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大町市。北アルプスの麓、信濃大町。 
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現在位置:HOMEの中の市長の部屋の中の市長と語ろう!まちづくり懇談会の中の平成18年度から安曇野クラフトの会(平成19年3月)
更新日: 2007年4月11日

安曇野クラフトの会

日 時 平成19年3月15日 午後2時00分から3時40分
場 所 市内上仲町 わちがい
懇談した団体等名 安曇野クラフトの会
出席者 安曇野クラフトの会代表ほか13名
市 側 市長 牛越徹
記録 庶務課広聴広報担当係長 勝野礼二

○出席者からのご提案・要望等
(1)会の紹介
  • 平成16年に市制施行50周年記念に関連した「まちなかイベント」のひとつとしてクラフト展を開催したのが会の設立のきっかけである。その時には、26人の作家が参加した。
  • 1回限りのイベントではもったいない、継続できないかとの声があって、平成17年にクラフトの会として、市文化祭に24人が参加した。昨年の5月には、「わちがい」でクラフト展を市外の作家も含めて23人で開催した。昨夏には白馬村の聖白馬教会、昨秋には市の文化祭に参加している。現在、ここ「わちがい」で「灯り展」と名付けて企画展を開催中である。
  • これまでの活動で、参加した作家は51人で、内訳は、市内在住35人、市外在住16人である。
  • 市では、I・Uターン事業に力を入れて、30世帯の受入れを目標にしているようだが、会の作家を調べてみると、市内在住の35人のうち23人が、I・Uターンにより市内に居住している。市でも、この数字に注目してほしい。
(2)会員の活動
  • 率直に言って、生活は苦しいこともある。作家活動一本で生活している人は、少ないと思う。市には、I・Uターンで大町市に来たクラフト作家への支援を考えてほしい。
  • 作家の活動は、イベントへの参加や個展の開催、委託販売などである。近隣では、松本・駒ヶ根・八ヶ岳・安曇野などのクラフト展で販売している。会と市で協力して何ができるかこれから探って行きたい。
  • 参加したイベントでは、体験教室を開催している。これからも、体験教室などを通じて、子ども達にものを作るすばらしさを伝えていきたい。
  • 作品は、自分の分身だと思っている。魂が入っていることを、作る工程を伝えたい。
  • 5、6年前から体験教室を開催している。最近ブームで、一昨年あたりから、雑誌などの取材が増えている。最初は、オカリナを作り始めて、最近では、木工などお客様の要望を事前に聞いておいて、それに合わせた内容で対応している。HPも立ち上げた。お客さんは、雑誌を見てきている人が多い。
  • 自宅で銀細工のシルバーアクセサリー教室を開いて、4年になる。白馬のペンションで、体験パックプランで銀細工を紹介してもらっている。他にも、陶芸やそばうちのプランがあるようだ。クラフトの仕事に就くことは、小学生の頃からの夢だった。
  • クラフトフェアを是非実現させたいと考えている。
(3)市への要望
  • 公共施設の中での販売は禁止だが、作品を売ることを認めてほしい。調べてみると、他のある自治体では、募集要項で、販売が前提になっている。同じ自治体で取り扱いが違うことは問題があると思う。市と今後の取り扱いについて、話し合えればと思う。
  • 販売することは、大町に定着して生活していくうえで大切なことである。ものづくり、文化を通して市民・地域に還元したいと考えている。
  • どこかでショップができればいいと話しているが、お店まで管理する能力が今は会にはない。そこで、お店の角においてもらうとか、文化会館のロビーにおいてもらうコーナーなど作れないかとの意見もある。
  • クラフト体験講座を市として開催してほしい。サークルや公民館で活動しているクラフトマンは17人いる。現在は個々の活動だが、市の協力をいただいて、いいものにしていきたい。
  • 安曇野市、松本市では、一般の企業のカルチャースクールが盛んであるが、大町にはない。銀細工は、材料費が安くないので、公民館での教室にはなじまない。カルチャースクールが大町にもあって、参加できればありがたい。市の広報には、公民館事業として一日体験講座などが掲載されているが、若い人はあまり見ていないと思う。若者の目に留まるような、大町で体験できる講座などの一覧表があればと思う。
  • 大町は嫌いではないが、楽しめる場所がないので外に出ると聞いた。クラフトを通じて、地元に帰る人が増えればと思う。活動しやすい環境づくりをしてほしい。
(4)クラフトを生かしたまちづくり
  • 松本市あがたの森公園で毎年5月に、「クラフトフェア松本」を23年前から開催している。「工芸」という上段に構えたものではなくて、名称を「クラフト」に変えて、日常的に使うものをどうやって一般の人に知ってもらうか、手仕事を子ども達に伝えていくかということから出発した。30人程度のクラフトマンで始めたが、10年を越えた頃には300名を超えるクラフトマンが全国から集まるようになった。昨年は、1040人の応募があり、250人を選考した。横のつながりも海外にまで伸びている。大町なりにできることが必ずある。4、5年前からは秋にクラフトピクニックというイベントを開催している。子ども達に何が伝えられるか探っていきたい。
  • 教育委員会とも話をして、手仕事のよさを子ども達に紹介していくまちづくりをしていきたい。
  • メンドシーノは、クラフトマンが多く住んでいる環境にある。まちの中心部にアートセンターがあり展覧会など開催している。センターでは、子ども達や観光客がワークショップをできるスペースも用意されている。アメリカでは、教育の中にクラフトが位置づけられている。大町にも同じ可能性があると思う。
  • クラフト体験を通じて子ども達は、ものには命があることを分かる大人になれると思う。私達にとって、作品の販売行為は、ものに宿った命を渡すことだと思っている。使いながら作者の顔が見えることに、物の存在価値がある。
  • 会のメンバーの熱い思いでスタートしないと、他力本願では難しいと思う。家具屋さんに作品を置いてもらって、委託販売も考えられる。声をかけてみたが、前向きなお話をいただいている。閉まったシャッターを開ける前に、そんな取り組みもしていきたい。
  • 松本のクラフトフェアの集客力は高い。周辺地域の宿泊施設が一杯になっている。松本市にも協力をいただいている。お客さんは、ちひろ美術館まで周遊するが、大町まで足を伸ばさなくて残念。作家はいるので、クラフトをメインにした施設があれば、大町までが松本クラフトフェアの流れに乗れると思う。市の協力をお願いしたい。
  • クラフトミュージアムは、日本にはないので、大町に作ればと思っている。クラフトを通じてお客さんが周遊すると思う。
  • 新たに箱物を作るのではなくて、旧ヘンリーミラー美術館の建物を利活用できればと思う。
  • 温泉郷クラフトフェアの企画を、何件かの温泉郷の旅館に話をした。いいアイデアだといわれた。具体的には、作家ごとにホテルでワークショップを開催して、それをスタンプラリーで回る内容。
  • 大町らしいクラフトをいかしたまちづくりを進めたい。
  • 周辺地域も含めた、クラフト作家の工房めぐりの地図があればと思う。
  • 市外からも4月から展覧会の開催の依頼もある。会の活動は地味だが魅力があるのだと思う。発展させてすばらしいものにしていきたい。
  • クラフトには行政の枠は関係ない。塩尻から北安曇まで広く連携したい。
(5)その他地域振興策について
  • 中央通の閉まったシャッターを10年間見てきた。市からの答えは、個々の事情、トイレ、入り口の問題など10年間同じであった。これでは、永遠に開かないと思う。店を開けるだけでなく、店番、家賃など課題は多い。条件の違う個々に、お話しすることだと思う。商店主アンケートでは、6割の人がお店を閉めたいと考えている。貸してもいいと考えている人には手を上げてほしい。行政が入るより、貸し手、借り手が個々の課題を解決していく姿勢が必要。
  • オリンピック道路、アートライン沿道に花を植えて、大町まで誘導するのも面白いと思う。10年先、20年先を見据えてのまちづくりが求められる。
  • 安曇野穂高と白馬は、連携して企画作りもしているようだ。大町が入っていないのはさみしい。市ももっとアピールしてほしい。
  • 観光の振興は、お金をかければよいとか、開発すればよいというものではない。近隣地域の観光振興の考え方を研究して連携したほうがいいと思う。お互いの話し合いが必要だと思う。
  • 北アルプス一番街とか黒部の玄関口とか叙情がない。大町をおおまちと平仮名にするだけでも感じ方が違う。

○市長からのお答え、提案
(1)意見交換の場とまちづくりについて
 7月の市長就任から、市民の皆さん、さまざまな活動をしている皆さんと意見交換をして、まちづくりのアイデアをいただき、私の考えも皆さんにお話させていただきたいと行政懇談会と名付けて開催している。特に、よりおお勢の皆さんと意見交換、提言をいただきたいと考えている。
 昨年の12月に、第4次の総合計画基本構想を作成し、23年度までの前期計画が4月からスタートする。市民の皆さんからいただいたご意見を反映して策定した。目指すまちのテーマを「美しく豊かな自然 文化の風薫る きらり輝くおおまち」とした。「文化」の文字を入れたのは、市内に残る古くから伝わるさまざまな「文化」、もう一つは、今日を活動しているクラフトの会の皆さんのような文化を創造する「文化」を応援したい、そんな文化の風が薫るまちにしたいと考えたからである。前期5カ年計画には、産業の誘致、市内の事業者の業績を伸ばすことなどの「産業の振興」、市民の皆様が人生を心豊かに過ごしていくような「文化の振興」、IターンやUターンなどの「人口増対策」等、今日お集まりの皆さんと共通の柱がある。良い意見交換の場にしたい。

(2)会の活動について
  • 仲間と共に取組み、人生の豊かさを一緒に分ち合う取組みとともに会の活動をイベントなどで知ってもらう取組みの両方が必要だと思う。
  • クラフトフェアの実現は頑張ってほしい。何か支障になることや市がお手伝いすることがあれば相談してほしい。できる範囲で一生懸命応援したい。
(3)市への要望について
  • 文化活動における環境づくりは大切なこと。公民館での営利活動は、法の定めで原則禁止になっている。市町村が設置する公の施設では、地方自治法や市町村の定める条例等の規定によりルールを決めている。県の施設では、基本的に商売は禁止している。商売を許可して心配することは、催眠商法などの違法に近い商売が、公共施設を利用して行われる恐れもある。最近では、厳しく取り扱うほうが多いと思う。地元の文化を振興するという意味で何か知恵がないか、宿題としてあずからしてほしい。
  • クラフトが誰もが気楽に買ってもらえるようにならない理由はいくつかあると思うが、ひとつは日本の消費社会が急激に伸びすぎたために、どの家にもものが余る、ものあまりの社会になっていると思う。いいものを少なく買う暮らしにリセットしないと難しい。クラフトの作品を、いーずら特産館、わちがい、エネルギー博物館などに置いてもらうことも検討したらどうか。
  • エネ博は、手作りで科学を体験することを行っている。皆さんで共通の看板を掲げて、例えば「大町クラフト講座」など、企画書を作ってほしい。市も企画に乗らせてもらいたい。
  • 講座には2通りあると思う。ひとつは、一般市民の余暇・文化活動としての講座。もうひとつは職人になったり作家になるための専門的な講座がある。カルチャースクールという民間事業者が行う有料の講座は、高額の授業料がかかる場合があるが、得られる資格によってその後の職業や生活に役立つものもある。市役所が提供できる文化講座とか公民館活動の中の講座は、資格取得というよりも受講者の人生を豊かにすることが主眼になる。従って講座の種類は、趣味の範囲が中心になる。
  • 市街地の空き店舗を利用して、お店を出すことも考えられる。市には、家賃を補助する制度もある。
  • 市の広報紙を読まない人もいるかもしれない。HPに掲載するなど工夫したい。
(4)クラフトを生かしたまちづくりについて
  • 子どもに限らず大人も、ものづくりなど、手を使うことから離れていると思う。私は趣味で、小さいものから大きなものまで手作りして楽しんでいる。おお勢が参加できるワークショップを始めてみたらどうか。
  • 民宿・ペンションなどと提携して、2泊3日などのプログラムを作ったらどうか。木崎湖周辺は、夏場のお客様が少ないと聞いている。そうした企画を働きかけてみたらと思う。「自然体験と木工教室」などの名称はどうか。行政の援助を、最初からあてにすると、援助がなくなったとたんに終わってしまうケースがある。まず、自分達の力でがんばってほしい。
  • 個性的で特色ある家具店づくりには、クラフト作品を組み合わせると面白い。お話してみてはどうか。
  • 大型店にお客さんが集まるのは、駐車場や品揃えもあるが、ショッピングを楽しみたいこともあると思う。ある店では、店に入ったら店の人にぴたりと付かれてしまうことがあり、それがないのが大型店舗である。自由に商品を見られる雰囲気作りも大切。例えば市内の塩入洋服店は、その雰囲気作りに努力されている。
  • 安曇野アートラインという美術館、博物館の連携のコースがある。大町の博物館も加盟しているが、山岳博物館は研究施設の側面もあり、若い人たちが気楽に入れる雰囲気に欠ける面があるかもしれない。だれもが好むような、いいなと思うような施設がほしいと思う。ひとつのきっかけは、アルプスあずみの公園だと思う。21年度には開園できるかとの整備状況にある。企画は検討中と聞いているが、自然やクラフトを紹介、展示するものが組み込まれればと期待している。
  • 今年のゴールデンウィーク前後に、黒部ダムトロリーバス乗車数が、五千万人を超えることが予想されている。秋までさまざまなイベントを開催して、お客様に街中にも来ていただく企画を検討している。その中で、街中を花で飾ろうとの計画もある。それに合わせて、会のアイデアをひとつづつ実行してみたらどうか。
  • 高瀬川の流木を利用した作品を展示しているホテルが、温泉郷にある。そのホテルでは、月1回開催している食事をしながらの文化講演会を、美術展などと組み合わせたいと考えていると聞いた。連携してみればどうか。
  • 工房めぐりのパンフレットを置く場所はあると思う。仲間にマップを作るデザイナーがいれば一番いいと思う。スポンサーを探すことも大切。
(5)その他地域振興策について
  • PR不足は、行政にも責任がある、情報の発信に努めたい。
  • 地域のブランド作りには2つの動きがある。ひとつは農産物を中心とした北安曇全体のブランド作り。もうひとつは、大町そのものを地域ブランドにしていくようなブランド開発である。ブランドは、商品の品質の良さから積み重ねて認められるものであると思う。情報発信力も重要。
  • 観光の広域的な連携には、力を入れている。松本平から北安曇の広域連携のマップを作成している。連携していくには課題もあるが、売り込みの仕方を工夫したい。
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E-mail: kouhou@city.omachi.nagano.jp
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