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ホーム 市長の部屋 市長のつれづれ日記 奥原希望さんの東京オリンピック(平成31年4月)

奥原希望さんの東京オリンピック(平成31年4月)

久々のつれづれ日記の再開です。前回UPした最後の掲載は、大町市出身のバドミントン選手奥原希望さんが出場したリオ・オリンピックの応援記を掲載した平成28年11月以来で、ここ暫らくお休みしていました。休筆が長い期間に亘ってしまった原因は、仕事に追われ忙しさに紛れたこともありましたが、やはりリオの応援で心身ともに「燃え尽き症候群」に似た状態に陥っていたために、パソコンに向う気力がなかなか湧かなかったことにあります。
 しかし、リオからあっという間に2年8か月が過ぎて、東京オリンピックの開催がもう来年7月に迫り、希望さんがいよいよ本格的に始動する時期になりました。私もオリンピックに挑戦する希望さんの一挙手一投足に注目して、しっかり応援していかなくてはと思い直し、筆を執ることにしました。

■第2の奥原希望発掘プロジェクトにて

さて、希望さんの昨年の戦いを振り返りますと、タイオープンや韓国オープンで優勝する快進撃で、ユーバー杯では37年ぶりの日本勢の優勝に、またアジア大会女子団体では48年ぶりの優勝に大きく貢献しました。さらに、年間王者を決めるスーパーシリーズファイナルズでは、3年ぶりの優勝こそなりませんでしたが、準優勝を果たすなど大活躍の一年でした。
 そして、暮も押し迫る12月29日には、久しぶりにふるさと大町に凱旋し、ファイナルズ準優勝などこの1年間の報告に市役所を訪問してくれました。この帰郷中には、運動公園総合体育館で開催された5回目となる「第2の奥原希望発掘プロジェクト」で、公募により全国各地から参加した、世界のトップアスリートを目指す約70名のジュニア選手に真剣に実技を指導しました。
 明けて今年3月、バドミントン三大大会の一つ、バーミンガムで開催された全英オープンでは、3年ぶりの優勝は叶わなかったもののベスト4まで勝ち進み、ご自身、怪我をしないで戦いきるという体調管理の目標を達成でき、これまでの課題を克服する手がかりを掴んだと語っていました。

■大町市ケーブルテレビ番組の収録で

ところで、先ごろ、市のケーブルテレビの企画で、東京オリンピックでの活躍を期して日々練習に明け暮れる希望さんをお招きして、対談番組の収録が行われました。人気番組「きらりステーション」の400回を記念しての特別企画で、光栄なことに対談相手に私が呼ばれました。収録は、東京駅近くの建物の一角に即席のスタジオを設け、大町市有線放送の土屋宏美アナウンサーの進行で、選手生活の近況やオリンピックへの意気込みなどを伺いました。
 私が希望さんに初めてお会いしたのは、13年前、故郷に帰って市長職についた平成18年のことで、大町南小学校6年生の希望さんがアジアユース選手権大会で見事優勝し、その報告に市役所を訪ねてくれたときでした。ジャージの上下に身を包み、お下げ髪のあどけなさが残る少女で、きらきら瞳が輝く笑顔が印象的でした。確かその時、すでに将来、オリンピックに出場したいと夢を語っていました。
 今回の対談でも、そのときの思い出話に花が咲きましたが、それから13年も過ぎ、いまや希望さんは女子バドミントン界のトップアスリートとして注目を浴びる立場です。今年1月には、日本選手として初めてプロに転向しましたが、その理由について、オリンピックに照準を絞って国際大会を最優先に調整したいといい、出場試合をできるだけ絞り怪我のリスクを少なくするため、実業団チームを離れることになったと話していました。
 そして、これまでもご自分自身にあえてプレッシャーをかけるため表明してきた、表彰台の一番高いところを目指して頑張る、という決意を改めて話してくれました。話をお聞きして、私は、希望さんがこれまで自らに課してきた限界への挑戦を、夢の実現のためにさらにレベルを上げ厳しい試練を心に期していることを確信しました。

  いよいよ5月からは、東京オリンピックへの出場を懸けて、国際大会を舞台に本格的な出場権争いが始まります。この戦いでは、単に出場権を勝ち取るだけでなく、ここで獲得するポイントを積み上げる世界ランキングで、オリンピック本番での組み合わせのポジションが決まると聞いており、試合の結果から目を離すことは出来ません。市民の皆さんも、また、奥原希望選手を応援いただいている皆さんも、ぜひ今年の活躍に注目いただき、いっそうの応援をお願いします。

■昨年暮の帰郷の市役所訪問で

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庶務課秘書係 内線 507
E-mail: hisyo@city.omachi.nagano.jp

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