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更新日: 2009年4月17日

大町の読み聞かせ運動(平成21年4月)

 大町では、子どもたちへの読み聞かせの活動が盛んです。「読み聞かせをすすめる市民の会」の皆さんは、「まちづくりは人づくり 人づくりはまちづくり」を合言葉に、市立図書館をはじめ、市内小中学校、保育園や幼稚園、公民館などさまざまな場所で子どもへの読み聞かせを通じ、心を育む活動を進めています。また、「育てよう心豊かな子どもたち、本との出合い、人との出会い」を目指して講演会や読み聞かせボランティアの養成講座の開催にも取り組んでいます。

 読書は、考える力や想像力を高め、感性を磨き豊かな心を育みます。とりわけ、本の楽しさを伝えるためには幼児期からの取り組みが重要だといわれます。また、今のような急激な高度情報化社会の進展にともなって、人と人との触れ合いがだんだん薄れ、人を思いやる心の形成が薄らいでいると指摘されています。乳幼児期からの本の読み聞かせは、親子のスキンシップにとどまらず、聞く力、想像力、言葉の発達に大きな効果を発揮します。特に10歳までの子どもたちにとっては、豊かな心を育むために、本や絵本を通して目と耳と心で体験することが極めて大切です。

 今、県下各地で子どもの読書環境を充実させるためのさまざまな活動が活発になっていますが、大町市では従前から、幼稚園、保育園学校をはじめ、子育て支援や地域の文化活動、世代間交流などで、生涯学習の一環として「本に親しむ運動」を進めてきました。また、「読み聞かせ」が幅広い市民運動として展開されて、市民の読書意欲を呼び覚ますとともに、親子のふれあいや豊かな心の育成に効果をもたらしています。

 昨年3月には、「読み聞かせの会」が主催して、柳田邦男さんを講師に迎え、「心の再生、豊かな人生〜絵本が語るいのちの息づかい」と題した講演会が大町市文化会館で開かれました。柳田さんは、災害や事故、医療、戦争など幅広いテーマでドキュメント作品や評論を書かれ、最近では、終末期医療などでも積極的に発言されています。また、心の再生のために「大人こそ絵本を」と呼びかけるとともに、子どもの心の発達を促す外国の絵本の翻訳にも取組まれています。
 ご講演では、ご自分で丹念に準備された絵本の挿絵のスライドを使い、スクリーンに映し出された絵に沿って朗読を進められました。柳田さんは、人生の中で絵本を読むべき機会は3回あるといい、1回目は自分が子どもの時、次に自分が子どもを育てる時、そして3回目が自分が人生の後半に入った時なのだそうです。特に人生の後半、老いを意識する時こそ、絵本から思いがけず新しい発見というべき深い意味を読み取ることが少なくないといいます。
 河合隼雄さんらとの討論集「絵本の力」の中でも、人生後半になってからこそ、絵本をいつも身のまわりに置き、じっくりと読むべきだと述べられています。それは、仕事にあくせくしている中で忘れていた大事なもの・・ユーモア、悲しみ、孤独、支え合い、分かれ、死、いのち、といったものが、あぶり絵のように浮かび上がってくるからと説明されています。

 少し硬い話になってしまいますが、「子どもの読書活動の推進に関する法律」というのがあります。私も詳しく知らなかったのですが、国、都道府県、市町村は、子どもの読書活動を推進するための計画を策定するよう努める、とされています。大町市でも教育委員会が、市の総合計画や生涯学習推進プランに沿って、今年度中に計画の策定を進めることとしています。
 読書は、考える力、豊かな感性や情操、幅広い知識を得るために欠くことのできない活動です。さらに、今日のように情報が溢れる社会では、断片的で大量の情報を、受け取るだけでなく自ら考え、取捨選択する力が求められます。読書の大切さは今日こそ高まっており、皆さんも、いつも身近に本を置き、本に親しんでいただきたいと思います。
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