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大町市。北アルプスの麓、信濃大町。 
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現在位置:HOMEの中の市長の部屋の中の市長と語ろう!まちづくり懇談会の中の平成20年度から北アルプス市民劇場・大町子ども劇場との行政懇談会(平成21年2月)
更新日: 2009年2月27日

北アルプス市民劇場・大町子ども劇場との行政懇談会

北アルプス市民劇場・大町子ども劇場とのまちづくり行政懇談会の概要です。
日 時 平成21年2月2日 午後7時00分から8時45分
場 所 北アルプス市民劇場事務所(九日町)
懇談した団体等名 北アルプス市民劇場・大町子ども劇場
出席者 北アルプス市民劇場代表幹事ほか10名
市 側 市側 市長 牛越 徹 
    秘書係 西山賢治
記録 庶務課広聴広報係長 勝野礼二

1 あいさつ
(1)北アルプス市民劇場代表幹事
 市長と懇談する機会は初めてで、大変嬉しく思っている。忌憚のない話し合いをして、大町にもこういう文化活動があることを、まず、理解していただきたいし、私たちの願いも聞いていただきたいと思う。

(2)牛越市長
 今日は、このような意見交換の機会を設けていただいて誠にありがたい。2年7カ月前に大町市に帰ってきて、市長職に就かせていただいた。その過程で、私自身、大勢の皆さんのご意見を、市政に直接反映できる仕組みはないだろうか、また、市の取り組みについていろんな機会を通じて、市民の皆さんに知っていただく、そんな仕組みはできないだろうかと考えていた。
そんな中で、2つの試みをしてきた。一つは、自治会ごとに、私自身がお邪魔して直接市の取り組みをご説明したり、あるいは市民の皆さんのいろんな課題、市政に対する要望や提言をいただく、そんな取り組みを始めさせていただいた。約2年の間に回数で41回、70ほどの自治会のみなさんと、懇談させていただいた。市内の自治会数は99なので、約7割の皆さんとお話をさせていただいたことになる。
 もうひとつは、まちづくり行政懇談会で、市内で様々な活動をしている団体やグループの皆さんとの意見交換をしていて、通算で30団体くらいの皆さんと意見交換をしている。そうした中で、様々な市政へのご提言やご要望をいただいてきている。
いただいたご意見やご要望は、きちっと、できることから市政に反映していく。様々な観点で検討しなければならないことや、予算的な裏づけがなければ実施に移せないこともあるが、出来るところからとにかく実現していこうと、取り組んできた。今日は、私と広聴広報の担当、秘書担当の3人で伺った。文化担当の職員は来ていない。私自身、ご質問にお答えできない点もあるかもしれないし、持ち帰らせていただき十分検討しなければならないこともあるかもしれないが、せっかくの膝を交えての懇談の機会なので、さまざまなお話をさせていただきたい。先ほど代表からもお話があったが、大町でこんな地に足の着いた文化活動が行われていることを、私自身しっかりと勉強していきたい。来る前に資料を見させていただいたが、全国的にもすばらしい名の通った役者さんに大町に来ていただき、文化会館で上演されている。私のような門外漢であってもすごいなと思う内容で活動してきていただいている。そのことについて心から感謝する。また、文化会館を情報発信の基地にしていただいていることも重ねて御礼を申し上げたい。限られた時間だがいろんな観点で、お話し合いをさせていただければと思う。

2 活動紹介
(1)北アルプス市民劇場
  • 市民劇場の出発点は、1986年の俳優座の公演である。文化会館が同年に完成し、実行委員会で取り組んだ。当時、文化会館がもの珍しかったこともあると思うが、作品は地味だったが、1000人以上の人が足を運んでくれた。その後も数回は、多くの皆さんに来場いただいた。当時は、券売りだったが思ったより人が集まり、お芝居は成功した。何とか大町でも文化として続けていけるのではないかと思い4回目から会員制にした。なぜ会員制にしたかというと、実行委員会だと労力が大変で、一部の人に大きな負担になっていた。特に券を売ることが大変で、続けることが難しくなった。そこで会員制にすることになった。そこから苦難の道が始まった。4回目の公演は、来場者が300人程度で、会を維持するのが大変であったが、3回の公演の余力もあって、しばらく同じやり方をした。
    しかし、一部の人が赤字分を負担するなど財政的な課題があり、その額も多額になっていた。学校の先生で、定年を迎え市民劇場に関わりを持った人のアドバイスもあり、本当の意味の会員制にしていくための取り組みが始まった。それがきっかけになり、会員が少しずつ増えてきて、借金も返済してきた。会の会計もオープンにして、皆に相談しながら進めている状況である。
  • 会の仕組みを分かりやすく言えば、早起き野球やナイターソフトの連盟の仕組みと同じと考えていただいていいと思う。例えば、ソフトボールだと、1チームで17〜18人の選手登録があるが、市民劇場の場合には、その単位を3人としている。それをサークルと言っていて、サークルを単位として、お芝居を見ましょうと声を掛けている。一人、二人のサークルもあるが、なるべく3人で見てよと呼びかけている。人数が減るとチームとして成り立たなくなるので、チームとして登録して欲しいと、そんなお願いをしている。また、チームに人数が大勢になると、代表者の負担が増えるので、根分けをしてもらうように積極的に呼びかけている。10人、20人になると、代表者におんぶしてしまう傾向がある。それを回避するためにも、5〜6人の小回りの効くサークルで取り組みましょうと呼びかけている。
    そんな単位でお芝居を見ながら、口も出すが手も出すのがこの会である。グラウンド整備をやるのと同じように、お芝居の運営に、それぞれが年1回関わっている。それを運営サークルといっている。毎例会、搬出という、お芝居の大道具、小道具を舞台に入れたり出したりする作業、また、受付、半券をもぎる係など全部手作りで皆が運営にかかわり、サークル単位で活動している。役者さんのもてなしも会員の手弁当でやっている。そんな活動をしながら今日に至っている。年に4回のお芝居を、17・8年続けてきている。今度のお芝居で81回目の例会を迎える。仲代達矢と奈良岡朋子が共演する夢のようなお芝居が実現するということで、今準備に入っている。
  • 全国に演劇鑑賞の団体は、141団体ある。全体の会員数は、20万5千人である。以前は30万人近くいた。見続けるには、どうしても会員制を取らざるを得い。昔は一部の運営委員の人たちが、がんばっていたが、その方法だと継続が難しい。見続けるために、会員の参加型に替わってきた。
  • 非会員から、この公演だけ見させてもらえないかとの依頼は沢山ある。気持ちは分かるが、皆でお金を出し合って見続けているので、1年間は入会してもらって見て欲しいとお話している。
  • 長野県内には、市民劇場は7団体ある。長野、上田、松本、諏訪、伊那、飯田、大町である。
  • 池田町に映画の愛好会があり、月に1回上映している。年会費が1万円で、場所は創造館だと思う。
  • 長野県内に7つの市民劇場があるが、小さな人口の市で550人の会員で運営していることは、他の大きな市に比べてもがんばっていると思う。
  • 会を運営するための人件費は、年間100万円掛かっていない。ボランティアで運営している。
  • 例会の準備でも、自分がどの仕事を担当したいか希望を募っている。若い人からお年寄りまで、一緒に相談しながら、自発的に楽しみながら運営している。
  • 会員で、前の池田町の議員の人が、市民劇場の活動は、立派な生涯教育だといってくれたことが、印象的である。

(2)大町子ども劇場
  • 自分は子ども劇場に入って、まだ年数は浅い。活動は、会員の会費で年4回の例会を設けている。年々会員数が減少していて、以前は文化会館の大ホールで見ていたが、現在は、大町公民館分室2階の講堂がやっとの状況である。見方を変えると、劇団の皆さんの演技が間近で見れて、アットホームな、贅沢な例会とも言える。一人でも二人でも会員が増えればと思う。
  • 例会に足を運んでくる子どもたちの顔を見ると、舞台は心に響くものがあると感じる。テレビやゲームでは味わえない、目の前で演じる怖さとか楽しさとか面白さを体で受け止めて、満足顔で帰る姿を見ると、少ない人数でも中身は濃いなと思う。例会は、市民劇場と同じで、会員が中心となっておもてなしをしたり、会場作りをしたり、手帳なども手作りである。3月に例会を控えているが、これも当番制で劇団の皆さんと打ち合わせしたり、自分たち自身も楽しんでいる。
  • 会は、文化会館がオープンしたときに、芹洋子さんを呼んで、オープン記念例会を実施したのが始まりである。その時、余った席を大勢の人に見てもらおうと、券を売ったところ2階まで満席になった。それほど会員数も多かった。その後、徐々に会員数が減少したが、それでも30年前には1000人位はいた。当時は、高学年例会と低学年例会という、年齢にあった例会を年8回実施していた。
  • 今は、年4回の例会だが、昔来ていた子どもたちが、自分の子どもを連れて来てくれている。そんな子どもたちを見ると、自分自身、長くがんばっているな、年を取ったと感じる。市民劇場ができるときにも、高学年の例会を卒業した子どもたちが行くところがないので、市民劇場の大人の例会を担っていこうと、一緒にがんばった。今も市民劇場で活動してくれている。市民劇場の皆さんにも声を掛けて、お孫さんに来ていただくよう呼びかけている。

3 提案・要望
(1)文化会館について
  • 文化会館で、年4回の例会を行っている。以前にお願いして、裏から荷物を搬入するところに屋根をつけてもらいすごく助かっている。自分が足が不自由になり特に感じるが、会員に高齢者が多く、現在の会館の階段の手すりでは、階段を下るときに自分の体重を支えるためにしっかり握ることができない。2階に上る階段の踊り場には手すりがない。安全対策としては、手すりの改修・設置が必要だと思う。総合福祉センターの手すりは、木製で丸い形状でよいと思う。会館の入り口正面の、1階大ホールに入場するために下る階段にも配慮が必要だと思う。また、車いすの人の席は、後方の母子室の横にあるが、高齢の人も多いので、もっと近くで見ることができるようにしてほしい。高齢者、障害者対策はまだまだだと思う。
  • お芝居を見るのは女性が多く8割は女性で、1階の北側の男性用トイレは、例会のときは女性も利用している。洋式が一つしかないので、皆並んで待っている。洋式トイレの増設を検討して欲しい。
  • 会館の調理室の器具の補充だが、例会のときに、劇団の役者さんに軽い食事を作るが、調理器具が少ない。充実しているのは、平公民館である。特に、お茶碗、お碗が少なく会員が用意している。特別な料理をしているわけではなく、ごく普通の料理を出すのに、もう少し補充して欲しい。公民館運営審議会、大町公民館運営審議会の2つの審議会があると思う。そんな声がどうなっているのかと思う。
  • 大町公民館の審議委員に市民劇場を入れて欲しい。こども劇場は入っている。前館長に話したら、年度中途は無理だから、新年度で考えると話していた。細かい話でも、審議会で意見として出せればと思う。利用者の会から何人か委員に入ると思う。
  • 文化会館の利用の申し込みで、1年前から仮押さえをして、1年経ったときに申込書を提出する。今年の12月分の請求書が、昨年中にきて支払っている。機材費や暖房費は当日支払っているが、使用料は、そこまで早く払う必要があるのかと思う。会は、会費が入ってきて払えるので、誰かがたてかえることになる。今年の12月までの支払期限だったかもしれないので確認してみる。確か、10,670円だった。
  • 例会の参加者は高齢者が多い。誘ってみると、足がないので行かれないという人が結構多い。催しがあるときに、利用者の交通手段について行政で考えてほしい。安曇野市では、デマンドバスの運行を始めたと聞いた。
  • 例会は夜開催している。空いているバスがあれば運行できないか。今運行しているバスは、大型だが小さいものでもいいと思う。
  • 市民劇場の例会を開催していて思うのは、600人収容くらいの中ホールがあればいいと思う。サン・アルプスでは、音響設備が十分ではない。中ホールがあれば、子ども劇場の皆さんも利用できる。お芝居を上演する充実した環境が整備されると思う。東京にある俳優座の劇場もそのくらいの規模である。松川村でも建設しているようだが。

(2)森林劇場について
  • 例会の森林劇場での開催は、照明、音響の面から難しいと思う。小さな例会なら考えられるが、駐車場が狭いことがある。市民劇場の県の総会のときに、森林劇場横のホールを利用した。子ども祭りのときなども、雨天のときを考えて、両方用意することとなる。
  • 森林劇場は、虫がいたり、トイレが詰まっていたり、掃除からはじめなければならない。管理をしっかりしていただきたい。使われないので落ち葉が入ったりしてしまう。夏にジャズバンドのコンサートなどで利用されているが、森林劇場の名がついた施設はそれほどない。もったいないと思う。
  • 森林劇場周辺は、現在やぶになってしまっている。建設当初は、見渡せた。観光協会で、間伐すればよいと思う。

(3)行政の支援について
  • 市職員で、会員は2人しかいない。何とか友達を誘ってと言っている。退職した人は何人か入会している。
  • 以前は、例会のポスターを市役所内に張ってもらったこともある。これからも掲示できないか。
  • 広報紙への記事掲載については、以前は年1回掲載してもらっていたが、たくさんの団体があるので、公正を期すために毎回というわけにはいかないとの見解だった。
  • 市長が、龍彦ちゃんコンサートや大町の昔の町並みなどの古いフィルムの上映会に来てくれたことは、大町で画期的だと思う。
  • 市長にも今あるサークルに入ることで参加して欲しい。体験していただくと分かるが、皆生き生きとして参加していることを実感してもらえると思う。
  • 事務所に空き店舗を借りている。1年目は、市から補助してもらった。空き店舗は、利用してみると、水道や雨漏りなど改修に費用が掛かった。あちこち移ってきて3軒目だが、利用は大変だと感じている。ここの話ではないが、補助金制度があるので、家賃に上乗せしているのではないかという人もいる。
  • こども劇場は、分室に事務室を無料で貸してもらいありがたい。
  • サン・アルプスで講演会があったとき、来てくれたお年寄りが、階段が登れずに帰ったことがあった。手を貸そうとしたが、断られた。エレベーターがあればいいと思う。

(4)その他
  • トイレの話が出たが、子どもが洋式トイレの環境に慣れてしまうと、例えば、キャンプの時に用を足せないなど、他でトイレができなくなってしまうことがある。環境が整備されすぎてもよくないと思う。バリアフリーで、障害物がないことになれると、階段がある場所で困ってしまう子どももいるようだ。
  • 運動公園のトイレの水洗化については、アルプスマラソンのときも声が出たと思う。
  • 例会のときに、役者さんに地元に宿泊してもらうが、温泉郷を利用している。宿泊施設にも配慮してもらい、利用している人も喜んでいる。しかし、ビジネスホテルがあれば良いという声もある。劇団の要望に、シングルの部屋も多い。場合によっては、宿泊しないで、次の公演地に移動することもある。40人以上の団体が大町に泊まらずに、他所に行ってしまうこともある。大町に泊まればありがたいと思う。温泉郷は、和室に3人くらいで宿泊することとなる。駅前のホテルも老朽化しているようだ。
  • 会は、消費税で40万円ほど納税して貢献している。
  • やまびこ祭りや王子神社の祭りのときは、事務所の灯りをつけて、賑わいに協力させていただいている。シャッターが閉まっていると祭り気分がそがれるので、そんな取り組みをしてる。トイレを貸して欲しいといってくる人もいる。
  • 次回の作品は、人種問題を演じるもので、黒人運転手役とユダヤ人の女性役の役者が主役である。今年10月には、無名塾へのバスツアーを計画している。
  • 無名塾の話だが、大町からも林さんという人が無名塾で育った。大町出身の俳優では渡邉邦門さんが一番の出世頭である。
  • 市役所周辺の環境整備だが、雑草が延びている。他市は、きれいになっていて羨ましく思うことがある。近所の人たちと、市役所の草むしりをしたこともある。早朝5時くらいに草をむしって、袋に詰めて自家用車で運んだ。高校生も文化祭のときに草をむしってくれていた。
  • 塩尻市役所の前に大きなサクラの木があって、すばらしい庭になっている。羨ましく思う。庭だけでなく、街路樹の下もきれいになっている。大町でもボランティアを募ればいいのではないか。市長への手紙を書こうかと思ったこともある。
  • 防災無線の放送が始まったようだが、何を言っているのか分からなかった。鮮明に聞こえるようになるのか。
  • 大町の地デジの状況はどうか。

○市長からのお答え、提案、質問
(1)北アルプス市民劇場・大町子ども劇場の活動について
  • 市民劇場の、原則3人単位で会員となり、運営にもグループで当番として参加するシステムだが、良いシステムを考えたと思う。
  • 会員は、当然普段から公演を見にに来ているが、公演の内容によっては一般売りもしたくなるような演目があったりすると、より多くの人たちに見てもらいたいと考えることもあるのではないか。
  • 伊那で勤務していたときに、伊那にも伊那市民劇場があった。全国には141団体あるようだが、長野県内にはいくつあるのか。
  • 地方公共団体の反省だが、行政は、県、市町村、国もそうかもしれないが、1億円を掛けてこれを作りましたというような、投資した効果が目に見える箱物を作る時代が続いた。国も施策上、地方に文化を根付かせようと、施設整備について応援していた時代があった。ところが、器はできたが、魂がなかなか入らないとの反省があり、今では、例えば総務省の外郭団体では、せっかく造った文化施設を、より効果的に市民の皆さんの文化のために使われることを応援する仕組みができてきている。長野県内には、10の広域圏ごとに文化会館的なものを作る構想の下で、ほとんどの地域で整備された。大町は、市民の皆さんが手作りで活用の仕方を考えてくれるという意味で、画期的だと思う。
  • 子ども劇場についてのお話の中で、大都市圏でない地方圏の大町で、早いうちから子どもたちが文化に、子どもたちは文化と理解していないかもしれないが、身近にお芝居などに接する機会があることはすごいことだと思う。一週間くらい前に、市内に住む人から若い人たちが遊ぶ場がないから、是非、映画館を作って欲しいとの市長への手紙をいただいた。回答の準備をしているところだが、悩ましいのは、定着していただくためにそうした施設、スポーツ施設や娯楽施設を用意するのが先なのか、あるいは逆に、定着する、そこに住む人が増えてきたから、初めて需要が満せ、そうした施設が有効になるのか、それが難しい。どっちが先ではなくて、きっと両方とも相まって、文化に接することが身近になるのだと思う。
  • 昔は、行政は財政の力でほとんどの課題を解決できた。先ほど魂が入っていないと言ったが、魂を入れようとすると行政が補助金を出して、公演を有料で買ってくるということも、過去にやった時代も地方公共団体によってはあった。今はそこまでの力はないし、また、それは決して市民の皆さんに支持されないと思う。文化は行政が持ってきて皆さんに提示するものという考え方ではなくなってきたと思う。皆さんのように自分たちで企画し、次の公演は何をやろうかと議論されて決めていく、そうした中で文化がこの地域に定着していくのだと改めて思う。皆さんの活動に感謝したい。
  • 一時期市民劇場が、上演される舞台の道具などの設置のお手伝いもすると聞いたことがある。長い歴史の中には、発展と体制が整う歴史がある。
  • 絶えず学び、経験し、年を重ねても、まだ自分の能力が伸びていく、自分の活動範囲が広がっていくことに気がつくことがあるし、気がつくことが嬉しいことである。
  • 先ほどあいさつで、私は芸術分野は門外漢と申し上げたが、県職員のときに生活文化課長を担当したことがある。この仕事は、県立の3つの文化会館、2つの創造館の運営、信濃美術館、東山魁夷館の運営管理だった。サイトウキネンフェスティバルなど様々なコンサートや演劇を、仕事で見る機会が多かった。私自身初めて経験する世界で、仕事とは言いながらこんな世界を経験していいのかと、すごく嬉しかった。先ほどお話があった、人生の潤い、生涯教育、生涯学習だと思う。自分に芸術に感動する心があることに気付くことさえ、自分にとって感動だった。一人でも多くの人たちに気付いてもらって、参加してもらいたい。

(2)市文化会館について
  • 文化会館の改修については、今年度で音響関係、来年度はどん帳の改修と、一つずつやっていくこととしている。利用者の利便性からいえば、洋式トイレにという話は、なかなか進んでいないが、話し合いはしている。2、3日前に冬のアルペンルートを訪れたときに、ホテルは閉まっているので、冬働く人たちと一緒に泊まらせてもらったが、私も何年かぶりに和式トイレを利用したが、上手く立ち上がれなかった。現在は、洋式トイレが一般化していると思う。改修するとすれば、相当の工事をすることになる。実施計画には21年度にはなかったと思う。ご要望が強いことはよくわかった。数を増やすのは、スペースの関係で難しいと思う。持ち帰って、可能かどうかも含めて検討し、知恵を出してみたい。
  • 使用料についてだが、前払い金の支払いの期限はあると思うが、1年前が期限になることはないと思う。今年12月の利用に、今支払う義務はないと思うが。また、市内の団体かなどによって、支払い時期の優遇を定めた規定がないか確認してみる。
  • 前払い金をやめたらどうかと、以前にご意見をいただき教育委員会と打ち合わせをしたことがある。教育委員会では、使用料を踏み倒されたことが、市外の団体だが実際にあったようだ。文化会館では、収入を確保するために規定どおり請求しているのだと思う。ご意見はお預かりして確認したい。
  • 文化会館での催しのときの参加者の交通手段については、持ち帰らせていただく。福祉の関係で障がい者の皆さんのお集まりであれば、割合整理がしやすいと思う。一般的な集まりで、一部に高齢者や障がい者がいる場合のバス運行は、これまではしていない。一番いいのは乗りあって来ていただくことだと思う。福祉バスだと、該当者の家を順に回るので、最初に乗った人は時間が掛かってしまう。いい知恵がないかどうか考えたい。
  • デマンドバスについて、安曇野市は面的に広がっていて、中心市街地的な形成がなく、市街地があちこちに点在している。路線バスは地勢的に難しい面があり、そこで、デマンドバスを始めたと思う。大町市の場合には、市街地が一カ所で、そこと郊外を結ぶという、シンプルな交通路が主なので路線バス形式を取っている。上原の湯コースだけは、自分の利用しやすい時間に温泉に行きたいなどのご意見から、昨年の4月からデマンド方式にして、タクシーで運行している。すぐには実現は難しいが、将来他のコースでも、電話をして必要なときに自宅まで来てもらって利用するデマンド方式のご要望が多ければ、切り替えることも検討したいと思う。
  • ふれあいバスの運行経費は、年間約6000万円である。収入は2000万円弱で、持ち出しが多い。お金だけで判断する問題ではないので、運行を維持する。バスの大きさだが、買い替えの時期でないのにわざわざ小さいバスを買うと、大きなバスが余って無駄になる。耐用年数が来たときに考えていきたい。
  • 審議委員会への参加のお話だが、私には権限はないが、ご意見を教育委員会に伝えたい。

(3)その他
  • この前テレビで見たが、立っておしっこができない男の子が増えていると言っていた。いつも、家で座ってしているので、そんなこともあるようだ。いろんな機会に、いろんなことを学んでいくことは大切だと思う。
  • 市内でトイレの整備が不充分なことは、あちこちから話がある。例えば野球場では、信濃グランセローズの試合のときは2,000人の観客が入場するが、球場内のトイレは、公式戦のときは選手・役員専用になるので、観客の皆さんは、手前のテニスコートのトイレを利用することになる。数も足りないし離れていて不便と言われていて、仮設トイレの設置を検討している。
    運動公園全体では、水洗化も課題になっている。私も陸上競技場のトイレの臭気に困ったこともある。順次改修していくが、21年度では、運動公園多目的グラウンドの脇にあるトイレを浄化槽に切り替える。費用は3,000万円ほど掛かる。観光地でもあり、大勢の皆さんに利用いただくので、トイレの改修はがんばっていきたい。
  • 市内にビジネスホテルが欲しいとの話は他でも聞くことがある。大町温泉郷は、全体で13軒のホテル、旅館で3,000人収容だが、どこも重厚な和風サービスを提供する施設である。旅行者の、街に出て自分の好きな、その土地のおいしいものを食べたいとのニーズには応えられない。白馬村は、民宿からスタートした観光地なので、ペンション、プチホテル、民宿などから、洋式、シングルなど利用者が選べる状況にある。大町の場合には、自然豊かな温泉付きのきちんとしたホテル、旅館なので、食事を取らないことを前提にしていない。私も旅行していたときには、街中の安いビジネスホテルに泊まって、夕ご飯は街に出て好きなものを食べることもあった。また、朝早く出発するなど、ビジネスホテルのメリットを利用していた。大町にもビジネスホテルはほしいと思うが、なかなかビジネスとして成立しない恐れがあると思う。多様な都市機能の一つとして、欲しいとは思うが事業主体の課題もある。ご要望として承りたい。
  • 私からの提案だが、記念の例会などを森林劇場で開催することはできないか。昨年は、亡くなられた小口大八さんが雪まつりイベントに来ていただき、演奏した。森林劇場の舞台を使ってのステージで、それは見事だった。何かの折に活用いただければと思う。森林劇場は、市の所有で、運営を温泉郷観光協会に運営を委託している。大町市がこの施設を建設するときに、財政支援するのが県の地方課で、私は隣の課にいて、大町もがんばっているなと、心の中でうきうきしていたことを思い出す。
  • 温泉郷周辺でも間伐を始めた。一つはクマ対策で、もう一つは、間伐するときれいになり、景観が良くなるので整備している。温泉郷南側の林や、県道扇沢線沿線でも間伐に取り組んでいる。
  • 消費税は、まず国に行って、地方消費税として1%分と地方交付税の原資として市に返ってきている。貢献をいただいていることに感謝したい。
  • やまびこ祭りのときなどの照明の取り組みに感謝する。
  • 私が2年前に大町に帰ってきたときに、市職員はどんどん地域に出るべきだとのご意見をいただいた。職員は、ほとんど地域に出ていないのかと思ったので、1年くらいは、ことあるごとに地域に出ようと呼びかけていた。しかし、実際には自治会やスポーツ団体の役員をしていたり、相当活動していた。仕事以外に、社会的な活動をしている人は、おそらく半分以上はいると思う。決して活動が嫌いなことはないと思う。庁舎内にポスターを掲示する件は、確認してご連絡したい。
  • 例会の案内についてだが、市公式ホームページには、以前は市の行事だけを掲載していたが、昨年の11月から、市民の皆さんが実施するイベントや地域づくりの活動を掲載できるようにした。情報が瞬時に届く仕組みなので、検討してみてほしい。担当課に申し込めばすぐに使える仕組みになっている。用紙に必要事項を書き込んで、内容に間違いがないか必ず確認してほしい。間違いがあれば、瞬時にその内容で発信されてしまうので注意していただきたい。
    広報紙には、現在は掲載していないが、市発行のメールマガジンでの情報発信もできるので検討してほしい。メールマガジンは、約700人の利用者があり、月2回配信している。市ホームページへの情報の掲載と同じく、担当課に申し込む仕組みである。例会の案内や会員募集の案内をすることができる。
  • 報道機関への情報提供方法で、市からの行政情報を報道機関14社にお知らせするため、通称投げ込み棚が市役所正面玄関左の受付に設置してある。市民の皆さんの活動を報道の皆さんにお知らせするためにも棚を使っていただきたい。報道機関の判断で取り上げられることもあると思う。
  • 龍彦ちゃんコンサートは、自分自身感銘を受けたし、市ホームページにある月1回程度掲載している随想のコーナーの「市長のつれづれ日記」でも触れたところ何人かの人から連絡をいただいた。
  • 2月の例会のご案内をいただいたが、夕方空いていることはほとんどないので出席は難しいと思う。2月22日は、市民スキー大会があり、夕方も用務が入っていた。舞台の手伝いは、道具の搬入、据付など、私も大好きなことで、金づちを使うことも得意である。何かの形で参加させていただければと思う。お試しで、席が空いていて、見学でも良いとお許しがあれば参加したい。
  • 文化会館は、大ホールが主力である。大ホールを備えていない文化会館は無いとの発想がある。木曽地域の文化会館も900席の規模がある。150席くらいの小ホール、ピアノコンサートやアンサンブルができるくらいのホールは、150から200席くらいがいいようだ。松本市はオペラハウスを建設したが、ずいぶん利用があるようだ。多様性のある施設が良いと思う。伊那市では、駅前の市街地再開発事業で、公民館と小ホールを備え、上の階を分譲住宅にした建物を建設した。小ホールは、150席で階段式の構造で、子どもたちの発表会など、いろいろな催しに利用されていた。サン・アルプスを使いやすいように改修できないかと話をしたこともある。階段式のホールにするには、床の改修は可能だが屋根を付け替えなければならないので、改修は難しいようだ。
  • 松川村で建設中の施設は、図書館と村民ホールの機能があると聞く。村民の皆さんの意見を伺って、様々な機能を併せ持つ施設だという。
  • エレベーターは、新しい施設にはあるが、古い施設にはないところもある。以前に、古い建物にエレベーターをつけることを検討したことがあるが、3階までの設置で費用が1億円を下らなかったと思う。現在は、数千万円でできる仕組みもあるようだ。新たに建物を造る時代ではなくなって、昔作ったものに手を入れながら、ていねいに長く使うことを方針にしている。しばらく長く使うとすれば、高齢者や障がいのある人のためにエレベーターの設置は考えていかなければならないかもしれない。昔は、公営住宅では4階建てまではエレベーターは設置しないのが考え方だった。しかし、4階に住む人が高齢の方だと上り下りが大変で、エレベーターのご要望もあり、比較的新しい市営住宅にはエレベーターを設置しているものもある。
  • 空き店舗の利用だが、市も商店街に空き店舗があることは商店街にとっても、資産の有効活用の面からもマイナスなので、ずいぶん前から空き店舗を活用する場合に単年度の補助をしている。補助が恒常化して2年、3年、5年と出すことになると自立性を阻害することとなる。確かに、立ち上がりの時には初期経費がかかるので応援するが、補助金があるから借りられるとか、補助がなければ活動が止まってしまう仕組みしかできなくなり、団体の主体性や自立性を阻害するので、補助は単年度にしている。きらり輝くまちづくり補助金も、3年を限度としているが、これも同じ趣旨である。貸し賃は相対の相談だと思うので、家主さんとお話してほしい。商店街に賑わいを取り戻すためにも、是非、積極的に貸してほしいと思う。
  • こども劇場が分室を無料で借りていることだが、自分たちのためではなくて、子どもたちのための活動で理屈が立つのだと思う。市民劇場は、私たち自らのためというところが弱いのかもしれない。
  • 市役所など公共施設はきれいにしておかなければならないが、他市では、シルバー人材センターや専門の業者に委託していると思う。大町市の場合は、その予算を見直して、職員が年3、4回草刈りをしたり、花を植えたりしている。夏の草に勢いがあるときは、一雨降ると草丈が一気に伸びるので、追いつかず目立ってしまうこともある。見苦しくないようにしていきたい。
  • 防災行政無線が1月30日開局した。市長へのメールで、音が反響して聞きにくいことと、コンピューターで制御した女性の声が聞き取りにくいとのご指摘をいただいた。私の開局宣言では、特にゆっくり話すように言われて、そのように話した。後で、市長の声はよく聞こえたが、その前の女性の声はよくわからなかったとのご意見をいただいた。
  • 対応策として、一つは、コンピューターで制御する女性の声は、イントネーションが不自然なので、できるだけ修正をかける。もう一つは、今まで70カ所であったスピーカーを、108カ所に増やしたために、今までの音量で放送すると、音が共鳴するところが出ている。そこで、音が聞き取りやすいように音量の調節をすることにした。皆さんの声を寄せていただき、それを基に微調整をしていこうと思っている。また、時刻のお知らせを、12時と17時に放送している。12時は、クラシックのメロディーの一節を、17時は夕焼け小焼けのメロディーを放送している。今まではやっていなかったが、美麻・八坂では放送していた。昔は、大町市では昭和電工のサイレンや中部電力のサイレンがあり、そんな音が是非欲しいとのご意見もあったので、放送することにした。お子さんがお昼寝していて、放送の音で起きる心配もないわけではないが、音量や音色を工夫しながら徐々に定着していけばと思っている。美麻地区では、8時、12時、15時、17時の毎日4回放送していたが2回に切り替えていくこととしている。特に屋外で農作業をしている人には、生活のリズムになるとのお話もいただいた。
  • これまでは、防災無線で火事や行方不明者の情報などを放送していたが、これからは、防災行政無線なので、行政の一般情報も放送する。なんでも放送するわけではないが、ある程度絞って、単なる告知放送はしないでいこうと考えている。また、屋外の放送だけだと遮音性の高い家も増えていて聞こえにくいので、屋内でも聞けるように宅内式の受信機を希望する人は買っていただくこともできる。この受信機は、3〜4万円程度するが、2分の1を市で補助する。大町有線に加入している世帯では、瞬時に同じ情報が流れる仕組みになっているので、だぶって購入する必要は少ない。ケーブルテレビも同じである。
  • 地デジについては最後の詰めをしている。22年度が最終だが、現在のアナログ放送でも難視聴地域があり、地デジになっても状況は変わらない。中綱湖周辺は、共聴組合で共同アンテナを建てて各家庭に配線している。地デジでも、個々に負担していただきながら、NHKでアンテナの付け替えをしていただく方向で検討している。青木湖周辺には、衛星放送しか受信しない地域がある。そうした地域をどうするかは課題である。個々に負担していただきながら、国の補助制度を活用して進めようとしている。アルプスケーブルビジョンも営業区域の拡大を検討していることを内々に聞いているし、NTTでは首都圏ですでにサービスを始めたようだが、光ファイバーを利用してテレビ画像を流すことも検討しているようだ。加入者自身の負担が少なく、かつ、市の財政負担も少ない方法を選んで詰めていきたい。地デジの難視聴地域はほとんど把握している状況にある。

 長時間にわたり、顔と顔をつき合わせての懇談の機会をいただきありがたい。皆さんは芸術文化を一生懸命支えていただいている。自分の楽しみのために活動していて、多分支えているという意識は無いかもしれないが、大勢の人にそれを分け与え広げていただいていることに感謝申し上げたい。いただいたご要望は、すぐできることもあるが、少し時間をいただいたり、予算がいるものもあるので、出来ることから始めていきたい。今日お答えできなかったことは、持ち帰って、必ず会長さんに文書でお返事したい。笑顔で皆さんの活動が広がっていくことを期待している。
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問合せ先: 情報交通課広聴広報係 内線 404
E-mail: kouhou@city.omachi.nagano.jp
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