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大町岳陽高校開校式(平成28年5月)

4月7日、新年度、新しくスタートした大町岳陽高等学校の開校式が、新入生や統合前からの大町高校と大町北高校の在校生はじめ、大勢の関係者が出席して開催されました。式典の冒頭、就任されたばかりの県教育委員会原山隆一教育長さんが告示を述べ、高らかに岳陽高校の開校を宣言されました。地域の大きな期待を担う新たな高校の開校に向けて大変ご尽力いただいた県教委や大町高・大町北高両校の同窓会、PTA、さらには「地域とともに大町新校を考える懇話会」など、多くの皆さんに改めて心から感謝いたします。

大町岳陽高校開校式

 

岳陽高校は、ご多聞にもれず長野県下でも急激に進む少子化などの社会状況の大きな変化を背景として、ともに優に百年を超える歴史がある二つの高校が再編統合され、より多様性に満ちた高校として誕生しました。幅広い進路希望に対応する普通科と、専門性の高い発展的、課題解決型の学習を行う学究科の2学科を設置し、大町・北安曇地域の一大拠点校と位置づけられています。また、教育目標には、(1)進取の気性に富み、豊かな心と健やかな身体を持った人間を育成する。(2)真理を追究し、豊かな創造力と力強い実践力を持った人間を育成する。(3)国際的な視野を持ち、地域の産業や文化を理解し、将来を担う人間を育成する。の3つが掲げられています。

つい前月に開かれた大町高、大町北高それぞれの閉校式では、私は、卒業生の皆さんに「最後の卒業生であることに誇りを持ってください。」と呼びかけました。また、在校生の皆さんには「大町高、大町北高生として過ごした貴重な時間や経験を岳陽高校でも存分に生かし、学び舎の真新しい礎の上に、新たな歴史を築いてください。」と述べました。その時、卒業生や在校生の皆さんが、母校の名が消え去る寂しさにも増して、新校の誕生に対し期待に瞳を輝かせている姿を目にし、私は心強く感じました。

これまでの伝統行事、大町高の「全校登山」や大町北高の「アジア・アフリカ難民支援活動」などは新校に引き継がれることになりますが、岳陽高校の新たな歴史と伝統は、生徒の皆さん自身が主体となって、新たに一つひとつ創り上げていくことになります。地元の行政としても、県教委や地域の皆さんと連携して、自然豊かな北アルプスの麓に建つ大町岳陽高校が、地域の熱い期待を担う高等教育の拠点として、太陽の煌めきのように明るく輝くよう、できる限りの支援に努めていきたいと思います。

開校式に出席するため新しい校舎に入るとき、御影石で造られた尖頭アーチ形の重厚感のある正面玄関の上を見上げると、壁面には制定されたばかりの校章が掲げられていて、新しい学校の息吹を感じました。新しい校章は、茜色に染まる空を背景とした北アルプスと、その麓に広がる仁科三湖をイメージしたデザインを中央に、エーデルワイスの仲間、高山植物のミネウスユキソウの花を配しています。新しい校歌にも、茜さす北アルプスの峰を背に・・・と詠われています。

すでに新学期が始まり、18クラス、715人の生徒たちが勉学に励んでいます。先日は、この市役所に隣接している岳陽高校の体育館には、新しい校歌を歌う応援練習の元気な声が響いていました。生徒の皆さんが、一人ひとりの目標に向かって着実に前進すること、また先生方が無限の可能性を秘めた生徒の夢を実現するため、いっそう力を尽くしていただくことを願ってやみません。

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