励費に関わる手続きに必要な所得証明書につきましては、昨年度、今年度ともに安曇養護学校から保護者の皆様の同意書を添付いただき、文書により照会をいただきました。昨年度につきましては、就学奨励費の制度の趣旨等に鑑み、回答をさせていただきました。
しかしながら、今年度の回答にあたりまして、法令(地方税法、?xml:namespace prefix = st1 ns = "schemas-MSNCTYST-com/MSNCTYST" / >大町市税条例、大町市手数料条例、特別支援学校への就学奨励に関する法律施行細則(長野県教育委員会規則))等を改めて精査した結果、以下の理由から、現行の法令及び取り扱いでは公用での発行(手数料の減免)はできないとの判断に至りました。
1.長野県教育委員会規則に、学校等から公用で所得等の照会ができる規定 がなく、大町市において回答ができる旨の取り扱いを定めた規則等もないため、税法の守秘義務の観点から公用での回答ができない状況にあります。
2.大町市手数料条例に、就学奨励費の手続きに必要な所得証明書等にあ てはまる免除規定がないため、手数料を徴収する必要があります。
なお、今年度、ご要望に対する検討のため県内他市町村の取り扱いの現状について調査を行っており、条例等の改正も含め、ご要望に添った取り扱いができるかどうか検討中でありますので、何卒ご理解いただきますようお願い申しあげます。
 
○牛越市長
 回答文書を作成した時点では議決が未確定でしたので、このような回答をとりましたが、12月定例会で条例を正式に改正するという手続きを取り議決を得ましたので、1年遅れになりましたが、来年からは条例の中で対応が出来ることになりました。ご心配をおかけしました。
 
○戸谷広聴広報係長
次に、2番目の災害時の避難についてです。
要望の内容は、今年の3月11日におきた東日本大震災の際に思いました。障害を持っている子どもたちはどうしていたのだろうと。
昨年の懇談会でも、薬の問題、避難所の問題を提示させていただいたと思いますが、その際、障がいを持っている人などの社会的弱者の避難所を検討しているとのことでした。災害はいつ起こるかわかりませんので、早急に具体的に検討をいただきたいと思います。その際、障がい児に関しては、子どもひとりだけを福祉避難所に避難させるということもできませんので、障がい児を持つ家族という単位で避難できるようにご検討いただきたい、というものです。
 消防防災課より回答をお願いします。
 
○飯澤消防防災課長
22年の11月に防災マニュアル・マップを各家庭に配布させていただきました。
マップには市内の避難施設、名称も表示されています。市内では83箇所の避難施設、23箇所の避難地を指定しています。
 障がい者、要介護高齢者、妊産婦、乳幼児などの災害時の要援護者に配慮して福祉避難所を設けています。施設は、総合福祉センター、大町公民館中央保健センター、美麻総合福祉センター、八坂総合福祉センターの4つです。
 現在、市では地域防災計画の見直し作業にとりかかっており福祉避難所についても、今後まず1番目として介護用品、衛生用品、医薬品等物資の備蓄、2番目社協や社会福祉施設等の職員の人材確保、3番目移送手段の確保、4番目避難施設の整備を福祉課や市民課、関係機関、団体と調整して見直しを行い、災害時要援護者の把握と避難所運営のためのマニュアル作成等をしていきたいと考えています。
 
○鳥屋福祉課長
福祉避難所の役割はただ人を避難させれば良いというものではなく、障がいをお持ちの方は人が携わらなければなりません。高齢の皆さんも自分では動けない人が多いので、避難をさせた場合にどうしても人が携わなければならないので、総合福祉センターが重要な役割を担って来ます。総合福祉センターあるいは美麻・八坂の両福祉センター、社協の皆さんとも災害時にはどういう体制でどのような応援ができるのか、災害時の動きについてマニュアルづくりをしています。
福祉避難所の有利な点は、美麻は同じ建物の中に診療所が併設されていて、医師や看護師がいればすぐに対応できますし、八坂についても福祉センターと診療所が近い場所にあるので、医師や看護師に応援をいただくための連携が図れます。総合福祉センターは中央保健センターと連携が図れるように協議を進め、福祉避難所として充実が図れるよう検討しています。
○安曇養護学校大町地区PTA
 障がい者、介護高齢者、妊産婦、乳幼児などが保健センター、総合福祉センターに避難するとなるととても大勢になり収容できるか不安です。大勢の人がいる場合、知的な障がいを持つ子は5人以上いるところを嫌がります。普段自分が過ごしている場所と違うところで過ごすことに、非常に不安を感じると思います。
 
○鳥屋福祉課長
一時的な避難は地区の公民館などの一時避難所となります。そこから施設に行くのか、施設から人を派遣するのかという判断は災害の状況によって恐らく変わると思います。ただ、動ける人や備蓄する物をどこかで用意しておくということは市の防災計画の中でしっかり立てていきたいと思います。
関係する障がい者の皆さん、高齢者の皆さん、妊産婦の皆さんそれぞれ関係するケアマネージャーを含め組織がありますので、連携を図りながら人を派遣する体制を検討していきたい。
 
○牛越市長
 災害がどのような災害で、規模や被害はどの程度なのか。時系列によっても対応が変わってきます。市全域が自宅にいられないほど壊滅的な被害を受けたときには、一時避難所に受け入れできないかもしれません。一時避難所にさえも行けないケースには、近くの広場に移動してテントを設営するなどの応急的な判断で行なう場合もあります。また、洪水のような場合、指定された一時避難所だけで足りなければ、被害に遭っていない隣接の避難所も使用する状態になると思います。家族と離れると心配な子がいれば、一緒に一時避難所に行っていただき、手がさけられるようであれば、スタッフを派遣するというような仕組みを柔軟に考えていかなければいけないと思います。これからはどの程度の規模の災害が起きた場合にどのように対応するのかきめ細かな対応をしていく必要があります。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
 地域で生活をしていて思ったことですが、どのような障がいを持った人がどこに住んでいるのかという把握をどの程度までできているのでしょうか。
 
○牛越市長
4番目のところでの議題ですが、先にこちらをやりましょうか。
 
○戸谷広聴広報係長
ご要望の内容は、障がい者登録をしたらどうなるのでしょうか。大町市の協力体制についてご説明ください、というものです。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
行政でいろいろ考えていただきやっていただくことは大変ありがたく必要ですが、周りの方が状況を把握していてくだされば、親も子供たちもすごく安心です。例えば仁科台中学校が避難所であるとすれば、その中のこの部屋は障がいを持った方の部屋という感じの配慮をしていただければありがたいです。そうすると災害があったときに皆で同じ場所に避難できますし、住民の方や周りの方がわかっていてくださることと、市民同士の支え合いで足りない部分を行政が補っていただくことが良いと思います。先日、駒ヶ根の社協で話を聞いてきましたが、市民の支え合いが進んでいると思います。支えあいマップを地図上に落とし込み、全部自治会単位で調査をし、その調査の結果をパソコンに入力しデータベース化しています。先ずは市民同士の支え合いが大切だと言っていました。
 
○牛越市長
伊那市や駒ヶ根市は7年前から支え合いマップの取り組みを進めています。しかし、全域には広がっていません。集落単位でおこないますが、うまくいっているところとうまくいっていないところが未だに残っています。社協と市の福祉サイドで連携して行いますが、やはり自治会や自主防災会の皆さんが先頭に立っています。マップをコンピューターソフトで図化していくことが難しいのではなくて、その前段としての合意形成が欠かせません。他人には知られたくないこともありますし、災害が起こった時に皆で支え合いをするために誰がどこにいる人を救い出すというときのために、合意の上でのデータベース化してつくりあげていくプロセスに時間がかかります。そうした動きを大町市でも社協と福祉課が連携して進めています。
 
○鳥屋福祉課長
大町市でも、最初の段階での合意形成、個人情報の保護という問題があり、福祉課では要援護者台帳という高齢者を含め障がいをお持ちの皆さん等にどのような状況なのかを民生委員さんを通じて調べたり、調査票をお配りして情報を共有化して良いか承諾をいただくようにしています。承諾をいただけたところは、台帳化して消防防災課と消防署、地区の担当民生委員さん、福祉課の4者で情報を共有化しています。支え合いマップができたところの状況をお聞きすると、作るまでが目的となっていてマップを活用するところまでできていません。
駒ヶ根市のようにデータベース化していれば、日々更新できますが、地区の自治会では手作りです。しかも、1年2年で役員が変わってしまうという悩みがあり、行政としてどのような応援ができるかということを含めて検討中です。現在、要援護者台帳というものがありますが、障がい者の皆さんからも、情報提供の承諾をいただかないとマップの作成ができないので、是非ご協力をお願いします。
 
○牛越市長
要援護者台帳というのは行政機関がつくるものですので、救急活動を行う消防署、民生委員さんには情報が行きます。本当は自主防災会や自治会にもお出ししたいのですが、公的な情報は守秘義務があり、もらう自治会でも自治会長が毎年変わるような場合には扱いに苦労されると思います。やはりルール作りと合意形成の中で自治会や自主防災会ごとに持つことが、いざという時に一番大事な支え合いになると思います。
 行政は最終的には全ての災害に対応する責務がありますが、手が限られています。一時避難所であっても福祉避難所であっても普段他の機能に使われているために、避難所としての機能が常時あるわけではありません。災害が起きた時に場所ごとに避難所の運営についてルールを決めて改善しながら運営していくという仕組みなので、立ち上がりの時には避難所以前の問題として、救い合いや支え合いを近隣の皆さんでまずは一時対応していただく、初期対応が一番大事です。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
支え合いマップの話を聞き、隣組でも薬についてどのようなものを使っているか調べています。常備薬というのは知られたくない人もいて、どこまでやってよいものかと思います。携帯番号の連絡先などは情報提供しておかなければいけないと思います。子供たちも災害時はどこにいるかわかりません。障がいのある子供は、リュックの中に連絡先などを記したカードを入れておいて、そのことを皆に知っていただければありがたいと思います。
 
○牛越市長
以前、子供たちは小学校の時ランドセルの中に氏名や住所、血液型、連絡先などを記したものを入れていたと思います。そこに差し支えなければ、情報を載せておいて非常時のときに使える仕組みを皆さんでご相談いただき統一すれば、大勢の人に知っていただけると思います。
いざという時に周りの人に手助けしてもらうための仕組みを学校に相談してみたらどうでしょうか。
 
○勝野学校教育課長
学校教育法が改正されたときに学校防災マニュアルを全校で作るように義務付けられ、市内の小中学校も全てあります。今回このような大きな災害があったので、災害時のお子さんの引き渡しなどについても細かく防災計画との整合を図りながら見直しをしています。
 
○牛越市長
今回の東日本大震災は、災害は頭の中でイメージはしていても、実際に起こるとあんなに大規模におこるとは誰も思わなかったと思います。これを機会に具体的にこういうときはどうすればよいかというイメージが沸く対応策を皆で相談して詰めていくことが大事だと思います。
 
○戸谷広聴広報係長
3番目の項目になります。要望の内容は、市の福祉に精通した人の配置をというものです。
福祉に関する手続きはいろいろあります。職員の方も全てを理解し説明するのは大変なことだと思います。ただ、せっかく手続きに行ったのに、「係の者がいないのでわかりません」と言われてしまうのは困ります。一番いいのは、全てに熟知されている方が、異動しないでずっといてくださるのがいいのですが、それが困難であれば、「○○さんの相談や手続きだったら○○さん」という事を明確にしておいていただきたいと思います、という内容です。
福祉課より回答をお願いいたします。
 
○鳥屋福祉課長
まず、福祉課での手続きに際して、利用者の皆さんにご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。以前からいただいておりますご意見をもとに手続きの流れをスムーズに行えるように係内での研修や事務のマニュアルを作成するなど、事務の簡略化に努めているところですが、人事異動や仕事の都合などで担当者がいないときのフォローが徹底していないのが現状です。今後、更に改善ができるよう努力してまいります。
手続きにお越しいただいた際に、専門的な相談を除き全ての係員が対応できる体制を整えています。担当職員が支援会議等でそれぞれのご家庭の事情やお子様に関わる具体的な内容の相談につきましては、担当職員でないと把握できていない部分があります。そのような場合は、直接担当する職員から別に説明させていただくこともありますので、後日あるいは改めての電話連絡になろうかと思いますが、ご理解いただきたいと思います。
 障がい福祉の窓口ですが、福祉課と子育て支援課に担当が分かれております。障がい者総合福祉法の中でまとめられると思いますが、来年4月移行の担当課の業務に関して窓口は同じ部署で行えるよう調整中です。業務内容の見直しとあわせ、市民の皆さんが窓口に見えられたときに迷うことの無いよう、分りやすい窓口体制の検討を始めております。
 
○牛越市長
 補足します。業務に精通したベテランの担当者にできるだけ長く同じ仕事を担当していただくようにお願いしています。しかし、それぞれの職員もいろいろな経験を積みながら異動も必要になってまいります。異動して新しい担当者が着任した場合、3か月くらいで仕事を覚えてほしいということをお願いしています。福祉の場合は専門分野が深いので、バトンタッチした直後にはご心配をおかけすることもあるかもしれませんが、課や係の中でしっかりサポート体制を職員間でつくって行きたいと思いますので、よろしくお願いします。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
福祉課担当者ごとに精通する分野があると思うので、それを課や係の中で把握しておいてほしい。通知を出した時点で、出した人が2〜3人でチームを組んでこの関係は相談に見えたらチーム内で対応しようとか、どうしてもいない場合はマニュアルをつくっておくなどしておけば、誰が行っても対応できると思います。
 
○牛越市長
通知には課の名前だけではなく担当者名を入れるようにしています。このことは徹底していきます。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
障がい者のサービスは選択性になっていて、親が選択したサービスで子を育てるというものです。個人ごとに使う制度が異なる場合もあります。
 
○鳥屋福祉課長
今回の自立支援法の改正により24年度からは障がいの皆さんにもケアプランを作るようになります。高齢者の地域包括支援センターのように障がいの皆さんを扱える事業所を登録しますが、この人にはこのようなサービスをして支援していくというものを事業所が窓口になって、お子さんが関わっている事業所に登録していただいて、一番身近にいてわかっている人達にケアプランを作っていただくように働きかけをしています。4月から全ての人がスタートできるかは不明ですが、24年度中にはできるようになると思います。
 
○牛越市長
制度としてしっかりと仕組みができれば、事業者から個々に案内は行くかもしれませんが、公的な制度としてスタートする時には市から広報おおまちになるかわかりませんが、大勢の皆さんに周知できるようにしてまいります。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
 現在、キッズウィルを利用させていただいておりますが、この9月から子供向けのデイサービス事業が始まるので福祉課へ行って申請をしてくださいと言われました。行ったところ担当者が全然わからなくて、30分ほど時間がかかりました。態勢のこともそうですが、情報把握もしっかりしてほしい。
 
○牛越市長
行政では、どの課、どの係ではこういう仕事をしています、どの係のどの仕事は主任者が誰で主任者がいないときに代わって行う副任者は誰ということが決まっています。副任者がいても完全に主任者の仕事をカバーできるほど理解していない場合も有りますし、隣の職員でも本当はある程度知っていなければいけないのに理解が不十分という場合もあります。徹底していきたいと思います。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
 私の子供は17歳になりますが、2歳半健診の際の遊びの教室というのがあり、そこで療育を受けながら保育園に上がるまで過ごしました。保育園に入ると今度は保育園での先生が担当になって、福祉課や児童相談所の方が来てくださり子どものことをみてくれました。総合的に判断して今こういうことをした方が良いということを面談してくださいました。小学校にいくと特別支援学級の先生が対応していただいたのですが、中学に行くとまた違う先生、安曇養護学校では福祉関係なので手厚く見ていただけましたが、普通の高校に行っている人もいて、学校が変わるたびに一から説明しなくてはいけない。
 長野の支援事業者は幼児の頃から子供を把握していて、大人になってもその子のことが全部把握できると言われていて、事業所でもできれば一人の子どもに対して早くから取り組んで、大人になって仕事のことでも子どものことを第3者的な立場からアドバイスいただけるケアプランをつくっていただきたい。
 
○鳥屋福祉課長
 高齢者でいうケース記録です。同じところで情報を積み重ねていくと幼児からの大人までの状態がわかります。障がい者のケアプランは生活そのもののケアプランではなく、サービス提供のプランニングが主体になるので、個々の状況をきちんと把握できるか、これから事業所とも相談をさせていただきたい。
 
○勝野学校教育課長
 今年から5歳児相談を始めています。発達障害のお子さんが多くなってきているので、できるだけ早期に発見して速やかに対応をとるようにしています。主体は市民課が担当して行っていますが、就学の関係があるので指導主事が入り、一人のお子さんの履歴をきちんと解かるよう対応をしていきたい。同じ人がずっと関わっていくことは困難ですが、少なくとも見て行くことによって状況がわかるシステムを構築するよう進めています。15歳を過ぎると義務教育でなくなってしまうので、そのことが課題となりますが、18歳までは補完することのできるシステムを教育委員会や子育て支援課、福祉課と連携しながら検討を進めています。
 
○鳥屋福祉課長
18歳を過ぎてしまうと福祉課でも記録的に何かないと繋げられるものがなくなってしまうので、関係機関と調整をしていきたい。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
保健師がこの人にはこのサービスが必要という事を判断するのですか。
 
○綿内福祉係長
18歳未満の児童で障がいをお持ちの方には児童福祉法の中で相談支援をしてくれる事業所でプランをつくります。18歳を超えると大人の相談支援事業所になり障がい福祉のサービスを使いたいという場合に、個人の状況や家庭の環境などに応じてサービスを入れていきます。将来的な目標をもち定期的なモニタリングをしながら継続していく状況になります。サービスにつながる方には、継続的な履歴が記録として残され引き継がれます。その中で、障がい福祉サービスでない部分でも、制度の利用を含め子供さんに対してプランを作成していくことを考えています。
 
○戸谷広聴広報係長
4番目の項目については、先程意見交換をさせていただきましたので、5番目の項目、障がい者の就労についてです。
障がい者の雇用は大きく分けて福祉就労と一般就労に分かれますが、どちらも個々のスキルに合った仕事に就けると良いのですが、なかなか難しい状況です。特に、一般就労につきましては、企業の理解が無いと難しいところがあります。そこで、大町市として障がい者雇用に関してお持ちの情報などがありましたらお聞かせください。
今年度、安曇野市社協でスタートした「豊科じゃんぷ」のような就労移行支援事業所を設立していただき、さまざまな仕事を体験し、自分に合ったものを見つけていくことは大事なことだと思います、という内容です。
 回答につきましては、福祉課でお願いします。
 
○綿内福祉係長
 障がいをお持ちの方の就労につきましては、なかなか大変な事があろうかと思います。この地域は高齢者も含め就労が難しい現状です。職種や採用条件が限定されてしまうので、希望する仕事に結び付かない残念な現状です。
 大北圏域の自立支援協議会でも定期的にハローワークなど長野県ヘルプセンター協議会などから現状を報告していただいていますが、思わしくない経済状況の中で企業側の動きも鈍いというのが現状です。一般就労については、ある程度制度的には整ってきていると思います。雇用に結び付かない方には就労支援事業所等への就職ということも、安曇野市、大町市圏域広範囲に渡ってしていただいている。
 特に大町については、安曇野市にある企業に電車通勤している人もいます。「白樺の家」は、2年間かけて就労に向け支援をする就労移行支援事業所です。現在1名が通っており、豊科じゃんぷにも1名通っています。一般就労が難しいと障がい窓口担当の事業所に移られる人もいます。市内にはがんばりやさんとか大町社協、「てとてと」や「マイハート」で行っている就労継続支援事業所、授産施設の社会就労センター、美麻福祉企業センターなどの事業所もあります。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
ちなみに市役所ではどのくらいの障がい者が雇用され、どのような仕事をされていますか。
 
○綿内福祉係長
身体障がいの場合は、企業の人数によって雇用すべき人数が決められています。規定の率はクリアしている。知的障がいの方はチャレンジ雇用制度があります。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
昨年、私の子供もお世話になりましたが、とても知的障害のある子がいくことのできる場所ではないと感じました。とても厳しい判定であり、チャレンジ雇用といっているので、知的障がいのある子のことを理解していただける方が指導してくださると思っていましたが、そうではありませんでした。一から筋道を通して教えないと解からないはずですが、健常の方と同じように説明されてもできないのが現状です。知的障がい者の受入態勢ができているとは思えませんでした。
 
○牛越市長
一年間いろいろな職場を体験する中で、本人の個性にあった職場を探そうと経験いただいたと思います。終了したとき作文を書いて提出いただきました。読ませていただいた時に、障がいの程度に応じて個々の仕事はきつかったなど、いろいろな感想がありましたが、いろいろな経験ができて良かったという感想をいただきました。昨年も受け入れ側ではいろいろな職場を体験いただいたので、十分な対応ができたと思っていましたが、そのようなことがあり申し訳ありませんでした。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
 保育園でのペンキ塗りをしたそうですが、市役所での雇用だったので知的障がいのことを理解していただいていると思っていました。一年間通して働いた方は知的障がい者にも程度の幅があるので、私の子供に関して言えば、軽度の子に比べ言葉で言われても飲み込めません。安曇養護学校からのチャレンジ雇用の受け入れの場合は、事前にお互いの意思疎通をして子どものことを把握していただきたい。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
最初に丁寧に教えると、十分できるお子さんもいます。でも、最初がわからないとずっと解からないままになってしまうので、お子さんに合わせた対応が必要だと思います。
 
○牛越市長
一昨年は、3人のチームに専門的な立場で指導をしていく指導員がいました。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
1週間だけだったので、自分の子どもの情報を学校任せにしていました。子どものことについて、企業側に十分伝えなければいけないと改めて勉強になりました。今年はそのことを教訓にして十分説明をするようにしました。せっかくチャレンジ雇用をしたのに、次がないというのはもったいない。先のあるものにしていただきたい。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
その子にあった仕事は何かないかということをしていただければ嬉しい。大町管内で障がいを持った方2.7%60名が雇用されているうち、知的障がい者の方は何名いるかわかりますか。
知的障がいを持った方は本当に厳しい状況なので、先を見据えこれだったらできるというものを考えてほしい。
 
○牛越市長
チャレンジ雇用の取り組みを時限的に2〜3年行いましたが、終わってしまいました。今は養護学校から本当に短い期間でお受けする場合にも、一人ひとりの個性に応じ個性を見い出し、伸ばしていけるような連絡を学校ととれるように気をつけていってほしいと思います。
 
○戸谷広聴広報係長
 先程ご質問のありました市での雇用状況についてお答えします。市長部局のみですが、障がい者の雇用は合計で8名です。内訳としましては、重度障害の方が1名、重度障がい以外が2名、知的障がい3名、精神障がいの方が2名という状況です。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
ある企業は、クリーニングや清掃などで雇用をしています。障がい者の方を育てるという意味で、市の施設などの清掃を任すなど雇用の幅を広げていただけないでしょうか。
 
○牛越市長
 市役所の清掃は業者委託です。宿直はシルバー人材センターなので、事業者において雇用していただくと良いと思います。一般の方をはじき出すような形は問題ですし、市役所には働いている民間事業者の方がおりますので、障がい者の方を優先して採用するということは難しいです。働く場の確保という一般施策として取り組んでまいります。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
 一般企業にも障がい者を一定人数以上の雇用をしないとペナルティがあるようですが、そのペナルティを払っても障がい者はいらないという企業もあります。そうなると雇用は本当に厳しくなるので、行政からも企業に推し進めていただくようにお願いします。
 
○綿内福祉係長
 商工労政の企業開拓の皆さんとも協力していきたい。
 
○安曇養護学校大町地区PTA
家族が手術になった時に、夜預けるところがなく、相談するとしらかばの家になってしまう。しらかばの家だと大人なので、何回か行って慣らす必要がある。子供を対象とした施設でもっと身近な場所に安心して預けられるところがあれば嬉しい。
 
○綿内福祉係長
 池田町のしらかばの家と同じような事業所は市内にないので、個別に相談させていただきたい。
 
○牛越市長
 様々な課題や皆さんお一人お一人の課題、解決の容易でない深い課題もありました。毎年意見交換の機会を持たせていただいて、1つずつ前に進めるように、決して後退することのないように進めていきたいと思います。
 障がいの子どもたちに対するケアの仕組みが大きく変わります。使いやすい制度になるはずですので、サービスを十分活用いただきながら、それでもなお足りないことがあれば私どもに申し出をいただきたいと思います。これからもご支援・ご提言をお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。