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楽しい大町市民吹奏楽団(平成24年2月)

 寒さがひとしお厳しかった2月4日の夜、大町温泉郷の広場で「おおまち雪まつり」のオープニングイベントが開かれました。「冬のファンタジア」と銘打たれ、1か月にわたり開催されるこのイベントも今年で10年目を迎え、多くの観光客の皆さんに来ていただくようになりました。
会場には、雪国の名物、3つの「かまくら」が手作業で1週間もかけて作られ、周囲の雪の中には無数のキャンドルがほんのり灯り、雰囲気は最高です。「大町流鏑馬太鼓」の勇壮な演奏を背景に、澄み渡る冬の夜空に華やかな花火の競演が繰り広げられました。

このイベントで、もう一つの呼び物が吹奏楽の演奏です。今年も妙なる響きで会場の雰囲気を盛り上げていただいたのは、大町市民吹奏楽団の皆さんです。しかも氷点下5度を下回る凍てつく空気の中で、冷たい金管楽器を素手で握って演奏されている団員の皆さんに私は心を打たれました。笑みを絶やさず一生懸命に演奏する姿は感動的でした。
控え場所として用意されたテントの中には炭火が用意されていましたが、冷たい手を暖めたらどうですか、と私が勧めても、はい、と笑顔で応えるだけでした。まさに、寒さに強い、筋金入りの雪国ミュージシャンです。

お聞きしますと、大町市民吹奏楽団では石津成人さんを常任指揮者に迎え、北沢治樹団長のもと30数人が団員として活動されているそうです。中には、お母さんと娘さんが親子で練習に励み、演奏会のステージにも一緒に登っている方もいるとのこと。毎年5月に開かれる春の祭典「北アルプス雪形まつり」や、夏の大町やまびこまつりへの出演のほか、福祉施設への慰問や地域の中学校訪問を通して交流を重ねているそうです。
平成6年に「アルプスシンフォニックバンド」として発足以来、地域の芸術文化活動を担っており、一昨年には、地域貢献の功労により県吹奏楽連盟から表彰をいただいています。

毎年、大町市文化会館大ホールで開かれる定期演奏会でも、華やかな演奏で楽しませてくれます。実は、恥ずかしながら私は音楽は全くの門外漢なのですが、吹奏楽を聞くのは好きで、金管楽器の艶のある音色にいつも聴き惚れています。昨年10月の第17回定期演奏会では、パンフで数えますと、総勢49人の大編成で豊かな音量でみごとな演奏を披露してくれました。曲目は、1部では、マーチ「ライヴリーアヴェニュー」に始まり、組曲「百年祭」や「ペルシャの市場にて」など、本格的な曲が並びました。私は特に、2部のカーペンターズのヒットメドレーや「パイレーツ・オブ・カリビアン」などの耳慣れた曲を楽しませていただきました。コンサートの会場を後にしてからも、しばらくは耳の中で光沢のある艶やかな音色が響いていました。

私は、大町市のような小さな街に吹奏楽団があり、音楽好きの方々が集まって、これほどに活躍していることは本当にすばらしいと思います。音楽は、それに携わる人の心を豊かにするだけでなく、周囲の人の心を和ませ、時には元気づけ、勇気さえ与えてくれます。これからも、もっと市民吹奏楽団の活動の輪が広がっていくことを期待します。
音楽が好きな皆さん、昔、手にしたことのある楽器を持って、もう一度演奏の仲間に加わりませんか。音楽が好きな方であれば大歓迎だそうです。

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