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大町市。北アルプスの麓、信濃大町。 
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現在位置:HOMEの中の市長の部屋の中の市長と語ろう!まちづくり懇談会の中の平成19年度から大町登山案内人組合(平成19年6月)
更新日: 2007年7月24日

大町登山案内人組合

日 時 平成19年6月22日 午後3時30分から5時00分
場 所 大町市役所 庁議室
懇談した団体等名 大町登山案内人組合
出席者 大町登山案内人組合長ほか6名
市 側 市長 牛越徹
記録 庶務課広聴広報担当係長 勝野礼二

 ○出席者からのご提案・要望等
(1)組合の紹介
 大町市第4次総合計画ダイジェスト版が配布された。組合として、市の総合計画の達成に、貢献できることがあるのではないかと思う。
 登山案内人組合は、大正6年に、百瀬慎太郎が設立して、今年で90年の節目となった。現在、会員は34人である。今年、5人が県の観光案内人の試験を受けて、もうすぐ結果が出る。80周年の時には、佐々成政が行ったアルプス越えを、逆コースで越える事業を計画して40人が参加した。100周年に向けて、「美しく豊かな自然 文化の風薫る きらり輝くおおまち」の実現に、貢献できないか役員会でも話し合っている。事務所は、観光協会内にある。

(2)夏山の山岳状況調査について
  • 7月1日は、各地で夏山の山開きとなる。平成14年頃まで、毎年この時期に、大町を基点とした夏山の状況を市からお金を出してもらって調査していた。大町を基点に6つの登山ルートがあるが、組合員が2・3人ずつで班を編成して、シーズン到来前に、山の詳しい状況を調査している。今年の場合は、7月14日から信濃大町駅前と七倉の補導所で登山相談を始めるが、その基礎データにしている。撮ってきた危険個所の写真をパネルに張って、登山者に見てもらって注意を促している。山の状況を知らずに、相談に乗ることもできないので、今も、2・3コース自主的に調査している。組合員も仕事があったり、組合の予算も厳しいので、市から援助をいただき、6つのコースの調査を復活させて、情報発信していきたいと考えている。全国から、山に来るので全コースを調査したい。
  • 現在進めている現地の調査に、今年支援をいただくことはできないか。過去には、50万円程度、市から補助してもらった。シーズン前に、登山ルートの状況を把握しておくことは、訪れる人達にも親切なことだと思う。
  • 組合のホームページはあるので、そこに載せていきたい。慎太郎祭の記事や祭前日の、丸太の橋の準備なども載っているので見てほしい。
  • 山の状況への問い合わせは、電話で、「山」、「雪」、「雪渓」など、具体的にリアルタイムの情報を求められる。組合でも、山に行ってきた人から情報をできるだけ集めて、対応するようにしている。
(3)組合の100周年に向けて
  • あと10年で、組合創立100周年を迎える。市民は、山が身近すぎて、親しみがもてないようにも感じる。何年か前に、大町高校山岳部が鍬の峰に登る仏崎からのルートを整備してくれた。組合では、爺が岳スキー場の上の、白沢天狗を上り下りできるルートと、扇沢総合案内センター裏の丸石尾根から蓮華岳へ直接登るルートを作りたい。蓮華岳へのルートは、昔、針の木自然遊歩道構想にあったようだ。市民が気軽に登れるルートを、汗を流して開発したい。きらり輝く協働のまちづくり事業の申請も考えている。
  • 白沢天狗のルートは、爺が岳スキー場から登り、日向山へ下りるルートを考えている。白沢天狗は、2036mで、眺望もよい。古道があるようなので、調べてみたい。登山補導といっていた時代の昭和初期の図に、古道が載っていて、観光協会に保管されていると思う。
  • 気軽に登れるルートの開発は、早く取り掛かりたい。違った客層が増えてくると思う。
  • 山案内をする中での、お客さんの声なかから、百名山を登られて、新しい山を求めていると感じることがある。新しいルートの開発が求められていると思う。
(4)その他の山岳ルートの整備等について
  • 槍ヶ岳に登る宮田新道も秋には手をつけたいと考えている。大町からのルートだと、徐々に登っていけるが、中房からだと大天井にいったん登ってから貧乏沢を下り、また、北鎌尾根を登ることになる。大町からのルートへの期待は大きい。ただし、渡渉する個所が3個所あり、橋が必要になる。昔のつり橋の残骸が残っている。まち場のつり橋といわれていた。軌道があったころには、槍ヶ岳は、日帰りのルートだった。
  • 新しいルートの開発は、アイゼンをはいて、2・3年歩けば道になるという人もいる。刈り払いをしたり、段差に階段をつけたり地道な作業である。
  • ガイドの依頼は、東京にある白馬館の北アルプス総合案内所から18件くらい。旅行会社からの依頼が、7・8件ある。その他、個人的に依頼されるものもある。また、学校からの依頼もある。
  • 組合員は、遭対協に入っているので、山小屋に常駐するものも2・3人いる。案内に従事できるのは、7・8人である。
  • 宮田新道は、上のほうは昔の道形が残っている。下の川筋が問題である。山小屋も、登山道を維持していくのは大変だと思う。
  • 槍ヶ岳山荘の穂苅さんは、宮田新道の整備に熱心。数年前、環境省も調査に来てくれたことがある。環境省は、今のままのほうがいいのではと言ったと聞いた。
  • 宮田新道は、槍ヶ岳への最短ルートで、利用者から整備してほしいとの声も多い。
  • 山岳文化都市宣言の策定に関わった。山の利活用した事業をお願いしたい。
  • 鍬の峰のルートは、何年か前に「岳人」という山岳雑誌に紹介された。
  • 先週、大沢小屋付近の白嶺葵が、盛りだった。
  • 自分は、近隣の山については詳しいと思っていたが、市長がよくご存知なことには驚いた。
  • 団塊の世代といわれるが、登山者については、そう増えることはないと思う。どこに力を入れたらいいかと考えたとき、白沢天狗とか丸石尾根などのルートの整備に力を入れたほうがよいと思う。
  • 登山道の整備・補修では、1回整備などすれば、かなりの期間崖くずれなどが治まる。この事業には、長い目で見ていただいて支援をお願いしたい。できれば、材料くらいいただけたらと思う。
  • 健康志向で歩く人、風景の写真と撮る人などターゲットとする年齢層を絞って、PRすることも必要。昔ながらの、根性で山を登る方向では、これからは難しい。
  • 総合計画では、潤いのあるまち、山岳文化都市の形成、ゆたかな自然との共生など、組合が貢献できる内容もあると思うので、積極的に協力していきたい。組合の要望についても、よろしくお願いしたい。

○市長からのお答え、提案

  • 市の総合計画について、あらかじめ組合員の皆さんで意見交換をしていただいたことに感謝するとともに、今日、意見交換ができてうれしく思う。市民の皆さんの山への関心を高めていくことは、とても大事なこと。私自身も山が好きで、よく登っていた。この前、慎太郎祭に参加したことは、市のホームページのなかの、市長のページに、感想などをアップした。
  • 遠くから大町の山に来ていただいている人を大事にすることと、せっかくこの地にいるのだから、大町の人達にも山を好きになってもらいたい。大町市は、山岳文化都市宣言もしているし、総合計画のまちの将来像「美しく豊かな自然 文化の風薫る きらり輝くおおまち」の文化には、当然山岳文化を大切にすることも含まれる。
(1)夏山の山岳状況調査について
  • 山の状況調査をして、情報発信をしていけばとのご提言をいただいた。市長への手紙でも同じテーマで提言があったと思う。ホームページでの情報の発信では、県警のOBの方が、自分で歩いた登山ルートの状況を自分のHPで解説して、ルート案内をしているのを見たことがある。市販のガイドブックとは違った具体的な情報が掲載されている。組合で、そうしたHPを、手づくりで立ち上げたらどうか。そのための基礎データを集めて、それをベースにして毎年の状況を更新していけば、よい情報の発信になる。6つのルートに、新設のルートも入れて、データベース化を考えたらどうか。HPを立ち上げる技術的な課題とリアルタイムの山の情報の更新があればと思う。
  • 今年度からスタートした、県の「地域発 元気づくり支援金」の制度を来年度活用することや、市でも始めた、「きらり輝く協働のまちづくり事業」の活用も考えられる。両事業とも、趣旨はそう違わない。事業主体は、組合でも、別に実行委員会を立ち上げてもよい。体制をしっかり作って応募したらどうか。
  • 今年進めていただいている調査への支援は、補正予算を組むにしても早くても9月議会になるので、本年度は難しい。来年度に向けて、県か市の助成金を受ける計画を進めたらどうか。組合のHPと市のHPをリンクすることもよい。手配するようにする。HPは、今度拝見したい。
(2)組合の100周年に向けて
  • 組合の100周年に向けて、記念事業を構築してほしいが、市は山岳文化都市を標榜しているので、山岳博物館などとの連携も考えてほしい。
  • 登山ルートの新設だが、鍬の峰のルートは、シャクナゲの群生もあり市民の皆さんに親しんでもらいたいと思う。それから、白沢天狗のルートだが、この間、慎太郎祭の50周年記念誌を読んでいたら、白沢天狗と爺が岳が地質的にまったく違うことを知った。組合長の自宅、鹿島付近からのルートは、爺が岳の東尾根になるのだろうか。南稜にニワトリの雪型があり、今年、関心を持ってみていた。白沢天狗へのルートの確保は、大事業になりそうだが、これらのルートの新設は、事業の組み方にもよるが、県や市の支援金を使うことも可能だと思う。単年度ではなくて、2・3年に分けて進めるやり方もあると思う。どんな仕組みがいいか、一緒に知恵を出したい。少しずつ進めていく性格の事業なので、ボランティアの力を取り入れればどうか。大勢の人を巻き込むことがよいと思う。鷹狩山に展望公園をつくる会では、仲間をどんどん増やして、先日の作業では、100人くらいのボランティアが集まっていた。報道関係機関も、民間の皆さんの活動には、きっと協力してくれると思う。全部のルートにいっせいに手をつけるのは、大変だと思う。優先順位をつけて、取り組んだらどうか。
  • 100周年に向けて、登山道の整備を計画に折り込むと思うが、地域にとっても大きな節目なので、山岳文化を考える一つの機会にできればと思う。
  • 夏に山岳博物館で、ライチョウ会議を開催する。90周年の今年の事業と、タイアップできないか。
  • 気軽に登れる登山ルートの開発には、行政がどう携わるか整理しなければならないと思うが、おっしゃることはよく分かる。
(3)その他の山岳ルートの整備等について
  • 大町から槍ヶ岳へ上るルートを、復興してほしいとの要望を他の方からもいただいている。職員から、天井沢・千丈沢から登るルートがあったと聞いている。途中ルートを維持することが難しい個所があるとも聞いた。橋を架けなくてはならないが、雪崩がある個所のようだ。一気にやることはできないので、徐々に進めることになると思う。つり橋の話は、相澤副市長や西田観光課長から聞いたことがある。なんとか復活させたいが。
  • 本年度、七倉の駐車場にトイレを整備させていただく。紅葉の時期に特に、お客さんが多いので、利用してほしい。
  • 新しい登山ルートの開発では、市民の皆さんが気軽に楽しめるコースや展望がよいコースだと、新しい視点で山を見ることができると思う。市でも、山岳文化都市を頭におきながら、お手伝いさせてほしい。新しいルートの維持管理については、お互いに仕組みづくりを考えていきたい。粘り強く取り組みたい。
  • ルートの開発で、話に出てきたルートで山小屋の協力いただけるのは、今のところ宮田新道のようだ。環境省がきたときの調査結果を調べてみたらどうか。国が、整備を考えているようなら、市としての対応も必要となる。
  • 行政だけでなく、登山道の整備に支援するような、自然を大切にして、自然に親しむような活動に取り組む民間団体の情報があれば働きかけも考えてみたいと思う。最近も、総務省の外郭団体の、スポーツの拠点作りの支援メニューを用意している団体の話を聞いた。小中高生の活動への応援だったので、登山道の整備に活用することを断念した経過もある。アンテナを高くしていたい。
  • 県は、森林環境税を導入して、森林整備をすることを検討している。登山道の整備までできないか要請してみたい。
  • 田中前知事の時代に、県では入山税を検討した経過がある。その収入で、登山道の整備に使ったり、山岳遭難の経費の財源にしたらどうかとの発想があったようだ。自然を守り、山を健全な状態で維持し、大勢の人に山に親しんでもらう環境づくりには、お金も必要。行政でもしっかり考えなければならないテーマである。
  • 先日、みどりの愛護の集いに出席したとき、皇太子殿下と昼食を、国土交通省の幹部の皆さんとご一緒した。殿下が「大町山岳博物館に行ったことがあります」と話しかけて下さり、「ありがとうございます」とお答えしたら、「最近はどうですか」と、また、お尋ねがあった。「ライチョウの研究を引き続き行っております」とお答えした。更に、「最近のライチョウの生息環境はどうですか」と聞かれたので、「温暖化の影響があって、ライチョウの生息域が心配だという専門家もいます」とお答えした。殿下は、山とかライチョウに深い関心をお持ちだとつくづく感じた。
  • 将来の登山者数は、横ばいかもしれないが、レジャーの指向の幅がより広がっていくと思う。そのなかでも、山が好きな方は、一定の数はいらっしゃると思うし、団塊の世代への対応では、自然との触れ合いや癒しに指向していくとすれば、その受け皿づくりも大切だと思う。
  • 鍬の峰は、整備がいったん終わっているので、開設したときの苦労話なども聞きながら、広報でPRしたい。
  • 後立山連峰のコースは、どちらかといえば、玄人受けのコース。市民が気軽に行けるコースも大事な要素だと思う。里山にも、いろいろな楽しみ方がある。
  • 新しい山へ目が向くのは大事なこと。10年位前に、雨飾山に登った。秋の日曜日だったが、静かな山だった。3年前に登ったときには、秋の最後の日曜ということもあったが、頂上まで行列が続いていた。コース途中2個所で、言い争いをしているのを見た。日本人の傾向として、みんなが登るから、百名山だからと、集中してしまっていると感じた。百名山以外でも楽しめる山は多い。2百名山もあるそうだし、花のきれいな百名山もあるようだ。そんな関心の広がりがあればうれしいと思う。
  • 市民の皆さんに山の楽しさを伝えていくような、講座の検討もお願いしたい。市も皆さんと協働で取り組んでいきたい。公民館事業への協力なども考えていただけたらと思う。
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