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バドミントン奥原希望さんを応援する会(平成28年3月)

信州では春の気配の浅い2月27日、大町市出身のバドミントン選手、奥原希望さんを応援する会の設立総会が、80人もの大勢の皆さんの出席のもと開催されました。私も発起人の一人として参加しました。この日までに、希望さんを応援したいという400人近い皆さんが、市内外から広く加入いただいて設立に至りました。総会には来賓に阿部知事の代理として土屋嘉宏北安曇地方事務所長さん、県バドミントン協会の平林良治会長さん、そして希望さんのご両親の圭永さん、秀子さんにもご出席いただきました。
 希望さんは、大町市常盤に生まれ、南小学校1年生のときからお姉さんお兄さんの影響を受け、お父さんの指導のもとでご家族でバドミントンを楽しみ、天性の才能に恵まれめきめき上達し、6年生のときには早くもアジアユースジャパンU-13で優勝を果たしました。

バドミントン奥原希望さんを応援する会

 

 

そして仁科台中でも優勝、準優勝などの戦績を重ね、さらに飛躍を期して故郷大町を離れ、名門埼玉県立大宮東高校に進んでからは、16歳8カ月の史上最年少で全日本総合選手権女子シングルスに優勝するなど、記録を塗り替えてきました。卒業後は日本ユニシスに所属して日夜練習に励み、そして昨年12月には、世界のトップ8人が集まるスーパーシリーズファイナルズで、並み居る強豪との5試合に全てストレートで勝つ快進撃で優勝し、とうとう世界の頂点に立ちました。身長156センチの小柄な体を一杯に駆使して、粘り強くシャトルを拾い続ける姿に本当に感動しました。

 こうした素晴らしい成績は、もちろん希望さんの努力に間違いありません。しかし本人は、周囲の支えがあったからこそ、と謙虚に話しています。2度の大きな怪我を強靭な精神力で克服して復帰したあと、試合でコートに入るとき必ず深々と一礼する姿は、そうした支えに対する感謝の気持の表れだと私は思います。1月25日、大町に凱旋して市役所で記者会見した折に、今年の目標は、と記者の方に問われ、「人間としてもっと成長すること」ときっぱり答えていました。私は隣の席に座っていてこの言葉を聞いたとき、希望さんの血のにじむような努力のうえに、豊かな人間性を備えたアスリートだと改めて確信しました。

 さあ、いよいよ今年はオリンピックイヤーです。日本から見ますと地球の裏側、ブラジルのリオデジャネイロオリンピックの出場権は5月に確定すると聞いています。希望さんには念願の出場を果たし、いい色のメダルを目指して素晴らしい成績を残していただくことを願っています。

 席上、希望さんの高校時代のバドミントン部の恩師、大高史夫先生のメッセージが寄せられ、その文面には、高校時代の希望さんがインターハイや全日本選手権、世界ジュニア選手権などあらゆるタイトルを勝ち取れたのは、故郷の応援という大きな力があったからこそ、という嬉しい言葉がありました。

 また、お父さんからのご挨拶では、この日、設立総会のちょうどこの時間、希望さんは遠征先のドイツに向かう飛行機に乗っており、その後もイギリスなどを転戦し、4月30日の中国での最終戦を経て、5月の時点の世界ランキング16位以内でオリンピックへの出場が決まるとのことでした。また、出発直前の希望さんのビデオメッセージが紹介され、出場して必ずメダルを取りたいとの力強い決意に、会場は大きな拍手に包まれました。希望さんは、ふるさと大町市の希望の星です。

 スポーツは、懸命にプレーする選手には困難な課題に立ち向かう勇気を与え、その必死に闘う姿は見る人々に大きな感動を与えてくれます。多くの人に夢と感動を与え、地域にも大きな元気と誇りを与えてくれる希望さんには、いっそうのご活躍を心から期待します。応援する私たちも一緒に希望さんの夢を追いかけ、その夢の実現のために心を一つにして共に頑張りたいと思います。
 これからも多くの皆さんに応援する会にご参加いただき、心からのご支援をお願いします。

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