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大町市。北アルプスの麓、信濃大町。 
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現在位置:HOMEからまちなか地酒飲み歩き(平成20年9月)
更新日: 2008年9月19日

まちなか地酒飲み歩き(平成20年9月)

 9月の13日の土曜日は、秋の大町らしいイベントが重なった日でした。私も一日中、仕事とプライベートで走り回り、大町を楽しみました。

 まず、朝10時半からは、「淡水魚の日」で、大型店の店頭に大きな水槽がいくつもどっしり据えられて、イワナ、ニジマス、アユなど、大町の清流で育った活きのいい魚が運び込まれました。販売が始まる前から50人以上のお客様が列を作り、大きな網で掬ってもらった魚を、5匹、10匹と買い求めていました。

 特に、清流の女王と呼ばれるヤマメに対し、幻の魚と称されるイワナの姿は見るからに野性味に富んで、渓流の釣り人ならずとも見とれてしまいます。また、今年のアユは魚体が一回り大きく、脂もしっかりと乗って、大町市漁業協同組合連絡協議会の役員の皆さんの売り声にも力が入っていました。こんなにも活き活きした清流の魚に会えるのも、北アルプスの清らかな水に恵まれていてこそと痛感します。

 続いて、大町山岳博物館に上り、日本山岳画協会の企画展のオープニングです。全国各地から協会員の先生方14人にご出席いただき、テープカット。続いてのギャラリートークでは、全員の先生から、山にかける熱い思いを重ねながら、ご自分の作品をひとつひとつ解説いただきました。ヒマラヤやヨーロッパアルプスにまで出かけ取材された作品や、ロッククライミングをしてスケッチしたという作品もありました。絵を描きながら山に魅せられて、とうとう大町やお隣の松川に引っ越してきてしまったという画伯もおいでです。

 この山岳画協会は、昭和11年に日本山岳会を母体に結成され、創立会員には、足立源一郎、中村清太郎、丸山晩霞、吉田博など錚錚たる先生方の名前が並んでいます。大町山岳博物館での山岳絵画展は、平成14年に山岳文化都市宣言をしている岳都大町ならではのイベントです。

 午後からは、中心市街地で、大町の3つの酒蔵が協力し合い、「北アルプス三蔵呑み歩き」と銘打って、地酒を楽しむ会がありました。会費がちょっと洒落ていて、丹念に縫われた小袋に入ったぐい呑みのお猪口を買い求め、それを手に酒蔵をめぐるのです。そのお猪口さえあれば、何杯でも利き酒が楽しめるほか、酒蔵を支援している商店街でも、さまざまなサービスが行われました。それぞれのぐい呑みポイントでは、大勢の皆さんが4〜5種類の地酒を飲み比べながら、違いを確かめていました。どの人も一様に、一口含んでは小首をかしげるような仕草をするのが、ちょっとほほえましい光景でした。私も酒蔵を全部回りきらないうちに、顔が火照ってきました。

 また、この季節使われていない酒蔵の一角をギャラリーにして、市内在住の彫刻家高橋貞夫先生の作品展も開かれていました。磨き込まれた床に窓から光が差し、ほんのりともった灯りに照らされた木彫の作品は、どれも木の質感に溢れ、みずみずしい作品ばかりで圧倒されました。

 「三蔵呑み歩き」に参加された大勢のお客さんたちは、ぐい呑みの小袋をまるで通行手形のようにぶら下げて、市街地に点在している酒蔵を巡りながら、中央通りから小路にも入り、非日常の街なかを楽しんでいました。久しぶりに大勢の人が回遊する姿が街に溢れ、中にはベビーカーを押した若いご夫婦や家族づれの姿も目立ちました。
 このイベントで私は大切なことに改めて気づかされました。それは、街に賑やかさを取り戻すには、こうした小さな手作りのイベントが大切なのだということです。ややもすれば、始めから大きなイベントを考えて行き詰まり、立ち尽くすことになってしまいがちです。

 企画づくりに時間をかけるのではなく、出来るところから始める身近なまちづくり、いわば海図のないまま、とりあえず大海原を目指してまず帆を揚げることなのです。こうした市民の皆さんの勇気に感動し、心からエールをお送りするとともに、市も、協働のまちづくりに必要な羅針盤を早急に用意したいと思います。
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