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大町市。北アルプスの麓、信濃大町。 
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現在位置:HOMEの中の市長の部屋の中の市長と語ろう!まちづくり懇談会の中の平成18年度から遊企画(平成19年1月)
更新日: 2007年2月7日

遊企画

日 時 平成19年1月10日 午後6時30分から8時40分
場 所 いーずら大町特産館 3階
懇談した団体等名 遊企画
出席者 遊企画 代表ほか8名
市 側 市長 牛越徹  庶務課広聴広報担当係長 勝野礼二

○出席者からのご提案・要望等
(1)地域の林業の現状と課題
  • 現在、この地域の木材産業は、瀕死の状態にあるが、県内でもモデルとなるような林業家もいる。県が目指す針葉樹と広葉樹の混合については、この地域は既に達成されているが、市の林業施策はこれといったものがない。数年前に国の事業で「郷土の森事業」という事業があり、市と関係者で実施した。初年度では間伐や講習会など行ったがそれで終わった。予算消化の事業で残念である。造林補助では、大北地域では大町市、池田町、松川村が独自のかさ上げ補助がない。旧八坂村、旧美麻村にはかさ上げ補助があったが、合併により3カ年でその補助はなくなるようだ。市の具体的な林業振興施策を出してほしい。例えば、森林資源を観光資源としてみることはどうか。森林の整備は、林業だけでなく、地域全体の価値を上げることにつながる。小熊山の市有林をモデルとして継続的に整備したらどうか。また、スキー場は夏は利用されていないが、貴重な資源になるのではないか。
  • この地域は地域経済の林業への依存が少ない。木材価格の低迷もあり、山の手入れがされずに荒れてしまっている現状がある。
  • 建築される木造家屋の国産材の割合は、10%以下である。インドネシアでは、伐採される木の93%は日本向けといわれていて、オランウ−タンが住む森がなくなっている。
  • 国産材の価格は、現在は中国がオリンピック関連で輸入を増やしているので、価格は当分上がると思う。
  • 県産材は、今は需要には十分対応できる量がある。
  • 地域の森林は、適正に管理すれば耐用年数は無限である。そのためにかける費用は、短期的に考えるべきではない。
  • この地域の山は、間伐が遅れていて、今すぐ手を入れなければ合板にする木も育たない状況にある。補助事業の範囲内の間伐でも、森がよみがえるのを間近で見ている。手を入れていけば、樹種が豊富なこの地域の山が20〜30年後にはすばらしい森林になる可能性がある。
  • 森林の価値を木材だけで考えるべきではない。
(2)林業とまちづくり
  • 森林法上の森林の直接の担当は、市町村である。市町村と森林所有者が地域の森林をどうしていくか協議しながら事業を進めることが、制度上の基本になっている。現実的には市町村に技術的な蓄積がないこともあり、市町村でできずに県にお願いして森林計画を作成しているのが現状。県から割り振られた数字でなく、市と所有者が話し合った中で、計画作りをしてほしい。
  • 常盤清水で、地元住民が森林整備協議会を自主的に立ち上げて、鳥獣害対策事業と森林整備事業を組み合わせて、森林の整備に着手した。地域のリーダーが、集落の人たちに声をかけて始まった。きっかけは、猿によるリンゴ被害があった。皆でがんばろうと動き始めている。所有者負担は、1ヘクタール当たり5000円である。工夫してコストを下げたが、高率の補助事業を導入したこともあり負担金を低くできた。モデルケースになると思う。
  • 松川村では、村が事業主体で緩衝帯整備事業を実施している。村が事業主体となったほうが補助率が高い。最近は市が事業主体で実施する事業がない。
  • 大北地域は、人工林が少なく、天然の広葉樹が多い。この資源をどう生かしていくかが、今後の大きな課題であると思う。
  • 商店街を地元産材を使った街並みにすることは、大町の景観としてふさわしいと思う。
  • 都会の人は、コンクリートではなく、木の温もりを求めてやってくる。市の施設にはその配慮が必要である。
  • 信濃大町駅を改修するときには、木を生かした構造にしてほしい。
  • 地元産材を使用しても、価格は特に高くはならない。気候風土に合った木材を使用することにより、建物も長持ちする。
  • リタイヤした大工さんや材木屋さんで、後継者がいなくて、作業所の土地が空いている。間伐材の乾燥や加工に土地や労働を提供してくれるといっている。そんな力を活用すればどうか。
  • 子ども達への森林環境教育、森林体験は重要。そのための組織化をして事業を進めたい。相談に乗ってほしい。
(3)その他地域振興策
  • 都会には、大町から出て定年を迎えて、帰ってきたい人がたくさんいる。戻ってくる場所づくりが大切。
  • 大町は、購買力はあるが中心商店街には買いたいものがないので人が集まらない。東洋紡跡地を有効に活用してほしい。
  • 信濃大町駅前には、JR利用の登山者が、汗を流す風呂がない、荷物を預ける場所がない、北アルプスの雰囲気が楽しめる喫茶店がない、コンビニがない、周辺の店の開店時間が遅いなどで不便。そのため車の乗り合いで登山口まで行ってしまうので、素通りの街になる。観光客に対するサービス精神にかけている。駅前の建物は、景観に配慮していない。
  • 駅前に、外でお茶を飲みながら地元のおやきが食べられる店がある。接客もとてもよい。都会に人たちは、そんな暖かさを求めている。隣接する民話の語りも心が和む。まちづくりのヒントになると思う。
  • 地域づくりに対する熱意や取り組みの実例が、広報などで紹介されず情報の提供がされていないので、何かに取り組みたいと考えている人たちが、踏み出せない例もあると思う。ちょっとしたことでも情報提供することが重要。
  • 商店街のシャッターに、閉まっていても絵になるような、雰囲気がいいような工夫がほしい。そのデザインは、街の中にいる、やる気のある若い人たちの発表の場として任せることも考えられる。地下道なども、きれいな絵があれば、落書きは減ると思う。
  • 大町は、ある意味取り残されたよさがある。大町のよさを生かした、お年寄りや障害者が暮らしやすいまちづくりをしてほしい。
  • 大町には、資源は多いが、それらをつなげるストーリーがないといわれる。
  • 黒部の太陽フェスタのような、一過性のイベントはやめてもらいたい。
(4)市役所への要望
  • 17年前に、大町に転居した。北アルプスの山並みにひかれて、移り住んだが、転入するときの市役所の対応が不親切で残念だった。隣町は、空き家情報を知らせてくれるなど親切だった。
  • 行政マンに求められるのは、サービス精神である。
  • 山博の上の道路沿いにゴミがたくさん捨ててあった。日曜日に市役所に電話をしたら、「今日は日直なのでわからない、明日もう一度電話してほしい」と言われた。この対応は、残念である。
  • 市役所の人事異動では、事業によっては、専門家を育てることも必要だと思う。市長に直接話すことも大切だが、まちづくりの現場では市民と職員の連携が重要。職員と市民が話せる場もほしい。
  • 旧八坂村では、職員も村民であるという意識が強かった。役場が地域に近いと感じていた。合併の人事交流で、人間関係が事務的になったと感じる。協働のまちづくりには、職員も市民もその意識を持つことが必要。
  • 今日の、懇談の成果が市役所内でどう生かされるのか心配である。
  • 市長の理念を職員にいきわたらせてほしい

○市長からのお答え、提案
 市長に就任して6カ月、公約の実現に向けての計画作りをしてきて、平成19年度を初年度とする、今後10年間を見通した、第4次総合計画基本構想ができた。公約に肉付けをして策定して、議会で承認をいただいた。大事なことが2つある。ひとつは、市民の皆さんに身近な市政を展開し、市民の参加と協働で市政を推進すること。市民のご意見をいただいて施策を練り、実施の段階でも市民の皆さんの協力をいただきながら一緒に取り組んでいこうということ。もうひとつは、政策の柱は6本あり、基本構想は抽象的だが、これから肉付けをして、前期と後期の5カ年に分けて、19年度を初年度とする5カ年計画の中で、具体的な施策を盛り込む作業を進めている。林業については、県が19年度から林業振興のための高率の補助制度を始める。この制度の導入も検討したいと考えている。

(1)地域の林業の現状と課題
  • 行政は、長く続けていく事業に弱い面がある。例えば施設を作った後の維持管理は、不得意である。林業振興など、時間をかけて取り組む事業は、初めは元気がいいが、尻すぼみになりやすい。県では以前に、青具から大町間の沿道景観の整備を実施したことがあるが、最近通ると手が入っていないようだ。普段の生活の中で森林と接している人が少ない現状がある。整備が進み、森林本来の機能を果たすなかで気軽に森林に親しむ環境があれば、林業への理解が進むと思う。
  • 林業の施策は確かに乏しい。国、県の動向から市町村の上乗せ補助も削減の方向にある。県は、19年度から間伐を進める高率の補助を始めるようなので、そうした制度を活用しながら支援を進めて行きたい。
  • 高級な建築材などで、国産材の価格の折り合いが着いて、見直される時代がくるのではないかと思う。
  • 県事業で、住宅建設で県産材を使用した場合50万円の補助がでる事業がある。県産材は、量的には需要をまかなえるのかどうか。また、県産材の在来工法はコストでは2×4工法などと比べて割高ではないかなど課題が残っている。
(2)林業とまちづくり
  • 森林整備は事業規模が大きくなれば、負担金も大きくなるが、小さいところからでも、できるところから始めることは大事なこと。
  • まちづくりには、自発的な取り組みでやる場合と、立ち上げ時に行政がお手伝いする場合もある。行政をうまく使ってほしい。活動の自立性がなくなってもいけないが、行政もできる範囲で、お手伝いさせていただく。厳しいご意見をいただくなかで、お互いに伸びていけたらと思う。
(3)その他地域振興策
  • 団塊の世代の退職を控えて、故郷に帰ってきたいと思っている人がいるのは事実。大町市の定住対策の面でも進めていきたい。日本ふるさと回帰センターで大町の情報も発信していただいている。また、過去に、大町市内で働いたことのある人たちに、大町への移住を働きかけることも考えられる。所有者の同意など難しい面もあるが、町屋の借家など、まちなか居住の仕組みづくりを考えたい。
  • 中心商店街の活性化は重要な課題。例えば、仁科町の商店の皆さんは、昨年の大晦日にも店を開けていただいていたなど努力をしている。この店ならではのもの、品揃えがあれば、人は戻る。
  • 観光客を迎え入れる体制ということで言えば、大町の人はもてなしの心が薄いとの声を聞くことがある。市民の中には、謙遜の意味も込めて「大町なんてだめせ」と言う人がいるが、それを言ってはダメだと思う。外に向かって大町をアピールする、伝える気持ちが大切。私も機会あるたびに、お話していきたい。
  • 信濃大町駅前の景観では、北アルプスの山並みが見えるような工夫が必要と考えている。東洋紡の跡地は、まちの駅として憩えるような公園や商店を出したらどうかとの提案もあるが、産業の場所として使いたい気持ちもあるので、大勢の人の意見を聞いていきたい。また、土地は東洋紡の所有なので、意見交換をして、まちに元気が出るような利用ができればと考えている。
  • 私は、心豊かな地域づくりというように、「心」という言葉をつけている。たしかに心の満足も大切だが、まちづくりには、働く場など一定程度の物質的な豊かさを用意する基盤が必要。
  • 黒部の太陽フェスタは、評価する人もいる。一過性だったと評価しない人もいる。皆がやろうとする機運づくりと、それを定着させてこの地域に根ざすような工夫も大切だったと思う。簡単に評価することは難しい。
(4)市役所への要望について
  • 人事異動は、一般的には3年から4年取組んでいい仕事につながると思う。ただし、年数は職種により一概には言えないので考慮が必要。これからの人事は、能力を生かす、いい仕事ができる環境を整えていくことを鉄則にしていきたい。すべて希望通りには行かないが、本人の希望を聞くことも大事。
  • 今日お聞きしたご意見・ご要望は、明日からすぐ生かせるものとは限らないが、粘り強くやっていかなければ成果にはつながらない。私がお聞きしたことは、担当の部課には、伝えるようにしている。
  • 行政がやるべきこと、市民と行政が共同で取り組むこと、市民が力をあわせて取り組んで実現できることなど、さまざまだが、仲間同士でできることは、ディスカッションを通じて進めてほしい。
  • 職員が職務以外で、仕事以外のボランティアで市民の中に、まちに出て行こうと、地域を大事にしていこうと、お願いしている。職員も磨かれるし、地域から信頼もされる。これが、本当の意味で協働である。
  • 旧村の場合には、職員の顔が見えるメリットがあったと思う。市の組織になれば、仕事が専門的になり、質的にも高度になる面がある。市と村では求められるものが違う場合がある。
  • 市役所の日直業務を委託に切り替えているところ。外部に委託をしていても、市民に対してきちっとした対応が当然。気になることがあったら、遠慮せずに言ってほしい。粘り強く改善していきたい。
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