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大町市。北アルプスの麓、信濃大町。 
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現在位置:HOMEから軽トラ讃歌(平成25年12月)
更新日: 2013年12月25日

軽トラ讃歌(平成25年12月)

 この秋、片づけ仕事があって、親戚から軽トラを借りて自分で運転することがありました。働き者の軽トラを相棒に、仕事もずいぶんはかどりましたが、それにもまして、窓をいっぱいに開け秋の風を取り込んで気持いいドライブを堪能しました。
 軽トラは、その名前のごとく軽自動車のトラックで、小回りがよく利き、どんな作業にも汎用性が高いため、特に地方では盛んに使われています。我が大町市でも、荷物の運搬や農作業などに市内あちこちで動いているのを目にします。軽い車体にも関わらず、足回りは強く馬力もあり、最大積載量はおよそ350キロですが、運転してみると働き者であることがよく分ります。最近はクラッチのないオートマ車も増えているようですが、ギアをローにしてアクセルを踏み込み発進しますと、あまりの勢いにびっくりしてしまいます。

 そして、小さいながらもトラック仕様でできていますから、座席は乗用車に比べて高いので、ハンドルを握って運転していると見通しもよく、ちょっとした優越感に浸ることができます。田園地帯を走っていますと周囲の眺めは抜群です。
 この時は、家から1時間ほどの長野市まで行ったのですが、周りを見回していて、面白いことに気が付きました。街の郊外までは軽トラが走っているのを数多く見かけていたのに、中心部に近づくにつれ少なくなり、JR長野駅周辺では他に姿はありません。「軽トラ混入率」はゼロで、外から見ますと、きっと私の車は場違いな感じだったと思います。しかし、私自身は、軽トラに最も相応しい上下の作業服に身を包んでいますから、臆することはありません。ネクタイの日常生活を離れ、すっかりカジュアルな気分に浸って、むしろ、ちょっと誇らしい気持です。

 以前この街に住んでいたころの軽トラ事情はどうだったかな、と思い返してみましたが、なかなか記憶は甦ってきません。大町市のような地方の小都市でも、街なかの商店街では見かけることはそう多くなく、郊外の農村部に行くほど、軽トラの混入率は高くなります。軽トラの使い方は、貨物自動車ですからもちろん様々な荷物の運搬ですが、農家では肥料や収穫した農産物、農機具などを運ぶのに重宝がられています。特に、田んぼや畑のあぜ道に軽トラが停まっている景色は、日本の典型的な農村風景といっていいでしょう。

 荷台は、およそ180×90センチあって、この長さはちょうど6尺と3尺に当たり、これは尺貫法の名残だそうですが、結構な広さです。この荷台に家で採れた農産物などを載せて運んできて、車を停めてそのまま売り場にする産地直送などの催し「軽トラ市」も各地で盛んに開かれています。荷台の三方を開くと、そのまま即席の陳列台になります。我が町でも「信濃大町荷ぐるま市」という名前で、まちづくり協議会の皆さんによって定期的に市が開かれていて、ここでも軽トラが頑張っています。また、大かたのホームセンターにも乗用車に積めない嵩ばる買物の運搬のために、貸出し用の車が用意されています。軽トラ

 使われ方はまだまだあります。地域では、気軽な足として重宝されていて、私の属しているナイターソフトリーグの試合でも、颯爽と軽トラで乗り付けてくるチームメイトがいます。ちょっと近所の用事に行くようなとき、履物でいえば下駄やスリッパ、つっかけ代わりのように使われていた節があり、一昔前には、あまりの気軽さに、実際にそうした履物で運転席に座ることもあったようです。
 また、運転するときにシートベルトをしないまま乗り出す人も後を絶たず、私もずっと以前、県庁で交通安全の仕事を担当していて、シートベルトの装着率を上げる運動のときに、確か軽トラの成績が特に悪かったことを思い出します。今となっては懐かしい思い出です。

 それはそうと、こんなに働き者の軽トラにはお駄賃があります。車に課される税は、軽自動車である上に業務用であるためでしょう、とても低く抑えられています。まず、軽の乗用車の税は年額7,200円と、これ自体だいぶ安くなっていますが、軽トラ(軽4輪貨物自動車)は何と4,000円。
 統計で見ますと、軽トラは大町市全体で約5,300台も登録されています。市の世帯数は1万2千ほどですから、保有率はなんと44%、ほぼ2軒に1台ということになります。すごい保有率です。
 寒くなってきたこの時期、家の近くの運動公園の脇には、荷台の幌から煙を噴き上げている焼き芋屋さんの軽トラを見かけます。ここでも頑張っているんだと、感動してしまいます。
 また、特別な仕様の軽トラに、消防車もあります。普通タイプの消防車が入っていけない細い道路が多い山間部では威力を発揮します。大町市には、美麻、八坂地区にあわせて5台が配備され、地域を守る重要なミッションを担っています。凛々しい姿の写真をご覧ください。張り切っているのが車体のつやからも分かります。
 こんな軽トラの働く姿がうれしくて、親愛の情を込め心から讃辞を送りたいと思います。
軽トラを改造した消防車
 
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